ちょうど昨年のこと。

中学時代の親友がFBで、GWに家族で房総のむらに行って来た!という投稿をしていた。

房総のむらはママンが育ったところから割と近くにある体験型博物館で、古代から近現代までの衣食住、技術の移り変わりを、五感を通して体験し、理解を深めることができる場所です。

そんな彼女の仲良しファミリーで楽しげなGWの写真を見て、とても懐かしく、ママンもそんなGWが過ごしたい!!と強く思ったのでした。

当時はロンドンどっぷり生活。いつの日か家族で日本で暮らしたいなー、と思いつつも、そんなことは全く現実味を帯びていなく、ちょっぴり悲しい気持ちになったりもしていたのでした。

それから1年後。

GWに家族で行って来ました。我が庭であったような(うそ笑)房総のむらへ。

しかも兄家族も一緒に!

昔から数え切れないほど、何度も行っていたとは言え、やっぱり楽しい場所です。特に子供達が日本の伝統的な文化に触れることができるというのは、とてもありがたいです。そして子供だった自分が楽しんでいた場所を子供たちにも共有できるというのは、何とも嬉しいことであります。

さて、房総のむらでは、例えば、四季の行事に応じて、雛人形作りや鯉のぼり作りができたり、ろうそくに和紙をつけたり、たたみを編んでみたり、紙すきができたり、また、着物や袴を借り、着付けしてもらい、江戸村を散歩することもできます。

今回はGWの特別イベントとして、竹とんぼ作りや水てっぽう作りなどのアトリエも開催されていました。

物作り大好きっ子にとってはパラダイスのような催しです。

また、房総のむらに隣接している坂田ケ池総合公園にはキャンプ場や吊り橋、長〜い滑り台など楽しい遊具も多く、ちょっとした週末の気分転換には最適な場所であります。

というわけで、我が家、我が両親、そして兄家族で、今は空き家となってしまっている我らが育った家に一泊し、房総のむらと坂田ケ池総合公園を満喫し、おまけに午後のひとときは弟家族もジョインし、一緒に成田空港に離着陸をする飛行機を眺められるスポットへも行き、子供達も大人たちも大満足のGWでした。

と、ここで今日は終わり!と思い来や、もう一点。

坂田ケ池総合公園で楽しんでいる人々を見て仏人夫が、”これ、面白いから写真撮った〜”とスマホを見せて来た。

何かと思って覗いてみた写真はこれ↓。

この光景はとっても日本を象徴している、と。

何かというと、まず、みんなが端っこにきちんと日よけテントを並べている、ということ。何ともwell-organised な国民性であると。しかも、きちんと子供達が真ん中のスペースで遊べるように配慮している。何とも気の利く国民性であると。

それから、太陽が出たらすかさずビキニや水着に着替えて公園に行き、芝生で堂々と日光浴を楽しむ欧州人とは対照的に、ピクニックへ行くのにテントを持参し、小さなテントの中でピクニックを楽しむ日本人。太陽の光を浴びたくて、日焼けしたくて仕方ない欧州人とは対照的に、いかにして太陽光(紫外線)を浴びないかを探り、いかに日焼けをしないか、美白をするか、に執着する日本人。

もちろん太陽が割とレアであるパリやロンドンでは、太陽光は貴重なので、晴れた日は外に出て光合成をしよう!となるのはわかる。ママンもそうだった(芝生にビキニというのはママンの中ではあり得ないけど(笑))。

しかもロンドンで働いていた時の同僚たちは、南スペインに家を持っている人が数人いて、よく週末や金曜日プラス週末で、飛行機に乗りスペインまで太陽を浴びに行っていた。彼らにとって、ある意味太陽はお金を出して買うものなのだ!

ところ変われば常識も変わる。

日本での日々の生活を仏人夫目線で見てみると結構面白かったりもするのでした(笑)。

 

 

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