イギリスで学んだこと、その②と言えば(と言ってもその②がいっぱい!)、オープンであり、フレンドリーであり、そしてジェントルマンであること!

まず、Openである、というのは例えば様々な人種に対して、ということ。

移民が多く暮らす国なので当然と言えば、当然なのかもしれないけれど、どこの国籍の人たちもそれなりにWelcomeな印象であるし、人々がそれぞれの生活様式や宗教・信仰に関してとても寛大であるように見える。それぞれの”やり方”を尊重し、それぞれがそれぞれのやり方で暮らしているけど、それがうまく調和しているような、そんな印象を受ける。

もちろんBrexitということが起こったりもしたけれど、最近の若いジェネレーションの人々や大都市ロンドン及び近郊に住む人たちは、少なくとも、ダイバーシティーをうまく許容し、享受しているように見える。

なので(?)、イギリス人は外国人の話す”色々な”英語にも寛大なのだ!ありがたや〜。

それから、彼らは新しいことにもとってもオープン!

世の中の変化を敏感に察知し、取り入れ、そして迅速に対応・適応しているのだ。

これは職場でも学校でも同じ。

小学校ではe-schoolというサイトがあり、それぞれの生徒が自分のページを持ち、クラスの掲示板もある。e-schoolを通して宿題を提出することだってできる。

つまり、子供達は1年生の頃から情報リテラシーの授業があり、ワードやファイルの作成法、インターネットの安全な使い方などの勉強をする。また、宿題の調べものについても、インターネットを使って調べることが奨励される。算数の計算だって、ゲーム感覚で楽しめるオンラインでの練習が宿題に出されたりするのだ。それから、子供向けのニュース, BBC Newsroundも3年生の頃から時々見るように促されていた。

というわけで、これまた前に戻ってしまうけど、リスクばかりを見て保守的になりすぎるのではなく、とにかく、やってみよう!とオープンに、時代の変化にうまく対応する彼ら。そんな彼らが経済的にも文化的にも”成功”しているのは頷ける、と思うのです。

次に、フレンドリーであること。

これは時として、実はイギリス人って、うわべだけ?と思わせる節も多々あるけれど、例えうわべだけだったとしても、他人に対してフレンドリーである、というのは気持ちがよい!

例えば、ママン家族が渡英したばかりの頃。何もわからないママンたちに、親切にフレンドリーに声をかけてくれたご近所さんたち。公園で自然に話が始まってその後友達になったママさんたち、いつもニコニコなぼくちんクラスメートのママさんたち、サッカークラブのパパたち。とにかく、みんなが他人に対してあまり壁を感じさせず、ニコニコしてくれる。腕を開いてくれる。そして手を差し伸べてくれるのだ!

これまたありがたい!何度そんなフレンドリーな彼らに救われたことか。

時には、あまりにフレンドリーで、照れ臭くなるほど。例えば、お店の人や、パトロールのおばさんなど、知らない人に、”ダーリン、気をつけて!”とか、”ありがとう、My dear" とか言われると何だかドキドキしてしまう❤️でも正直、悪い気はしない。

上司だって、"My love"と呼んでくれたりするのだ(ちなみに女子)。ドキドキしちゃうと思う!もちろん言っている本人は、おろらく何の深い意味もなく、”〜さん”くらいのつもりで使っているのだけど、でも、これだって、言われた方は悪い気はしない、どころか、何だか受け入れられているようで嬉しかったりもするのだ❤️

というわけで、イギリス人はとってもフレンドリーなのです!

最後に、ジェントルマンであること!

これは男性のことになってしまうけど、やっぱりうわさ通り、イギリス人男性はジェントルマンだと感じる。

例えばエレベーターに乗り降りするとき。必ず女性を先に通してくれる。もしかしたらこういう行為は今の時代、男女差別とか言われてしまいかねない気がするけれど、ママンからすると、そういうことがスッとできる男の人って素敵だなーと思ってしまうのだ。

電車でだってそう。自分が立っている前の席が空いたら、まずは周りに女性がいないことを確認してから男性は座る。もし周りに女性がいたら、譲ってあげるのだ。

ママンは一度、男性から席を譲ってもらえそうになり、逆に戸惑った!ええ??私、妊娠してないけどー。妊婦に見えたかしら?

当時はまだ、男性が女性に席を譲るという”ジェントルマン”ルールを知らなかったので、その男性が席に座りなよ、とジェスチャーしてくれたことがショックだったのです。

まあ実際、”疲れている”のは男性も女性も同じなので、わざわざ女性だからということで席を譲ってくれる必要性はもちろんないのだけど、何となく、その”余裕”が素敵に映る。

そしてまた、うちのお兄ちんですら、よく”レディーファースト”という言葉を使って、何かとママンを先にしてくれる。多分、学校生活を通して、何かあるたびに先生たちが、”レディーファースト!”って言うんだろうな、と予想している。

イギリス人のレディーファーストはやはり教育によって作られるようです(笑)。

というわけで、イギリス人から学んだこと第2弾。オープンであり、フレンドリーであること。これは真似できる!ジェントルマンであることについては、我先に!という態度ではなく、周りを見る余裕、譲ってあげるという優しさ、は真似できるんじゃないかと思っているのであります❤️

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