昨日はママンたちの9回目の結婚記念日。

夫からはピンクのバラの花束をいただきました❤ そして今夜は母が我が家に泊まりに来てくれるので、夜、ちょっとばかり夫と近くの居酒屋にでも行けたらと思っています!

さて、結婚にちなんで今日はまた恋愛・結婚の話題!

”結婚と恋愛は違うの?”

よく学生の頃、友達と議論していたお題。当時ロマンチックであった(今も笑)ママンはもちろん、”同じだと思う!”と信じ、いかに恋愛と結婚が同じものかについて熱く”理想論”を語っていた。

あれから、かれこれ15年以上がたち、こうして結婚生活を9年過ごして来てどうかというと、ママンの場合は、イコールではないけれど、結婚の前提に恋愛は必要、というかあった方がいい。けれども結婚にはいたらない方がよい恋愛というのも多くある、と思っている。

また、恋愛にはいいけれど、結婚には向いていない、もしくは恋愛には退屈かもしれないけど、結婚には最適というタイプの人もいる。

これまでの恋愛経験を通して、恋愛には刺激たっぷりで楽しいけど、この人と結婚はしない方がいいだろうなあ、というような付き合いもあった。自分はのめり込んでしまっているので、”結婚したい!結婚しても絶対に大丈夫!”と信じているのだけど、周りからはどう見ても”危険”に見える付き合い。

少女だった頃のママンの好みは、男気があって、夢を追いかけている人だったので、確かに見ていてその生き様はとても格好良いのだけど、そう言う人は大抵、ともすると自己中心的で相手のことを考える余裕がない、という風。

こういう彼は確かに一緒にいるととても刺激的で、女心を狂わせてしまう何かを持っている。けれども、彼は、まずは自分(彼自身)が第一で、彼女(自分)は後回しなので、彼女としては結構さみしい思いをする。しかも彼の都合や気分に振り回されるのだ。そして自分は我が道を行くくせに、彼女の自立は嫌がる傾向にある。自分は自分のことに突き進み、彼女にはそんな自分についてきて欲しい、と。なので、こういう”自分第一”男の彼女は、完全に彼のサポート役として生きるか、密に自分の世界を築き上げ、そちらで自分を満たす何かを見つけるか。でないと長い結婚生活、幸せ感を得るのが難しくなるように思う。

ママンの場合は、何せ若い頃は人生に刺激を求めていたので、どちらかというと上記のような人との付き合いが多かったように思う。けれども自分を含め、そういう人は身軽に状況に応じて拠点を変えたりするので、幸か不幸かその度に関係が終わってしまったりしていた。

今の夫に出会ったのはパリ在住時代にはまっていたロックのダンスレッスン。毎週火曜日に通っていたのに、その日は、いつもと違った顔ぶれがあった。彼と初めて目が合ったとき、ママンは他の誰かと踊っていた。けれども彼と目が合った瞬間から彼だけが鮮明に見えて他の景色がすべてぼやけて見えたように感じたのだった。

それから、踊っていた曲が終わり、彼がこちらに歩いて来、私も彼の方に歩いていった。そして自然と一緒に次の曲を踊り、お互いに名前を聞き、会話をするようになった。

とても甘い気分でその日は帰宅し、何だか夢み心地で次の火曜日のレッスンまでの日々を過ごしたことを覚えている。

そして次の火曜日。もちろん彼もレッスンに来ていた。ママンの心はキュン❤

フリーダンスの時間はお互い惹かれ合うようにず〜っと一緒に踊り、帰り道に電話番号を聞かれ交換した。彼は車で来ていたので、”家まで送ろうか”、とオファーをしてくれたけど、さすがに丁重にお断りをし、その日はお別れをした。

その日帰宅後、すぐにメールをいただき、翌週ディナーに誘われた。それがママンたちの初めてのデート❤

と、なぜか一人で出会いを思い出しては甘い気分に浸ってしまったのだけど(すみません!)、そう、どうして彼を結婚相手に決められたか、って、彼はそれまで付き合ってきた人たちとは少し違う、という印象があったのだ。

”俺、俺!”していない。よくも悪くもあまり”自我”がない。なので、ジョークという意味ではとても面白いのだけど、生き方的には少々退屈をしてしまうくらい”普通”なのだ。

でも何だか一緒にいてとても心地がよく、まるで兄弟と一緒にいるかのような錯覚を覚えるほど、自然に感じたのだ。

なので、付き合いがまだ浅かったうちから、”きっとこの人とずっと一緒にいるだろうな”という感覚はあった。

多分、ママンが能動態、彼は受動態、ママンが動、彼は静、ママンが冒険家、彼は安定志向、ママンが”どうにかなる!やってしまえ!”の行動派、彼は”いや、ちょっと待て!”の慎重派。

という風に、お互いの性格の不一致(笑)が実はお互いを補強し合っていて、二人としてのバランスがとてもよく心地の良い関係でいられるのかな、という気がする。

結論としては(やっと結論!)、恋愛と結婚は、恋愛という大きなくくりの中に、結婚という小さなくくりが入っている感じなのかな、ということ。恋愛に条件は必要ないかもしれないけれど、結婚にはある程度、条件というのも必要となってくる。だって一緒に生活をしていくわけだから。しかも家族を作るとなるとなおさら!もちろん条件というのは、性格面から、彼の家族背景や、今後の希望(家族を持ちたいか、どこに住みたいか、どういう生活がしたいか、など)など、様々な要素が絡んでくるのだけど、デートはできるけど、一緒に生活はできない、という人とはもちろん結婚はできない。かといって逆に、条件だけで選んでしまって、そこにまったく情熱や恋心がない、というのも、惚れっぽいママンには無理だ。とはいえ、はじめはあまり感情がなくても、一緒に生活していくうちに好きになるというパターンもあるんじゃないか、とは思っている。

やはり結婚は長期的に安定した心持ちで一緒に暮らしていけそうな人を選ぶのがいい!後はやっぱりそれぞれの組み合わせ。一緒にいて楽しいか。一緒にいて落ち着くか。と、云々言っている時点でやはり結婚と恋愛はイコールではない、という結論なのかな、と。

 

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