近所のママたちと時々”ママンズナイト”をする。

2013-10-07 02.55.05

たいてい土曜日の夜に一人のお宅に集まってリビングルームをのっとり(笑)、ママたちで各国ディーナーしたり、テーマを決めてデッサンしたり、映画を見たりする。

パパたちはパパたちで時々みんなで集まって近くのパブにサッカーやラグビー観戦に行くのだが、そんな風に、ママたちはママたちでたま〜に、テーマを決めて集まりママンズナイトをしているのだ。

今回はムービーナイト。

とは言え、せっかくなので、みんなでゆっくりとおしゃべりしながらご飯を食べたいので、それぞれテキトーにおつまみを持ち寄ってフィルムの前に軽くディナー。

今回は酒好きなママンたちを考慮して(笑)プロセッコ(イタリア産の白スパークリングワイン)と前回みんなで飲み始めてそのまま放置してあったベイリーズ(アイルランド産のクリーム系リキュール)、そしてオリープとフェタチーズのケークサレ(お惣菜的なパウンドケーキ)を焼いてお邪魔しました。

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ホストのママが作ってくれて中国風お粥とケークサレを食べながら、ワインを飲み(すごい組み合わせ!そこに秩序は全くありません)、ムービーナイトへと移行するのでありました。

さて、近所のママンたちはなぜかみんなとってもアート好きなので、さすが選ぶフィルムも何だかとってもアーティー。そして今回選ばれたのはセバスチャン・サルガドの"The salt of the Earth"”地球へのラブレター”というドキュメンタリー。

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ブラジル生まれの報道写真家、セバスチャンが、前半は”人”をテーマに世界を旅しながら、地球の至るところで繰り広げられる過酷な現状をカメラにおさめる姿を映し出し、後半は大自然の神秘や美を追求していく彼の姿を描写している。そしてところどころ、彼の壮絶な人生を通して感じたことなどを語っている。とても衝撃的だけれど、何とも美しく映し出されている写真の数々を愉しむことができる。

久々に”美しく”なおかつ”衝撃的”なアートに触れて心が揺さぶられた。英語で表現すると何ともinspiringなドキュメンタリーであった。そんな壮絶な人生を歩んでいる彼を常に遠くから支え続けている奥様にも感銘を受けた。愛だね、愛!いや〜本当にすごいわ!

というわけで、少々深く重たいドキュメンタリーなので、わっはは!で終わるようなママンズナイトではありませんでしたが、このように時々アートに触れる機会を持つのは大切だなあと改めて感じた時間でした。

ちなみに前回の(と言ってももう半年近く前だけど)ママンズナイトは綿の花のデッサンでした。ワイン片手に半分酔っぱらいながらデッサンするのもよいものです。

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