週末は、フレンチスクールの学園祭に行って来ました。

学園祭と言っても、各クラス生徒たちが一丸となって、様々な出し物を用意したり、ショーを披露するといったものではなく、保護者が中心となって出店されるスタンドがあったり、ダンスや音楽クラブの子供たちが公演を披露したり、有志のグループがゲームや遊びのブースを運営したりする、という感じの、とってもゆる~いお祭り。

昨年はママンファミリーにとっては初の学園祭だったので、とにかくお客さんとして行ってみて楽しむ!ということに徹しましたが、今年は昨年の経験から、学園祭とはどんなものなのか、という概要はつかめていたので、率先してお手伝いをしようと思っていました。

というわけで、お友達ママと一緒に綿あめ屋さんを担当することに!

実は、綿あめを作った経験はなく、正真正銘の初心者だったのですが、”楽しそう!!まあ、誰か教えてくれるでしょう!”、と、甘~い期待を胸に、いつものように突っ走ってしまったのですが、やはり現実はそこまで甘くない!という壁にぶち当たるのでした。

朝は、ワクワクし過ぎて早めに学校に到着したのですが、着いてみてびっくり!

集合場所すらわからないので、まずは綿あめ装置のある場所を探しまわることからスタートし、やっと見つけたものの、責任者だか指導者らしき人は誰もいない。装置が静かに置いてあるだけ。しかも、ザラメや割りばしと言った材料も近くに見当たらないではないか!

キョロキョロしていると、若干離れた場所に、材料らしきものの入った段ボール箱を発見!

綿あめ装置の横に放られていた装置の説明書及び綿あめの作り方を見ながら、どうにか装置をセットし、綿あめ作りの練習が始まりました。

とは言え、さすがフランス!こりゃ~、いやでもしっかり者になるし、自立するわ~、とお友達ママンと苦笑。同時に、“日本では何でも丁寧に面倒を見てくれるから(例えば、電車では傘の落とし物がないように放送を流してくれたり、ホームでの並び方が指示されていたりすること)頭を使わなくても生活できるから楽だわ~”と、我が仏人夫が嫌味を言っていたことを思い出しました(笑)。

さて、綿あめ作り、じっくりと練習をしたいところですが、やはり、お祭りの一大人気の綿あめ。11時の開始とともに、みるみる行列が!!!

結局、あまり練習する暇もなく、とにかく作って売りさばく!というスタイルに変更!大きさがまちまちであろうが、形が崩れていようが、やり直しをしている時間はない。

作っては売り、作っては売りを繰り返すこと1時間。

次のスタンド担当者にバトンタッチをし、無事任務を終了いたしました!

いや~、結局、どうもうまく丸い形を作れないママンが会計と品物の受け渡しをすることが多くなり、器用なお友達ママは綿あめ作り、フル稼働!

たいした数の綿あめを作っていないママンですら、任務終了時には右腕が痛い~!と筋肉痛のような痛みがあったのに、数をこなしていたお友達は、相当疲れただろうと思うと胸が痛くもあります。お友達、お疲れ様!

とは言え、こうして物を売る立場になると、買い手の態度や言葉遣いで、何となく性格や人となりが垣間見れる気がして面白い!

さて、日曜日はというと、久々に家もしくは家の周辺で、まったり過ごそう!としていたので、ママンは学園祭のバザーで100円で購入した本、「フランス女性の働き方ー仕事と人生を楽しむコツ」を楽しく読み、そして今月末、10歳になるお兄ちんの誕生日プレゼントの準備を進めていました。

10歳の誕生日プレゼントは、10年分の数々の写真を散りばめたアルバムと随分前から決めていました。

ロンドン在住時代に、近所の仲良しママが、息子の7歳の誕生日にアルバムをプレゼントすると言っていたのを聞き、”なんて素敵なアイディア♡”と思っていたのです。7歳というのは、どうやら人間の成長段階を長期的に見たときに、一つの大きな区切りだとか。

ところが、お兄ちんに関しては、もうすでに7歳は超えていたので、次に区切りが良さそうな、”2分の1成人”ということで10歳にしました。

まだまだ作業途中ですが(今現在で4歳半あたり!まだまだ道のりは長いです!)、これがまた楽しくって♪

過去の写真を探りながら、”こんなことあったな~”、とか、”こんなとこ行ったね~”とか、”かわいい♡”とか、”みんな若~い!”とか、そんなことで一人喜々としながらの作業。

同時に、何だか時の流れが切なく、美しい過去に涙が出そうになったり。

それにしても我が息子、今となっては、落ち着いていてしっかり者ですが、やはり写真を見て思い出した!本当に、いたずらっ子で、ママとパパ、大変でした!!

どの写真を見ても、じっとしていない。常に、妙な動きや、へっへっへ~といった表情をしていたり、とにかく常に何か面白いことやいたずらを探している風なのです。

そうそう、こうだった、こうだった!だからこの子がある程度大きくなるまで二人目が欲しいとは思えなかったのだ!と、色んなことや感情が蘇って来ました(笑)。

いや~、子供って随分変わるものだな、と改めて思いました。

また、当時はまだママン夫妻も30歳前と若かったためか、赤ちゃんお兄ちんを連れて本当に色んなところに旅行していたことが思い出されました。

保育園の空きがなく、不本意ながらも随分延長することとなった育児休暇。その間に、日本への帰国はもちろん、台湾、モロッコ、イタリア、南仏、ロワール地方、ブルターニュ地方、とあらゆるところに行っていました。

今思えば、よくやったなーと感心するばかりですが、こうして写真を見てみると、やっぱり素晴らしく美しい思い出だし、お兄ちん本人は当時旅行した記憶は全くないとは言え、写真を見て色々と感じてくれるのでは!と期待したり。

やはり、思い出作りは大切です。人生をカラフルにし、時々スパイスを入れるためにも、そして振り返った時に、あたたかな気持ちになるためにも、家族や友達と色んな経験をし、写真におさめることは大切です。

もちろんプレゼントのアルバムに載せる写真は厳選しているのですが、おそらくかなり分厚いものが出来上がるのでは!と予想しています。

まだ完成していなので何とも言えませんが、おすすめなプレゼントな気がします(おっと、子供からしたら玩具をもらった方が嬉しいかもしれないけど(涙))!

 

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