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子供が花開く教育法 ー「世界最高の子育て」より

今日は、小さなぼくちんの幼稚園、最終日でした。

 

というのは、小さなぼくちんは9月から、お兄ちんと同じフランス学校に転入するためです。

本心としては、3月に幼稚園を卒園してから4月から転入できれば理想だったのですが、フランスでは9月から学年が始まるため、4月は平常授業。という学校側の都合もあり、また、まだフランス語を片言しか話せないぼくちんのカルチャーショックを最低限に抑えるという目論見もあり、9月から年長さんとしてフランス学校に入ることになりました。

というわけで、今日が幼稚園最終日。

クラスのお友達からは一人ひとりがメッセージと絵を描いてくれたアルバムをいただき、最後にクラス全員とハイタッチをして、お別れをしました。

引っ越しをするわけではないので、また遊ぼうねー!という気楽なお別れではあるのですが、やはり毎日同じ教室で顔を合わせることがなくなるというのはとても切ないことでもあります。

そんなことを”ハイタッチ”をした瞬間、強く感じられたのか、何人かの女の子たちが号泣しだし、それを見た小さなぼくちんも、恥ずかしそうにしながらも目に涙がウルウル。

そんなぼくちんを見て、先生も涙ハラハラ、そしてママンもつられて涙がボロボロ…。

まだ5,6歳の子供たちにも、こんなに強い”悲しい”という感情があるということに驚くとともに、小さなぼくちんが”悲しい”とのことで涙を流すのは、ママンの記憶にある中では初めてであるような気がして、少しばかり心の成長を感じたエピソードでもありました。

また、普段、おちゃらけていて、いたずらばかりしている小さなぼくちんをよく叱ってくれていた(笑)お姉ちゃん的存在の女の子もが、すごい勢いで号泣している姿を見て、驚きとともに、すごく心が温まる思いでいっぱいになりました。

ロンドンから日本に越して来た時はまだ3歳半であったので、あまり”お別れ”の意味を理解していなかったぼくちんでしたが、こうして5歳になり、様々な経験を通して、情緒面でも色んなことが理解できるようになって来たことを嬉しくも感じました。

そして、ぼくちん自身も、自分のお別れのために悲しんでくれているお友達が多くいたことに、悲しい気持ちと同時に、少しばかり嬉しく感じていたようで、帰宅してからは、鼻歌を歌いながら、クラスのお友達にいただいたアルバムを楽しそうに眺めていました。

さて、そんな心温まる一日となった今日ですが、引き続き子供の教育について書いていこうと思います。

前回最後に記載した、ボーク重子さんの「世界最高の子育て」。

数か月前になりますが、いつものように、ちょっとした空き時間に本屋さんをウロウロしていた時にふと目に入った本。

なぜだか惹かれたので、中身をパラパラめっくっていると、とても共感できる部分や、もっと知りたい!と興味津々な内容が盛りだくさんな様子。

これはじっくり読まねば!と思い即買いをしたのでした。

ボーク重子さんは、アメリカ人の旦那様と大学生の娘さんと一緒にアメリカ在住なのですが、娘さんが、全米の女子高校生が知性や才能、リーダーシップを競う「全米最優秀女子高生」コンクールで優勝をしたとのことで、一躍注目を浴びているスーパーウーマンです。

そんな彼女が娘さんにどんな教育をしてきたのか、どんなゴールを目指してそのような教育をしてきたのか、といったことが書かれているのが、上記の本です。

そもそも「全米最優秀女子高生」コンクールの5つの基準とは、知力25%、コミュニケーション力25%、特技20%、体力15%、自己表現力15%となっていて、正解のない問題に自分なりの答えを見つけ、解決していく力が一貫して問われるそうです。

なので、コンクールに勝つには、思考力、実行機能、クリティカルシンキング、コミュニケーション能力といった学力スキルと、同時に、自信、協働力、自制心、責任感、共感力に代表される社会情緒的スキルを伸ばすことが効果的である、と。

著書では、では具体的にどうしたらいいの?という問に対する答えがボーク家の経験を元に書かれています。

とても興味深く読み進めたのですが、とにかく親は子をencourage(勇気づけ)することが大切であり、そのためには、子供を受け入れ、学びの機会(旅行、習いごと、日々の会話等)を与え、見守り、励まし、時にはガイドしながら、子供が自ら考え、学び、選択し、行動していけるように導くことが求められてるように思いました。

子供には多くの習い事をさせる機会を与え、好きな活動をいくつかに絞り、それを情熱を持って深め、継続していけるようにリードしているところがとても印象的でした。

”情熱”を持つこと、継続することがいかに大切か、また、それがいかに自分に対する自信になるか、ということを書いているのですが、妙に納得してしまったり。

親はある意味、子供の応援団、そしてライフコーチのような存在であるのが理想なのかもしれない、と感じました。

とても興味深い内容でしたので、まだ読まれていない方は是非!

そして最後に、最近読んだ記事で、”なるほど~”ととても学びになったものがあったので、紹介させてください。

「前向きな子」の親が実践する”3つの声がけ”。

自身も子育てをしていて、子供が前向きであるほど、嬉しく安心することはない、と思ってしまうほど、前向きである態度が子供の人生をとても良い方向に導いてくれる気がするのです。

前向きであれば、勉強も頑張るし、基本元気でいられるし、積極的になり、良いことがたくさん巡ってくるように思うのです。

となると、やはり長い人生、前向きであることの恩恵は非常に大きいと感じています。

というわけで、今日も長くなってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。

教育はやはり奥が深くて面白い!

 

 

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