サイトアイコン ロンドンの色・パリの味

フレンチスクール、息子のクラスの遠足にお邪魔!ー80年代と2000年以降の先生のあり方

ここ数日で、だいぶ”ムンムン度”がアップして来ましたね!

これぞ日本の夏!数年(いや、10年以上かもしれない!)ぶりに感じる、この感覚。

少し外を歩くと背中が汗ばむ感覚。懐かしいです(おそらく、まだ日本の夏を焦がれていた身としては楽しめる状況だけど、梅雨明けした後の暑さ&湿気はきっと驚くべきレベル、と正直少々恐れている(涙)ある方からの噂によると、10数年前と比べると東京の夏の平均気温は4度も上昇していて、それまで猛暑、猛暑!と特報されていたのが、今では普通のレベルになってしまった、とのこと。)!

やはり、地球温暖化は恐るべし!

皆様、夏バテしないように、たっぷり水分補給して無理なさらず😀

さて、昨日は息子の9歳の誕生日でした。

9年前。パリのルクセンブール公園隣にある病院で、元気で巨大な(3900g!)な男の子を出産しました。赤ちゃんのことなんて、何もわからず、おむつのつけ方・換え方から、沐浴の仕方など、あらゆることを一から学んで、赤ちゃんを連れて家に帰ったのが確か7月1日(出産3日後)。

異国での子育てはある程度不安はあったものの、当時まだ若かったということ、結婚してまだ日が浅かったということもあり、ハッピー、ウキウキワクワクな気持ちの方が大きかったことを覚えている。

あれから9年!長いのか短いのか何とも言えない感覚だけど、お兄ちんは元気に9歳になりました!

5歳の誕生日直後にイギリスに渡り、8歳で日本に引っ越すこととなり、その度に友達との別れや出会いがあったり、新しく言語や文化を学んだり、何だか大変な思いをさせてしまったのではと若干申し訳ない気がしていました。

けれどもその度に変化を前向きに受け入れてくれ、すぐにお友達ができ、新しい環境に適応してくれ、心から感心し、ありがたい&嬉しい気持ちでいっぱいでした。

お兄ちんに、”どうやって言葉を覚えたり、学校での決まりや習慣を覚えたりしたの?”と聞いてみたところ、”I don't know. I just copied!" 、”よくわからないけど、お友達を真似してるだけだよ!”と言っていた。

なるほど!新しい環境に比較的早く慣れるコツは、”コピーすること”なのかもしれない(笑)。

さて、昨日はそんなお兄ちんのクラスの遠足にお邪魔した。

ちなみに、学校は来週の火曜日で修了式(学年末)なので、この時期はお勉強というよりは、ゲームやお遊びが中心となるようで、最近は毎日お祭り気分で通っている。

遠足では、現在交通安全や標識について勉強しているようなので、その学習も兼ねて、交通安全教室(自転車の乗り方指導などがあるらしい)に行く予定だったのですが、あいにくの雨だったので、キャンセルとなってしまったのだ。

ところが、キャンセルが決まったのは、付き添いの3人のママたちが学校に着いた後。

せっかく来てもらったのに、ということもあったのか、では!ということで先生が提案した代替案。近くの(徒歩20分ほど)飛鳥山公園へ行こう!と。

せっかく学校の給食センターがサンドイッチ弁当を子供達のために用意してくれたこともあり、それを学食で食べるよりも、ピクニックがしたい!と子供達の声も考慮し、出した提案だったようだ。

とは言え、外はシトシト雨が降っている。。。

”きっと止むでしょう!”と、あまり信憑性のない楽観発言により、1時間目だけお遊び授業をし、その後みんなでランチボックスを持って公園まで歩いて行くことになったのだ。

雨はまだシトシトと降っていたが、全く意に止めず、先生を筆頭に子供達もランチボックスをバッグにしまい、外に出た。傘をさす子もいれば、ささない子もいる。ちょっとくらい濡れても全く気にする様子もなく、むしろシトシト雨を楽しんでいるかのように公園までの道のりを歩いた。

何だか、この”自由”な感じ、結構好き🎵

少しくらい雨が降ってたっていいじゃないか。みんなで公園で楽しんじゃおー!みたいな。

”フレンチ”だからできるのか、”3年生”だからできるのか、わからない。

どちらにしろ、3年生くらいって、まだかわいいものね❤️ と、感じる。

女の子は結構、しっかりものだったり、おませな発言をするような子もいたりするけれど、男の子はまだまだ子供。その単純な感じが母親目線で見るとかわいく見えてしまうのだ(笑)。

お友達同士の会話を聞いていても、やはり日本語とフランス語と両方が聞こえてくる。

というわけで、子供達と楽しい時間を過ごせたことは言うまでもありませんが、先生やママさんたちとも、子供の教育について、興味深いお話を伺うことができた。

”昔は先生とは、とても厳しくて怖い存在だったけれど、今は優しい感じのアプローチが主流ですよね?!”という話をしていたら、先生がすかさず、

”そうなんです。80年代頃までは、親は子供に、”今日はちゃんと先生の言うこと聞いたの?”と聞いていたのに、2000年代以降は、”今日は先生やさしかった?”となり、

80年代頃まで子供が芳しくない成績をとると、”なんだ、この成績は!”と、親は子供を叱っていたけれど、2000年頃からは、”なんだ、この成績は!”と、親は先生に抗議に来る。

そういう時代だから、先生の仕事はとても複雑になって来た、と、おっしゃっていた。

なるほど。こういう風潮は、何となく日本でのことなのかと思っていたけれど、どうやらフランスでも同じなようです。もしかしたらユニバーサルな風潮なのかもしれない。

”先生”という仕事のストレスを垣間見た気がしたのでした。

それにしても、時々こうして、学校やクラスの様子を覗かせていただけるのは、とても興味深く、楽しく、ありがたいです❤️

モバイルバージョンを終了