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Cambridge(ケンブリッジ)への日帰り小旅行

ず〜っと前から行ってみたいと思っていた、かの有名な大学都市、ケンブリッジ!

三月の連休に行く予定が、悪天候のためキャンセル。今週末は月曜日が祝日だったので、昨日、日曜日に狙いを定めて天気予報を確認したところ、お日様マークが??!!これは行くしかない!

と土曜日に即決。夜、子供達が眠りについてから電車のチケットをオンラインで購入(イギリスの電車のチケットの金額設定のシステムは未だに理解できないほど実は複雑。どちらにしろ、どうやら駅の窓口等で買うよりもネットで買った方がかなりお買い得と聞いている)。そしてワクワクしながら眠りにつき、朝は6時起床!

そんなに早く起きるつもりでもなかったのだけど、イリギスは日本と同様、朝、お日様が昇るのが早い!なので6時にはもう明るくなり、ついつい子供達は起きてしまうようで、ママンも自動的に起こされる(涙)。

ゆっくり朝食を食べ、8時に家を出て、目的地に向けて出発!

Cambridgeは Kings crossから高速電車で45分ほど。普通電車だと1時間半と割と近い!

世界の車窓からのような美しい景色を楽しみながら(緑の丘や羊さんたち、そしてかわいい家々の景色がまるで絵本の世界のよう!)、お兄ちんとしりとりをしながら、そして途中途中うとうとしながら、あっという間にケンブリッジに到着!!

駅から中心街までは徒歩30分ほどの距離。ん〜、この途中の道は、普通の何の変哲もない、イギリスの田舎町にありがちな冴えない道(失礼!)。なんだ、こんなところか。と一瞬がっかりするも、街中に来てみて、あら素敵? いや〜、やっぱり世界のケンブリッジ。何だかその貫禄のある連なる建築物から重みのある歴史を感じる。そして、なぜか(これはいつも思うのだけど)、昔の建物って、自然ととても調和しているように見える。これはもしかしたら、長い時間をかけて自然と共存しながら徐々に徐々に調和してきた、ということなのかもしれない。

石やレンガ造りの教会やキャンパス等の建物に、ケンブリッジの春爛漫の新緑や花々がよく映える。心から美しい、と思った。

教会を背景にしたさくらもまた、侘び寂びな美しさとは種類は違うものの、これはこれで結構かわいらしい??

そしてケンブリッジと言えばやっぱりケム川でのパンティング(川下り)!

なんだけれど、小さなぼくちんには危ない!と超心配性なフレンチパパの強い反対のため、今回は断念。は〜(涙)。もう少し大きくなってから、次回のお楽しみ!ということで、今回は川沿いを散歩したり、川の上からパンティングを見学したりして楽しみました。

そして、毎回恒例ながら、またもランチタイムで頭を悩ます。そう、子連れ旅で難しいポイントの一つが食事。

本来ならば超伝統的なパブにでも入って、典型的なイギリス食をいただくべきなのだろうけど、実はイギリスのパブ、子供が入れないところも多い。しかも、例え入れてくれたとしても、子供達が食べれそうなものは(うちのぼくちんたちは結構な食わず嫌い)、フレンチフライのみ?!そして何より、ママン自身の、いい加減、じゃがいも、にんじん、グリーンピース以外の野菜が食べたい!という気持ちが先行し、結局は最近のお決まりコースになりつつある、チェーン店の"Wagamama"へ行くことに。

”Wagamama"はイギリスではあちこちで見かける、”日本食”をはじめとしたアジアンフードのレストラン(ファミリーレストランといった方が正解かも)。はじめて、怖いものみたさで入ったのはおよそ2年半前。イギリスに来て数ヶ月後のある日。よくもまあこんな食事を提供する店が、こんなに多くの店舗を出せるほど人気になるわ!さすがイギリス、恐ろしい!と思ったのだった(これこそ失礼!)。夫が食べていたラーメンはまるでゴムみたいな麺だし、その上わけのわからない味だし、日本食でもなければ中華麺っぽくもなく、勝手なアジアなイメージで作り上げた、西洋人のための新種の料理のようだと思ったのだ。

ところが、ある日、また別の機会に会社の人に連れられて仕方なく"wagamama"に入り、大好きなタイ料理、パッタイを見つけ、これまた怖いもの見たさで食べてみた。びっくりなことに、これはなかなかおいしいではないか!また、よく見てみるとお店の中には子連れファミリーがたくさん!確かにキッズメニューが充実しているし、待ち時間に退屈しないよう、ぬりえやら迷路、ワードサーチなどのゲームをもらえるではないか。しかも、お店のスペースもかなりたっぷりと確保されていて、バギーで行っても問題にならないようだ。

 

というように、このお店、子連れには大変有り難い設計になっているのです。なので、子連れで安心して入れ、白いご飯が食べられる、イギリスでは数少ないレストランなのであります。

というわけで、そんな安心感のある"Wagamama”でゆっくりとランチをすることに。ママンはいつものお決まりメニューで、豆腐のパッタイ(パッタイ以外は怖くて未だにチャレンジしていない(涙))。ちなみに現地の方々にはチキンカツカレーが人気なよう。

さて、なぜかランチの話が長くなりましたが、ランチの後は、再び街を散策に。

街中に散らばる大学のキャンパスを覗いたり、突然、牛さんたちが現れたり!

それにしてもこんなに美しく、閑静な環境で勉学に専念できる学生さんたちは幸せものだなあ、とつくづく思ったのでした。もちろん街には、すべて必要な店はあるし、パブなどの社交の場もある。ロンドンにだって1時間ほどで遊びに出れる。時々勉学に疲れたら美しい自然に癒されることもできる。これぞ、理想的な環境!

ところでイギリスは国内どこを旅しても(ってそんなにたくさん旅に出たわけではないけれど)、緑が本当にきれいだと感じる。雨が多いのは時としてうんざりでもあるけれど、やっぱり雨が多いからこそ、自然がフレッシュに生き生きと美しく育つんだなあ、とつくづく感じる。雨はやっぱり天からのお恵みなんだね。そう思うと雨の日も感謝しないとなっ、て思えたきた!

そんなことを思ったケンブリッジへの小旅行でした、チャンチャン?

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