ポルトフィーノを出て車に揺られること約2時間。

IMG_4812最後の20分ほどは山の中のくねくね一本道を登る、登る。かなりの急カーブが続くところが多々あり、対向車が直前まで確認できず、ハラハラドキドキの私たち。緊張感に満ちた夫ドライバーと後部座席でグースカ眠るぼくちんたちのコントラストが笑える!と密かに思いながらも、そんな僕たちに癒されている余裕もなく、ママンも普段はお眠り組に堂々仲間入りなのだけど、今回ばかりは少々びびり気味。

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だんだんと山の雄大な景色に感動する余裕が出てきたぞ!と思えた頃、やっと目的地の宿泊施設に辿りつきました。パパお疲れ様!って本当にここでよかったの?と目を疑ってしまうくらい、まさにin the middle of nowhereです。周りにお店は一つもありません。何か買い物をするたびにまたこのくねくね道を往復する必要があるようです。愕然。。。

とはいえ、やはり美しい!目に映るあらゆるものに人工的な色がひとつもない。すべては自然の色。体も心もとても休まりそうな、リチャージできそうな予感にまたもワクワク!そして朝食は山の緑とフレッシュな空気を満喫できるテラスで楽しむことができるのでした。至福なひととき、そして、最高な1日の始まりです♪

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お部屋のインテリアもナイスセンス!

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実はこの宿、”キッチン付き”というのでわざわざ選んだつもりになっていた(1週間の滞在であるため、子供たちと毎回外食は大変なので)のにも関わらず、キッチンがない!ええええ???とだまされた気分になっていたのですが、どうやら私がキッチンなしの部屋を誤って選択していたらしいこと発覚(涙)。やはり写真だけで浮かれて決断するのはよくないようです(笑)。この素敵な憧れのお風呂に惹かれてこの部屋を迷わず選んでしまったのだけどなあ。お風呂め!でもリベンジも兼ねて十分満喫させていただきました!食事に関しては少々困りましたが、昼食は常にどこかの街に出て食べ、夕食はホテルのレストランに時々ご飯やパスタを注文し、サラダやハム・チーズなどスーパーで入手したものと一緒に食べたり、たまには奮発してホテルのレンストランで食べたりなど、どうにか凌いでいました。子供とのバカンスは食事が結構悩みの種になったりします。

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子供たちはプールさえあれば楽しめることは重々理解していたので、もう一つホテル探しの条件に入れていたのは、プールのあるところ。

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緑の中のプールもいいものです。と〜っても開放的な気分になれ、まるで魚になったような気分で泳ぐことができます(笑)。

小さなぼくちんもくつろぎモード。

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負けずにママンも最高にくつろぎモード。

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毎日、朝ゆっくり起きて、お庭を散歩し、テラスでゆっくり朝食をとり、プールで遊んで、街に出て、ゆっくりランチを食べ、街を散歩し、ホテルに戻り、またプールで泳いで、部屋のテラスもしくはホテルのテラスで夕食をとり、ぼくちんたちが寝静まった後は部屋のテラスでイタリアワインを飲みながら、夫とおしゃべりしたり、自然の音に耳を傾けたり、の繰り返しでした。

パリやロンドンにいるとセミの声を全く聞かないので、久々にセミの奏でる音楽を楽しむことができました。また手を伸ばしたら届いてしまいそうな控えめに輝く星たち、そして耳をやさしくなでるように通り過ぎていくそよ風。すべてがとても心地よく感じられ、心と魂が洗われるような感覚に身を包まれました。

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そんな非日常なゆったりとした時間、そして子供や夫と過ごせる密な時間を心から楽しみ、エネルギーをリチャージすることができました。

やはり”バカンス”というのは心身の健康を保つために必要不可欠なものであると改めて実感した休暇となりました。

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