この前、フルタイムワーキングマザーは難しい!、このまま続けていいのだろうか?間違ったことをしているんじゃないか!という、母でありながら仕事を続けることへの迷いや難点について本音を語ってみたので、今日は少し仕事をするこのメリットについて考えてみようと思う。
仕事をすることで得られることを思いつくだけ羅列してみる。
- 人とのつながり(同僚や取引先などすべての関係者を含めて)
- お洒落すること!
- 学び・知的探求
- 社会貢献
- 会社に属しているという安心感
- 金銭的自立と安定
- 自己成長・チャレンジ精神
- 役に立っていると感じることによる満足感と自信
- 毎日スケジュールがある安心感
- 金銭面やスキル面の不安からの解放
- スキル取得・経験値からの自信
- メリハリのある生活
ん〜、こうしてブレインストーミングしてみると結構思いつく。もっとあるかもしれないけれど、今のところはこんなところかと思う。
じゃあ、ママンはどうして仕事をしているのかと考えてみる。
もともと私は結構保守的(え?違うって?!)なので、母親がフルタイムで働くなんて、子供はどうするの?それって子供は放って置かれるってこと?かわいそうなんじゃないの?って思っていた。母親なんだから子育てに専念すべきだ、って思っていたし、密かに”良妻賢母”に憧れていた。
ところが、自分で子育てをしてみて、そしてパリという地で子育てをして、この考えは変わった。
子育てに専念していると、何かと自分自身に対して”不安”になることが多い。自分の収入がないことによる不安。スキル取得ができていないことの不安。毎日のスケジュールがないことの不安。社会の役に立っていないんじゃないかという不安。自分自身の成長に対しての不安。お洒落がなかなかできないことの不満。知的探求への渇望。人とのつながりへの渇望。刺激・チャレンジへの渇望。。。
そして周りのフランス人女性(母)たちが活き活きと自信満々にそれぞれの仕事について話をするたびに、逆に、”あれ、私なんか間違ったことしてる?小さな子供のお世話・教育をするのが母の仕事じゃないの?”と、何だかやりきれない気分になったのと同時に、ある意味羨ましなあと思えて来たのです。
正直今でも、生後2ヶ月半ほどの赤ちゃんを保育園に預けて職場復帰するなんて、何となく切ないなあと思ってしまうけど、あまりにそれが当たり前の世界で暮らしていると、だんだんとそれもありか、あ、それ結構いいかも!うん、何だか楽かも!子供も意外とハッピーそう!と思えてくるから不思議。
ママンの場合、15ヶ月の育児休暇の間(特に最後の方)は職場復帰がとても待ち遠しく思え、実際職場復帰してみるとやっぱり仕事って刺激がいっぱいで楽しいわ!と思えたのです。しかも一日中子育てしているより、体力的に楽!会社に行くからお洒落もできるし(ルンルン?)! と、確かに生活は慌ただしけど、”不安・不満・渇望”の感情に支配されて子育てをしているよりは、仕事をしていた方がメリハリあっていいわ!と思えたのであります。
とまあそんな時期を経て、やはり何か家族・子供以外に自分のプロフェッションが欲しい、むしろ私には必要だ、と強く感じ、仕事をすることを長期的にとらえて考える必要があると思ったわけであります。
とはいえ、やっぱり現実的には両立をするというのはそんなに楽なことではない。確実にどこかで手を抜かざるを得ない。それが仕事の場合もあれば子育ての場合もある。そして、両方の場合もある。仕事で手を抜けば会社や関係者に迷惑がかかるかもしれないし、子育てに手を抜けば子供に迷惑がかかるかもしれない。
お〜っと!堂々めぐりになって来た(涙)。今度また、う〜、と働きママンに迷いが生じたら、仕事のメリットを改めて思い出し(そうそう、こんなにもメリットがあるのです!!)、例えつかの間ではあったとしても、キャリア女子としてのモチベーションをどうにか上げてみよう!と自分に優しい鞭を打ってみるのでした?