イギリスのいじめ・パワハラ対策

イギリスではいじめやパワハラといった人権を侵害するような行為に対しては、かなり厳しい取り締まりがされている。

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例えば、お兄ちんの小学校では、いじめに関しての授業が定期的に行われている。もし、いじめの被害にあったらどうするか、またいじめられた人はどのような気持ちになるか、といったことを考え発表し合う内容のようだ。また宿題で、いじめをやめよう!といった内容のポスターや、詩を書かされていた。特にイギリスでは様々な肌色を持った子供たちが一緒に学んでいるので、人種や宗教による””差別”的発言や、”いじめ”に対する取り締まりや罰則もかなり厳しいようである。

例えば、先日、お兄ちんがお風呂に入りたがらなかったので、”お兄ちん、お風呂はいらないとお友達に、くさ〜い!ってからかわれるよ!”と脅してみたのですが、返って来た言葉が、”そんな失礼なことを言った友達がいたら、すぐに先生に怒られて、校長先生から親が呼び出されるから、誰も言わないよ、そんなひどいこと!”とのこと。

この回答には少々面を食らった。なるほど。子供は確かに放っておくと結構残酷な顔を見せたりするから、こうして外からの圧力を与えて言動や行動を制限しているわけだ。これはとてもよいことであると思った。子供は知らずに悪徳を行うことがある。また事の重大さをきちんと理解せずに友達を傷つけたりすることもある。なので、そういったことは絶対にやってはいけないこと、やってしまったら罰を受けること、という認識を子供のうちから植え付けておくことは意義のあることだと思ったのです。

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また、子供の世界だけではなく、大人の世界でのいじめやパワハラ・セクハラに関しての取り締まりも同様にかなり厳しい。

例えば職場では入社と同時に全員、いじめ、パワハラ・セクハラにまつわるオンライン講座の受講が義務付けられていて、ちょっとしたテストをパスしなければならない。社内でいじめやパワハラ等の声が上がった場合には、即HRマター(人事問題)となり、ワーニング(注意状)が送られる。そしてもちろん加害者となった人はブラックリスト。2、3回ワーニングが送られた時点で解決されない場合は、首が跳ねる、つまり解雇されるのだ。’部下に怒鳴った”、”他人の前で侮辱された”といったことが人事の耳に入った日にはかなりの確率でワーニングが送られ、要注意人物となる。

なぜそこまで取り締まりが厳しいかというと、いじめ、パワハラ等が起こると当事者のみに悪影響があるばかりか、チームの雰囲気・モチベーションが低下し、しまいにはビジネスに悪影響となるかららしいのです。

また一般的に欧州ではキリスト教的思想が根付いているので、人権の尊重、人として生きる権利を守る、といったことに関してはかなり徹底しているし、その侵害を決して許さない、といった風潮があるようにも思う。やはりイギリスではいじめる方が完全に悪い、という共通認識はここにも起因しているようです。

大人のいじめについては本来ならば、外からの圧力を与えて取り締まるまでもない気もするけれど、確かにある程度取り締まらないと実際そういうことが起こってしまうので仕方がない。

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とはいえ、いじめやパワハラはいいことがひとつもないのにどうしてそういうことをするのだろう、と思う。なんの解決にもならないどころか、いじめの被害者だけでなく、加害者もそして関係者すべてに破壊的な結果しか生まないと思うのです。いじめやパワハラによる長期的なnegative impactを考えると、そんな破壊的なことに時間やエネルギーを使えるほど人生は長くはないと思うのです。

確かに世の中には色んな人がいる。うまが合う人もいれば合わない人もいる。かなり個性が強い人もいるし、扱いにくい人、難しい人、不思議な人だっている。要は一人一人が違う、ということなのです。それが人なのです。みんな違う色を持ち、個性を持ち、考えを持ち、表現方法を持つ。だから面白いのです。なので、難しいなあと思う人に出会ったら、”おお、来た!”と、新たな挑戦としてとらえ、ゲームをしている感覚で、どのようにかわしていくか、距離をおくか、むしろ付き合っていくか、といったことを楽しめばよいと思うのです。そう、ゲームのように後から後から待ち受ける障害物を乗り越え、そしてかわしていくように。こうして自分を訓練していくと、気が付いたら”生きる力”が養われていると思うのです。と、もちろん”言うは易し”というのは重々承知しながら書いているのではありますが。。。どちらにしろ、破壊的なことに時間とエネルギーを使うのではなく、建設的なことに使っていきたいなあと思うのです。そしてできる限り自分の心を汚すようなことはしたくない、と常日頃考えているのであります。

と今日は真面目にイギリスのいじめ・パワハラ対策について、そして自分なりに思うことを書いてみました。

やっと週末?? 皆様、楽しい週末を♪


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