ママンの一日は6時15分の目覚まし時計に起こされて始まります。
日本だと早朝の明るく優しい光に包まれて気持ちよく起きて、みたいな一日の始まりが普通だった気がするけど、ここロンドンではそんなことは望めません。最近は7時半頃まで暗い。。。
最近は夫の方が朝出勤する時間が早いので、先に起きて朝ご飯の準備をしてくれます。私も途中からジョイン。2人でゆっくり朝ご飯を食べている途中に、まずはお兄ちんが起きて来ます。
(現実はこんなほっこり??なカフェではありませんが。理想像♪)
夫は7時過ぎに家を出、私はお兄ちんと朝ご飯の続き。そして7時45分頃、専属ナニーさんが来るまでに朝の出勤準備とお兄ちんの学校のカバンや制服の準備をします。そうこうしているうちにお寝坊さんのぼくちんが起きて来ます。
そしてナニーさんにバトンタッチをし会社へ。
例えば、晴れた日に通勤途中で見える空。この空の芸術をひそかに朝の楽しみにしていたりします。そしてこんな空を時々見ながら朝練に行っていた中・高時代をなぜか思い出したりします。
さて、お兄ちんの小学校は8時50分から。ナニーさんがぼくちんも連れて10分ほど歩いて学校まで連れて行ってくれます。ぼくちんは週3日ほど午前中だけナーサリーに通っているので、お兄ちんをドロップした後、今度はぼくちんをナーサリーへ。
ぼくちんがナーサリーで遊んでいる間に、ナニーさんは家のお掃除と子供服の洗濯、アイロンがけまでしてくれます。
お兄ちんは放課後クラブで運動や陶芸などをしているので、夕方4時半にナニーさんがお迎えに。
そして私が6時15分頃に帰宅するまで子供たちを見ていてくれます。最近は夫が転職をし、どうやら彼の新しい会社のイギリス人同僚はほぼ全員夕方5時過ぎに退社するらしいので、彼も合わせて5時過ぎに退社。6時頃には家についているようです。夫は時々夜にパソコンで仕事をしていますが、私は会社を一歩出た途端、プライベートモード!すっかり仕事のことは忘れてしまいます(笑)。残業することもなく、帰路を急ぎます。仕事は確かにやることはたくさんあるのですが、明日できることは明日にまわすようにしています。でないときりないばかりか、やればやるほど、なぜか仕事って増えてしまう気がするのです。自分の首を絞めたくないので、就業時間に切り上げるように一日集中して働くように心がけています。
そんな風に会社を飛び出し、電車の中でフリーペーパーを読みながら揺られること約30分。家に着いた瞬間、お兄ちんたち、ぼくちんたちにちゅーの嵐です??
ナニーさんには今日の様子を伺い、感謝の気持ちを述べてまた明日!という日々です。
ある意味、お金を出して(私の給与の大半!)専業主婦を雇っているという風なのであります。
日本にいた頃は(学生の頃)、家族や子供への価値観は割と保守的であった私がまさかこのような生活を10数年後にしているなんて想像もできませんでした。その頃はそんな女性の話を聞いたものなら、”なんて勝手な女性!子供がかわいそう!”と言っていたに違いありません。人生、面白いです。色々な経験や状況が価値観をここまで大きく変えるとは。
今回はうちの状況を描写しましたが、一般的なロンドナーやパリジェンヌの働きママン事情についても書いていこうと思います。