フランス流、長時間家族ランチ

多くのフランス人にとって、どうやら日曜日は家族や親戚大集合でランチをするのがしきたりとなっているようだ。

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我が夫の実家は”マンジャーレ”のイタリアの血も濃く入っているので、このしきたりが更に濃く重要なものとなっているらしい。

特にママン一家(というか重要なのは夫とぼくちんたち)がロンドンから久々に帰って来た(といっても3ヶ月半ぶりくらい)、ということもあり、この前の日曜日は親戚も呼び、みんなで庭でバーベキューをすることとなった。

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この日はお天気にも恵まれ、この夏一の暑さとも言われるほどの陽気で、ジリジリと突き刺す日差しを感じながら、朝から晩まで庭で過ごすこととなった。

まず午前中はお兄ちんやマミー(おばあちゃん)、タタ(おば)、トントン(おじ)、パパたちとみんなでペタンク。

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ペタンクはちょっとしたスペースがあれば簡単にできる玉を使ったゲームで、シンプルな割に結構盛り上がる。しかも少し慣れてくるとすぐに上達が見えるのでモチベーションが上がりやすい、そして大人も子供もみんなで楽しめる、なかなかに優れたゲームなのだ!

 

さて、ペタンクを小1時間ほど楽しんだら、席に座ってアペロ。

アペロ中はキール(白ワインにカシスリキュールを加えたもの)を片手にみんなでおしゃべり。

そしておしゃべりすること2時間ほど。その間バーベキューの下準備をし、13時頃からバーベーキューのお肉を焼き始める。

それにしても8人分とは言え、このお肉の量(これ第一弾のみ)!

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フランス人は肉食だと改めて思う。

フレンチバーベキューにはバーガーもなければ、もちろん焼きそばなどもない。それどころか、野菜を焼くという発想もない(少なくとも我が夫家にはない)。

野菜はサラダを別途食べるのみ!

さて、お肉が焼けるまでの間は、ワインを飲みながら、義母&子供達の南西フランスのバカンス土産のフォアグラをいただいた。まさにフランス南西部はフォアブラの名産地なのであります。

そして夫祖母のお得意の一品、タブレのサラダ。これはクスクスとトマト、オリーブ、パプリカ、玉ねぎ、ミントなどを細かく刻んだものと、たっぷりのレモン汁とオリーブオイルを混ぜて作るサラダ。

さっぱりしていておいしい!夏の時期にオススメです。

さて、炭の香りとともに、お肉たちがいい感じに焼け、みんなでそれらを必死にむさぼる。人間って何てワイルドなんでしょう!と改めて感じる瞬間であります。

 

そしてその後は、サラダ、チーズ、デザートと続くのだけど、その間約3時間。ずっ〜と、おしゃべりは続いている。

この時点ですでにママンは限界。ぼくちんたちと水遊びやサッカー、ペタンクをすることにして静かにテーブルから去る(笑)。

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この日は夕方4時になっても、5時になってもまだ続いていた。

そしてそのうちご近所さんたちもジョインすることになり、さらに続いた。。。

そしてそのまま軽いディナーまで。

いや〜、参った!

どんなに飲み物とおつまみがあっても、そんなに何時間もの間、テーブルに居続けるのはそれだけで結構しんどいと感じてしまうのに、彼らはそんなことを微塵と感じさせることもなく、近所の人の話題やら、おばあちゃん友達の病気の話、最近買った家具の話などで盛り上がっている。

それからいかにフランスが、食べ物も豊富だし、社会保障もしっかりとしていて”よい”国か。ということを熱く語っている。ふー。もう何度も聞きました、その話ー。

日本は魚の種類が豊富!と言っても、いやいやフランスほどではない、と否定され(知らんくせして!と言い返したいところだがここはひとつ押さえる)、イギリスは食がいけてなさすぎる(それは否定できない。でもフランスにはないよいところも山とある!)とか、まあそんな話をまた延々と。。。何だか時々感じてしまうこの耐久戦的な感覚。。。

そして、”うちの孫息子(うちの夫のこと)は何て美しい(かっこよい)のか!”と夫おばあちゃんから孫息子デレデレのコメントを改めていただき、”うちの息子は1歳半ですでにペラペラしゃべっていたしおむつも外れていた”、と夫母と夫祖母から我が子たちと比較していかに自分の子供が優れていたかのようなお言葉をいただき、さらに、”おむつ外れるのが遅いのは両親のやり方が悪いからだ”とお叱りを受け、しまいには、”私たちと一緒にいたら、後2週間もしないうちに、小さなぼくちんもフランスがペラペラになるのに”と自信満々な発言。どんな子にもその子なりのペースがあると思うんだけど、と説明しようも、通じないのがわかるから、とりあえずひきつり笑いでごまかす。

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いや〜、このランチタイムは正直少々拷問的なものを感じた。

と、そんな話を先日、日仏夫婦の友人に話したら、彼らのところも全く同じようなコメントを仏人母はする、と言っていて盛り上がった。なるほどー。これはある意味カルチャーなのか、と、わさわさとしていた気持ちが少しばかり落ち着いた。

 

とは言え、日本だったら、お嫁さんをたてるために”うちのバカ息子が”くらいなことを言うのに、”なんて美しいうちの息子”と堂々とお嫁さんの前で我が息子(孫)を褒める仏人母・祖母、やはり強し!

本来は食事というのはおいしい料理とみんなとの会話を楽しむ場であるはずなのに、やはりだらだらと長く続き過ぎるのもどうかと正直思ってしまったバーベキューランチだったのでした。

いかん、愚痴ってしまった(涙)。


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