先週は3日間ほど、夫のいとこファミリーの住む南仏に行っていました。
欧州ではかなり”蔓延”している格安航空会社Easyjetで、パリから出発!の予定だったのですが、何と、朝5時半に起きてみるとスマートフォンに、"Your flight has been cancelled(あなたのフライトはキャンセルになりました)”とのショートメールが。
え?え?ええええ?
と一瞬目を疑い、その後、もしやいたずら?と思い、パソコンを開けると、同じメールが航空会社から届いている。
とりあえずEasyjetのウェブサイトにいき、フライトスケジュールを確認したところ、やはり、キャンセルになっている!
えええ?いや、やっぱり理解できない。
当日その日の朝にキャンセルになるってどういうこと?しかも理由は何も記載されていない。単に、”キャンセルになったので、以下のオプションを選んで手続きしてください”とのこと。
オプションは、フライトを往復払い戻しする、別のフライトを予約する(その日の別フライトは全くありませんでした)との2択。
たった3日間の旅の予定が翌日に飛んでしまったのでは、たったの1泊2日になってしまう。
せっかく、いとこ家族に会うことを楽しみにし(特に子どもたちが3人娘に会いたくて会いたくてたまらずにいた)、色々とおみやげも買って来ていたのに、キャ、キャ、キャンセルとはどういうこと?!
腹立たしいを通りこして、あきれてしまったけれど、とは言え、彼らの都合によるキャンセルのために休暇を台無しにされるのはたまらない。ということで、あれこれ考え、別の航空会社のフライトをチェックしたり、電車を調べてみたり。。。
ちょっとした絶望感とストレスに満ちた空気がママンファミリーを襲う。
別の航空会社の飛行機はあったものの、夕方発な上、かなり値段が高い。たった1日半のためにそこまでの金額を払うのか。。。悩ましい!
そうこうしているうちに、朝7時15分パリ、リヨン駅発のニース行き電車を発見!
料金はキャンセルになったフライトとほぼ同額。とは言え、飛行機だと1時間半で着くところが、電車だと6時間弱もかかる。
しかも、駅までは車で20分はかかる距離。
その頃、すでに6時10分をまわっていた。
そんなギリギリなタイミングにストレスマックスになる夫母。
とは言え、電車には空きがありそうなのに、ここで行く!という選択をしないと、次いつ彼らに会えるかもわからないし、すごく後悔しそうな気がしてきた。
結局、夫と同時に、”よし、行こう!”となり、即荷物をまとめてパリ・リヨン駅に向けて出発することに。
義母の車で送っていただき(結局早朝ということもあり15分ほどで駅に到着!)、駅に着き次第、ニース行きのチケットを購入し、電車に乗り込んだのであります。ふ〜。
スムーズに飛行機で行くはずが、何で朝からこんな”ドラマ”を体験しなければならなかったのか、今でも理解できませんが、結果として、ぼくちんたちは電車に大興奮し、広い席も確保でき、綺麗な景色を眺めながら電車の旅を楽しむことができました(とは言え、やはり6時間は長い!)。
さて、ニースに着いたら、パリとは打って変って、空気が暑い!何だか南国の匂いがする!
夫いとこが駅まで迎えに来てくださり、車でいとこファミリーの住むVence(ヴァンス)という街に向かったのでありました。
ちなみに、いとこファミリーは1年ほど前までニースの街中に住んでいたのですが、その後、若干山岳地帯のヴァンス(ニースから約30キロほど)という街に引っ越しをしている。
やはり美しい、コート・ダジュール。
オレンジの屋根瓦と石造りの家々。そして連なるはげ山に青い海。
ママンの大好きな南仏の景色の中のドライブ。
まさに、夢にまで描いて昔から憧れていたことを、気が付いたらしているではないか!
よく、引き寄せの法則をは言うけれど、確かに”夢を思い描く”というのは有意義なことなのかもしれない、と思った瞬間でもありました(笑)。
ヴァンスという街は、その昔ながらのチャーミングな街並みに惹かれて毎年多くの観光客が訪れるそうです。またアーティストもかなり多く暮らしているとか。
すぐ側のサン・ポール・ド・ヴァンスは、更に素敵なこじんまりとした観光地であります。
いとこファミリーのおうちのテラスからはこんな景色が見えます。
ぼくちんたちが、3人娘と遊んでいる間にママンたちはロゼとおつまみでアペロ。
幸せな時間です。
いとこファミリーは最近、旦那様が仕事を退職し、フリーランス兼主夫になったとか。傍、奥様が約1年前に3年間の育児休暇から復帰し、キャリアに専念している。
色んなあり方、ライフスタイルがあるんだなーと、観察したりお話したりしながら、つくづく感じたのでした。
さて、ヴァンスの街はこんな感じです。
石造りでカラフルな家々や連なるお店、細〜い小道が、何とも素敵でチャーミングな雰囲気を醸し出している。
また所々にある噴水で手や顔を洗ったり、天然水の飲んだりしている人々がいる。何だか面白い光景!しかも、触ってみるととっても冷たく、味も何だかさっぱりしていておいしいではないか!
というわけで、初日の夕方は街を散策し、翌日は、山中にある川で遊びました。
日中は、太陽が突き刺さるほど暑いので、こうして川の冷たい水に浸かるのは本当に気持ちがいい❤️
とは言え、南国の人があまり働かない、というのは理解できる。
暑くて、そもそも働く気になれない。犬やねこだって、だるそうにお昼寝しているのだ。人間だって、こんな暑さの中じゃあ、動く気が失せ、むしろ眠気に襲われてしまうのだ(笑)。
とっても楽しく夢のような南仏でのひとときでした!
無理してでも、電車で行って本当によかった❤️