またまたクリスマスネタですが、まだまだ続きそうです（笑）。
今日はイギリスで”流行り”のシークレットサンタとクリスマスジャンパーについて書いていこうと思います。
まずはシークレットサンタ。
シークレットサンタはその名のごとく秘密のサンタさん。グループで行う大人の遊び、というかゲーム、というかイベントで、イギリスの若者達の間では、この時期にはみんなが楽しみにしているようで、実際かなり盛り上がるイベントです。確かに、この時期にお店に行くと、シークレットサンタ用のギフトコーナーが目立って来ます。私の会社の部署でも先週行われました！
何をするかと言うと、まずはグループ全員の名前を書いた紙を用意し、くじ引きをします。引いた名前の人にプレゼントをあげる、つまり、その人のシークレットサンタになるわけです。
通常予算が決まっていて（うちの部署では、一人１０ポンド（２千円弱）でした）、その予算付近の金額のプレゼントを、彼もしくは彼女を想像しながら選ぶのです。もちろんきれいにクリスマスラッピングをし、彼・彼女の名前を書いて（時々シークレットサンタより、とメッセージをくれるスウィートな人も！）全員分が入ってしまうくらい大きなクリスマスソックスにみんなのプレゼントを入れるのです。うちの場合は、部長がそれぞれプレゼントについている名前を見て、みんなに配ってくれました。全員がシークレットサンタからプレゼントをもらったことを確認してから、”せいの”！でそれぞれもらったプレゼントをあけるのです。今年のシークレットサンタからは素敵な陶器をいただきました♪ でも、もちろん未だに誰が私のサンタだったのかわかりません。場合によっては、みんなで誰がそれぞれのシークレットサンタか当てっこすることもあるようですが、うちでは秘密は秘密のままで楽しみましょう、という方針のようです。
このイベントはプレゼントを選ぶのもウキウキするし、もらうのもなぜかドキドキ、そしてとっても嬉しかったりするのです。やっぱり、あのラッピングペーパーをあける感覚、そしてどんなに小さなものでも、プレゼントを受け取る、というのはきっといくつになっても嬉しいんじゃないかと思う。み〜んな、きゃっきゃ言いながら、プレゼントをあけていました。また、その後、みんながどんなプレゼントをもらったのかを確認し合うのもこのイベントの楽しい項目。笑いがこみ上げてくるものもあれば、まさに！と思うのもある。みんなよく人のこと観察してるんだなあと感心したりもする。
何はともあれ、私のシークレットサンタ、素敵な陶器をどうもありがとう♪
改めてイギリス人は楽しい事好きでおちゃめな人種だなと思うのが、次の”クリスマスジャンパー”のイベント。
これはイギリスではとっても盛んなチャリティーイベントのひとつなのですが、１２月の第２週か３週の金曜日にクリスマスジャンパーを着て来ましょう！そしてその代わりに募金をしましょう！という、国をあげてのイベント。
そもそもクリスマスジャンパーとは、クリスマスにまつわるデザインのあるセーターのこと。”ダサかわいい”とはまさにこのことだわ、と思うような下のようなセーターたち。
クリスマンジャンパーデーはこのように大の大人たちがこ〜んな”かわいい”セーターを着て会社に来るのです。街中でも、電車の中でもクリスマスジャンパーに身を包んだおちゃめな大人達をたくさん見かけました。普段はとってもジェントルマンでビシっと決めているようなビジネスマンたちもこの日ばかりは、ダサかわいくなることを楽しんでいるようです。もちろん、超ファッショナブルでいつもキレイメなキャリアウーマンたちもしかり。イギリス人って、こういう遊び心が旺盛で、好感持てる！って思う??
クリスマスジャンパーのチャリティーで集めた寄付金は恵まれない子供たちにクリスマスプレゼントを買ってあげたり等に使われているようです。ちなみにイギリスではチャリティー活動がかなり普及している様子。これ以外にも、クリスマスを一人で過ごさねばならないお年寄りの方たちのための募金活動や、プレゼント募集など、様々なかたちでチャリティー活動が行われている。そしてみんなが一生懸命チャリティー活動に参加している。欧州はやはり社会的弱者に対してとても優しいなあとつくづく思う。そうだよね、クリスマスは欧州では一大家族イベントだもん。みんながあったかい気持ちでいないと♪