欧州では、よく知らない人同士が集まるパーティーが開催される。

パーティーを企画した人が、自分の友人たちを招くのだ。パートナーがいる人はそれぞれパートナーも連れてくるのが当たり前。

企画した人の友人同士は知らないもの同士ということも多いので、企画者の友人同士が出会う機会になる。時には、招待された友人が自分の友人を連れてくることもあるので、一度のパーティーで多くの知り合いができる。つまり同時に、ほとんど知らない人同士が集まってパーティーを楽しむというわけだ。

といった風に、欧州では知らない人と出会う機会が多い。

だからなのか、欧州人は初対面の人と話すことにとても慣れていて、日本人からすると、よくもまあそんなに話すことがあるものだ、と感心してしまうほど、初対面同士なのに長時間話が弾んでいたりする。

そんな出会いの多いひとときを楽しんでいるのだ。

さて、土曜日夕方は久々にそんな欧州式パーティーに誘われたので、ありがたく家族で行って来ました。

仏人家族や日仏家族、またその他の国籍の方も多く、とっても国際色豊かな雰囲気の中でのパーティー!

また、ポットラックパーティー(一家族、飲み物一本と食べ物一皿を持参するとのことだった)だったので、テーブルに並べられたお料理も色とりどり。国際色豊かで華やか♪

子供たちは、子供たち同士で遊ぶことに夢中だったので、大人のように飲み物や食べ物にはあまり興味を示していない様子でしたが、やっぱり大人は会話を楽しみながらも、おいしいワインやお料理を楽しむことが好き♪

ママンファミリーも2,3家族しか知り合いがいない状態での参加でしたが、結局20人ほどと新たに知り合うこととなり、楽しいひとときを過ごすことができました。

ママンはこういったポットラックパーティーが大好き♡

知らない味に出会えることももちろん楽しいし、新たな出会いというのはいつも楽しく、刺激的で、人生が豊かになる気がするから。

もちろんその場で楽しく会話をして終わってしまうこともあるけれど、新しく連絡先を交換して再会し、家族ぐるみでのお付き合いが始まったり、個人的に仲良くなる人もいる。

欧州でのポットラックパーティーは、"気楽”に開催されるのもまたいい。

日本人同士で同じことをやろうとすると、飲み物の予算はいくらほどで、食べ物は誰がどういう系を用意するか等、細かいことを予め決めることが多く、何となく堅苦しくストレスフルな雰囲気になりがちな気がするのだ。

欧州的発想だと、誰が何を持ってこようが、誰も干渉しないし、品数があるだけでありがたい。高級なものを持って来たい人は持ってくればいいし、手作りがいい人は手作りすればいいし、とっても凝ったものを作りたい人は作ればいい。買って持って来たい人は買ってくればいい、といった具合だ。

"飲み物”と言っても、子供用のジュースがよければそれでもいいし、ワインでも日本酒でも、お茶でも、何でもいいのだ。それぞれ飲みたいものを持ってくればいいのだ。例え、それが偏ってしまったとしても誰も気にしない。

”一皿”の食べ物も同様。

デザートがよければそれでいいし、メインや前菜を用意したければそれでもいい。

予め担当を決めなくても、どういうわけか、結局うまく料理のバランスもとれるもの。前菜も数品、メインも数品、デザートも数品ある。

また持参したものの”質”や”でき具合”に関して、誰もジャッジしない。それぞれが自分が食べたい!と思うものをお皿に盛って食べればいいのだ。

というわけで、とっても気楽な雰囲気だということが予め予想できるので、参加するのも"ストレス”にならない。

これが日本人同士だと、どういうわけか”プレッシャー”に感じてしまう場面が多いように感じる。

とっても凝ったものを作らないと母親失格だろうか?

逆にあまり凝りすぎると浮いちゃうだろうか?

とか、買ったものだとまずいのかな?

とか、飲み物だったらいくらほどのものを買うべきか?

といったように、やっぱり周りとの調和を考えてしまい、あまりそこから乖離しないだろうか、と心配になってしまうのだ。

そんなことを考えるのが面倒で、家に人を招いておもてなしするのがいやだ、と言っていた友人がいたけれど、確かにそいういうことを考え出すと、きりがなくなり、ただ楽しみたい!というだけの本来シンプルであったはずのことが、複雑なものとなってしまいストレスとなり、やっぱりやめた!となってしまうのだ。

お互い、”ジャッジ”をするのをやめる。

どうしたら”浮かない”だろうか、とか、”ちょっと見栄を張ってみようか”とか、そんな複雑なことを考えるのをやめる。

自分が心地よいと思うものを作る、心地の良いやり方でいいのだ。

気楽に、純粋にその時間を楽しめばいいのだ。

と、なぜかそんなことを後になって考えてしまったお気楽なポットラックパーティー。

純粋に気楽に、心から新たな出会いと会話を楽しめた時間となりました♪

お友達ファミリーよ、素敵な会にお誘いいただきどうもありがとう♡

 

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