サイトアイコン ロンドンの色・パリの味

理想的なライフスタイル

皆様、週末はいかがお過ごしでしたでしょうか。

若干肌寒くはありましたが、青空が美しく春を感じさせる陽気でした。

土曜日は午前中は近所でヨガ、午後はお兄ちんのバスケの試合を見学に行って来ました。

彼の通っているフランス学校と日本のチームとの練習試合だったのですが、惨敗もいいところ(涙)。失礼ですが、見ていて恥ずかしくなるレベル。

そりゃ~、ほぼ毎日本格的に練習しているチームと、お遊び半分で週1バスケに”触れている”チームとではレベルの差は一目瞭然。本気度が違います。

そもそもどういう過程でこんなにもレベルの違うチームが練習試合をする運びになったのか。国際交流の一環ということにしておきましょう(笑)。

日曜日は午前中に大掃除をする以外、特に予定を入れていなかったので、お隣さん家族と自転車で西巣鴨まで行き、素敵なカフェでランチをしました。

”今日お昼予定あり~?”

”いや、特にないよ~”

”じゃあ、この前行った素敵なお店にみんなで行かない?”

”いいね~!、行こう!”

”じゃあ12時に玄関の前で~!”

そんなノリで、朝LINEで言葉を交わし、お昼に家の前で集合!

カフェはアンバープレイスというお店。

小さなカフェですが、とってもかわいらしく、素敵な雰囲気なお店です。

みんなはバーガー、ママンはサンドイッチ。

そしてデザートはカナダ留学中に頻繁に食べていた(それで太った!)アップルパイのバニラアイス添え。

美味しかった~♡ 美味し過ぎてもはや危険なお味です。

時にはこういうランチも気分が盛り上がる~!楽しいな~♪おいしいな~♪

そして午後はおうちでまったり。カードゲームしたり、読書したり。そんなのんびりな週末でした。

さて、今日はそんなライフスタイルについて、これまでパリ、ロンドン、東京と家族と暮らしているわけですが、今が一番バランスとれてていいね~なんて夫と話しています。

そう、今のライフステージ(子供が小学生と幼稚園生で我らはアラフォー)の私たちには今の東京での生活が一番しっくりくるように感じています。

パリにいた頃は、まだ夫との生活を始めたばかりで甘い生活ではあったのですが、やはり若さゆえに、もっと色んなところを見たい!二人で一緒に色んな経験をしたい!という気持ちが強く、常に近未来に外に出ることを考えていました。

また、お兄ちんが生まれ、幼児になってからは特に、パリの環境はあまりチャイルドフレンドリーではないと感じ始めていたのでした。

というのは、周りに走り回れるような公園もなく(小さな公園はいくつかありましたがいつも子供たちで溢れていて、のびのび遊べるという環境ではありませんでした)、屋内にいることが多いため、息子の血色もあまり良くなく、これって子供にとっていいのかな~?という思いが常に頭にありました。

また、ママンは仕事の傍ら、ビジネススクールに通い始め、子育て、仕事、学校ととにかく忙しく、今思えば相当ストレスフルな生活を送っていました。

そんなこともあり、その時の生活をめいっぱい楽しむ、という心の余裕があまりなく、近未来に外に出る(別の国に行く)ための準備期間のように日々を過ごしていたため、特に子供が生まれてからは、せっかくのパリを満喫できずにいました。

そんなパリ生活でしたが、その、”外に出たい”、の思いが叶い、晴れて(?!)ロンドンに引っ越しをすることになりました。

ロンドンは街としては、パリよりもファミリーフレンドリー、そしてチャイルドフレンドリーな雰囲気が強く、街中に緑が多く、素晴らしい公園もいくつもあり、子育て環境はとてもよかったように思います。

また、仕事のチャンスもパリよりも格段に多く、仕事の面でも満足していました。

ナニーさんのいる生活は、金銭的にはカツカツでしたが、お陰で快適な生活を送れ、これもまた素晴らしい人生経験の一つだったと感じています。

イギリスの学校については何度か投稿しましたが、学校教育にも満足、子供も楽しく通っていて、これまた多くのことを学びました。

ロンドンで生活している時は、常に満足感があり、とてもバランスのとれた素敵なライフスタイルを送れているとそれなりに家族ご満悦で日々過ごしていました。

とは言え、常に頭にあった大きな問題点と言えば、宙ぶらりん、根な草感が拭えなかったこと。

私は日本人。夫はフランス人。子供は日本語もフランス語もあまりできない日仏ハーフ。とは言え、心は日に日に、私たち親の知らないイギリス人になっていく、みたいな。

しかも、夫も私もイギリスという国は初だったため、古き良き友達がいるわけでもなく、家族がいるわけでもなく、親しくも、日の浅い友達がちょこちょこいる、そんな風でした。

なので、常時、”孤独”を感じていました。

元々数年(3年くらい)のつもりで、人生の経験値、仕事のスキルを高めるために選んだロンドン滞在だったので、気分的に落ち着かなかったということもあるかもしれません。

なので、家をとってみても、立派な家具を買っても仕方ないから、とりあえず適当なもので済ませよう、という風で、やはり根を張る感覚ではなく、学生の延長、もしくはまるで遊牧人のようだと感じるほどでもありました。

それが、東京に来てからはというもの、子育て環境は非常に良い、街は安全で清潔、都心の楽しみもあるし、海も山もあり自然に恵まれている、人は穏やか、天気も夏以外は快適、食も健康的で美味しい、と生活面での圧倒的に優れた環境にはとても満足度が高いと実感しています。

また、仕事面でも、夫にとってもママンにとっても学ぶことやこれまで習得して来たことをアウトプットする機会も多く、働き甲斐を感じています。

更に、家族が近くにいて、古き良き友達も多く、新しく国際結婚家族と知り合い家族ぐるみで仲良くできる友達も増え、ふと考えてみると、過去に理想としていたような生活が送れているではないかと。

本当にありがたいことです。

また、心から喜ばしいと感じるのは、私の育った環境や文化を夫や子供たちに伝授でいるということ。

日本語という言葉だけでなく、日本の食事や文化、地理、礼儀等、あらゆることを日々学んでいるという喜び。

これまた本当にありがたいことと感じています。

確かに欧州で生活していた時の方が、多くホリデーがありました。

その度に小旅行をしていたことが時々懐かしく恋しくなったりもします。

マルシェ(マーケット)とか楽しかったな~、美味しかったな~、と思うこともあります。

けれども、やっぱり今の東京での生活がママンにとっては一番(子供たちもとっても穏やかに幸せを感じている印象です)しっくりくるように感じています。

夫も今のところ満足そうですが、きっと夫は私とは違った視点から満足感を得ているであろうと思うので、数年後には全く満足度が変わってくることも重々に考えられます。

とは言え、やはり、夫と出会って間もない頃から、”いつかは日本で暮らしたい”と言い続けて良かったなあ~と心底感じています。

学生の頃、欧州に渡る前は、欧州での生活を夢見ていたのに、日本に帰って来た今が一番理想的な生活とは、何だか皮肉な気もしますが、生活美学を学んだ欧州での生活体験がなければこのようには感じていなかったに違いないと思うと、やはり私の人生にはこのすべての”動き”というのは必然だったんですよね。

と考えると”直観”のもつ力は恐るべし。

皆様はどんなライフスタイルが理想ですか?

今日も最後までありがとうございます♡

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