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ドバイという大作

数日前からドバイに来ている。

初の中東!そして7年前に初めてイスラム文化圏であるモロッコを訪れ、今回、イスラム圏へ足を踏み入れたのは人生で2度目。

モロッコでは、イスラム文化の独特でミステリアスな雰囲気になぜかとても心惹かれたことを記憶している。モザイクの美しさやモスクの神聖な空気にも心が呑み込まれてしまいそうであった。

さて、今日はドバイに着いて4日目。

人工的に作られた都市であるため、モロッコで強烈に感じたようなミステリアス感や神聖感は全くと言ってよいほど感じられないけれど、また違った意味でとても興味深い土地だなあと感じている。

もともとはただの砂漠の中の漁村であったドバイが、1960年代の近郊での石油発掘を機に人々が集まり都市として発達するようになった。ところが、石油はいつの日が枯渇することがわかっていたので石油依存から脱却するために、世界一の観光都市を目指しての”ドバイ・プロジェクト”、建設ラッシュが始まり、驚異的なスピードで観光都市として堂々、世界から人・金・物を惹きつけるまでに至ったのだ。1990年代の写真と現在の写真を見比べるとその違いに驚愕!人間の成せる業には驚くばかりだ。

と、そのように人工的に作られた観光都市とはいかなるものなのかを、いつの日かこの目で見てみたい、と思っていたところ、たまたま夫が仕事のプロジェクトの一環としてドバイに行くことになったので、じゃあ〜、これを機に家族旅行!と、ぼくちんたちとママンはのこのこと連いて行くことにしたのでした。そしてさらに遠方、日本からはママンの両親までここぞとばかりに!とのこのこ連なることとなり、結局、3代での旅行となったのでした。

初日。

朝7時前に空港に到着し、タクシーにてホテルへ。

空港からホテルへの道のりは、意外と60年代風のビルや建物が多かったり、まだまだ建設中の建物や更地が多く、正直、第一印象は”ふ〜ん、こんなもんかあ”、と少々がっかりであった。後から聞いたところによると、まだまだドバイプロジェクトのうち3割ほどしか完成していないとか。ということは、おそらく5年後、10年後に来たら、また全く違った顔を持つ街へと発展しているのかもしれない。

ホテル到着後はEarly check-inをリクエストしていたので、そのままお部屋で休憩!と期待していたところ、まだ部屋の準備が出来ていない、とのこと(涙)。疲れ&眠気により暴れる小さなぼくちんをなだめながら、結局ビュッフェ式朝食を食べながら待つ事に。さすがに食べ物があると、どんなに疲れ&眠気にやられていても、一時的には元気になるようだ。やれやれ。やはり小さな子供付きの旅行は体力的に疲れるばかりか、気疲れもする。

その後やっと準備の整ったお部屋でみんなでお昼寝をし、ホテルのプールで遊び、夕方からは”世界最大級”とうわさのドバイモールに行ってきた。スケールが大きすぎて、一体私はどこ?状態。アラブの人々は歩かない、とどこかで聞いていたけど、いやいや、こんな大きなモールを行ったり来たり、結果的にはかなりの距離を歩いているはずだ。たった2時間弱でママンファミリーみ〜んな、モールはもうお腹いっぱ〜い、と。特に、おじいちゃん、おばあちゃん、小さな子供連れには結構こたえる広さです。そうそう、何が疲れるって、あまりに広すぎるので、例えばタクシー乗り場に行こうと思うと、目的地(乗り場)に着くのに30分以上歩く必要があったりするのです。ふ〜、やっぱり何事もほどほどが一番です(笑)。ちなみに下はドバイモールの中の水族館。

 

ドバイは4月上旬でも日中は33、4度と、日本の真夏並みな気温。けれども夕方からは涼しい海風が感じられ、急にとても心地の良い空気に包まれる。

そんな中、ドバイの噴水ショー(ドバイファウンテン)を鑑賞。

水と光と音楽の美しいハーモニー。

たった5分間のショーだけれど、完全に心が奪われた。アラビアンな音楽もそれはそれでなぜかとても心に響いた(もしやママンの前世はアラブ人か)。

ドバイファウンテンは見ものです。

ちなみに、ドバイではダイソーが人気な様子。

そして何とも素敵なスタバ発見!

と、ドバイ1日目はこんな風にして幕を閉じたのでありました。

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