やっぱり年度初めだからなのか。
ここ数週間は、子供たちの保護者会だの、新しい習い事の付き添いだの、一時帰国中のお友達との会合だの(4月5月は気候がよいからか、海外組の一時帰国のラッシュ!)、通常通りの仕事に加え、少々面倒なタスクから、嬉しい時間まで、色んなアポがあり、バタバタと音を立てるように日々が走り去っています。
そんな中、先週はイタリア商工会議所主催の様々な国の商工会議所が集まる立食パーティーへ行って来ました。
フランス主催のイベントやセミナーは何度か参加しているのですが、他国のものは今回が初めて。
様々な国のビジネスパーソンが参加するとのことで、気分は一気に盛り上がり、ビジネスディベロップメントの一環として参加することにしたのです。
場所は天王洲アイルのTerrada Warehouse (寺田倉庫)。
ウォーターフロントにある倉庫跡が、モダンでオシャレな空間に!
ウェブサイトのデザインもハイセンス。どうやら、芸術と文化を発信し、地域活性化を目指して様々なイベントを主催しているようです。
先日、投稿したT.Y.Harborというアメリカンなレストランのすぐ隣でした。
そんな素敵な空間の中でのインターナショナルイブニング!
東京にこんなに多くの外国人ビジネスマンが集まることもそんなにないのでは!と驚くほど多国籍な人々が集まった空間。
男性はスマートな、そして女性は華やかな装いを身にまとい、各々がワイン片手に会話に花を咲かせていました。
ママンはというと、ワインとお料理をいただこうと並んでいた列の後ろの子(中国系カナダ人の学生でした)と目が合い話し始め、結局約2時間、その子と話して終わってしまいました。
しまいました、と書きましたが、実は、彼女が勉強している建築について、それにまつわる哲学や文化について、中国系移民としてのカナダでのアイデンティティーについて、ママンもかつて2年弱住んでいたバンクーバーについて、彼女の今後について、ママンのビジネスについて、とそんなことで大いに盛り上がり、気づけば”そろそろ帰らねば!”の時間になっていたのでした。
通常、こういったパーティーに参加するときは、”ビジネス”という意識が強いので、なるべく多くの人と知り合いになって話したいなーと思いながら、実はそわそわしてしまって会話に長いこと集中できないこともあるのだけど、今回はビジネスどころか、しかも一人の学生と全ての時間を使ってしまった。しかも、彼女の他の人と出会うチャンスをある意味奪ってしまったことにもなる。
と、一瞬反省したものの、いやいや、やっぱりとても興味深かったし、刺激的だったし、おそらく彼女もそう感じてくれていたのでよしよし!としました。というより、やはり新しい人との出会いはとても刺激的で面白い!と改めて感じ、むしろ有難く思ったのでした。
そして、やっぱり若いっていい!情熱的だし、エネルギッシュだし、怖いものなしだし、希望に満ちているし、未来が開けている感じで、何だかそんな感覚が懐かしくなった。
そんな気持ち、もう遠い昔に置いてきてしまったような、よくも悪くも、気づけば現実的になった自分がここにいる、と感じたのでした。他人の姿を見て、自分が歳を重ねたことに気が付く、みたいな。
まあ、もちろん、若くて勝気で向こう見ずが故の失敗もママン自身、いくつもあったけれど、今思えばそれも全て人生の財産であり、貴重な経験であり、それが許される何とも有難いライフステージだったんだなーと改めて思う。
親となってしまった今、子供を守るという大きな責任を背負っている今となっては、自由気ままな勝手なことはできないけれど、時々こうして若い人とお話をしてたくさんの情熱とたくさんの希望、エネルギーをお裾分けしていただける機会は貴重!と感じたのでした。
というわけで、ビジネス的にはそれほど実りはありませんでしたが(かと言って、あまりガツガツ名刺交換をするのは好きではない)、素敵な空間で、美味しいお食事とワインをいただきながら、興味深い会話を楽しむ、という意味ではとってもリフレッシュできた、よい気分で帰路につけた素敵なひとときとなりました。
ちなみに、ヒールで2時間立ちっぱなしでの立食パーティーはやはりキツかった(涙)。足がパンパンにはれて、駅まで歩けないんじゃないかと思ったほど。女性は努力しているんです(笑)!
最後に、寺田倉庫(うん、やっぱりTerrada Warehouseの方が素敵な響き(笑))、とっても素敵でした。ウォーターフロントのウッドデッキや夜のライトアップもロマンチックで女心をくすぐるので、お近くの方は是非♡