サイトアイコン ロンドンの色・パリの味

環境を選ぶーその④ロンドン生活のはじまり

前回からの続きです。

そんな風にして、我が家のロンドン行が決定し、夫は2012年の秋から、長男と私と同時お腹の中にいた次男は、一旦日本滞在(里帰り出産のため)し、半年ほど遅れてロンドン入り。

晴れて、パリ生活からの脱出を果たし(笑)、2013年の7月から、家族揃ってのロンドン生活が始まった。

ロンドンという街については、実はそれほど期待をしていなかった。

念願の日本行き計画が頓挫したので、仕方なく、英語圏だし、一応都会だし、パリからそれほど離れていないし、まあ悪くないか、程度で始まったロンドン生活。

期待をしていなかったからなのか、それとも、単に新天地での生活だったからか、それともはたまたパリから離れられたからなのか、その前の半年間日本でたっぷり充電できたからなのか、または、夏の間は毎日よい天気に恵まれたからなのか、住み始めた直後から、“ロンドン好き~💛”と一気にロンドンラブが芽生え、急拡大したのだった。

家の前には、テニスコートやゴルフ場のある大きな公園があり、リビングルームの窓からは、大きな木々やリスを見ることができ、鳥たちの歌声がよく聞こえる。

人々は明るくフレンドリーで、何だか気持ちが良いではないか!

グレーなイメージのパリと比べて、カラフルで明るくてハッピーで楽し気な空気に包まれているように感じるロンドン。

“英語圏”というだけで選んでしまった街なので、自分たちで、“ロンドン”、という環境を探し当てて選んだかと言えば、そうとは言えない。

パリから離れる、家族で第三国に住む、という点では確かに私たちの選択であったけど、「ロンドン」というのは、むしろ偶然ちらつかされたカードを私たちが引いてみたようなもの。

これぞ、運命?!

しかも、たまたま夫の職場が比較的安全で落ち着いていて“良い”エリアにあったため、そこから近い私たちが住んでいたQueen's parkも、ありがたいことに、子育てには申し分ないエリア。

まさに私が求めていた、緑多く、公園があり、子供たちが走り回れる環境が手に入ってしまったのだ!

神様の仕業なのか、宇宙の力なのかわからないけれど、どこかで超越した存在が私たちを導いてくれたとしか思えないような、そんな感覚を得た。

しかも、幸運なことに、ご近所さんたちに最高に恵まれたのだ!

隣近所の4,5家族、みんな同年代の子供がいて、驚くほどウマが合う人たち。

それぞれ出身国が異なるにも関わらず、引っ越してからというもの数週間も経たないうちに、前の公園でみんなでピクニックするようになり、家族ぐるみの付き合いが始まったのだった。

お隣さんのToni(南アフリカ出身のお洒落ママ)とは、長男の年齢が同じ、しかも、お互いアート好き&ワーママ(私は当時MBA2年目。卒論に追われた学生!)ということで意気投合!

出会って(越して)2か月後には、一緒にギターを習い始め、癒しでもあり、最高に楽しい時間を得たのだった。

そんな風にして始まったロンドン生活。

夏の間は、目の前の公園で開催されたテニスクラブに参加した長男。

あっという間に英語の環境に慣れ、次男(当時4ヵ月の赤ちゃん)は、毎日公園の芝生で過ごし、私が“理想”としていた生活(特に子育て環境)が、向こうからやって来てくれたのであった。

そして、仕事に置いてもまさに理想の街。

パリでは、職業柄(人材紹介会社)、仕事がなさ過ぎて、能力や経験を全く活かせる機会に巡り合えずにフラストレーションを抱える人々を多く見て来たが、ロンドンは打って変わってダイナミック。

労働市場は活発で、仕事の求人も常に多くあったような印象がある。

というわけで、パリという街で、英語でMBAを学んでいた私にとって、ロンドンでの職探し&仕事というのはまさに理想の環境であったのだ。

また、私だけでなく、エンジニアでありながら、フランスの会社で、英語環境で仕事ができる、という経験値も、その後の夫のキャリアを大きくステップアップさせることになったのだった。

“必要なタイミングに必要(自分たちの中で一番理想)な場所にいる”。

時々、夫と、私たちがこれまで一番上手くやったことはその点だね!と話したりしている(笑)。

続く。

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