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期間限定専業主夫

今週はお兄ちんのハーフターム(学期中の1週間の中休み)!

いつもは近くの公園で開催されるテニスクラブに9時から3時まで通っているけれど(送り迎えはナニーさん担当)、今週はママンよりも休暇日数が多い夫が、平日4日(今週は月曜は祭日でお休みでした)のうち2日間、有給休暇を取得し、期間限定専業主夫をすることに!

一緒にあそこの公園、ここの公園に行くぞ!とかなりはりきっていたパパですが、残念なことに火曜日も水曜日も雨。というわけで、あいにくプランを変更せざるを得ないこととなり、だいぶ意気消沈していた様子。

結局は屋内プレーエリアをネットで検索し、2日間、それぞれぼくちんたちを別のプレーエリアに連れていき、ランチは外食、ボンボン(飴玉だのラムネみたいなお菓子だの、カラフルでいかにも体に悪いけれども子供が好きそうなあれ!)も食べたい放題(期間限定でよかった(笑))、子供たちにとってはかなり楽しく充実した二日間になったようだ。

そしてまた、パパにとっても日々の仕事のストレスから離れ、パパと息子達水入らずの密な時間を過ごせたようで、ご満悦。”俺ってなんていいパパなんだ!”と自己陶酔しながらも、実はかなり疲れたようで9時前には子供たちと一緒に眠りに落ちていった。

はは〜、ほらみろ!専業主婦はとっても疲れるんだから!当時私が専業主婦をしていた頃に体験してもらいたかったわ、と思いながらも、まあよい経験になったでしょ、よしよし、とちょい上から目線な気持ちになった私がいたのでした。

しかも、本人、翌日には、

”いや〜、充実の二日間だったけど、やっぱり会社に行ってる方がだいぶ楽だわ〜。世の中の専業主婦たちはどうやってやりのけているのか、本当に感心するわ〜”。との発言。

確かに、期間限定ならまだしも、延々と日々朝から晩まで子供のお世話と家事を一人でこなすのは、本当に並々ならぬ体力とある一定の自己犠牲が必要だ。世の中のお母さんたちは本当にえらい!

さて、日本でのパパの子育て関与に関する現状はいまいち掴めていないけれど、フランスでは特にパパもかなりの割合で関与しているように見える。というか一般的に女性たちは、パパもママと同じように関与するのが当然、と認識しているようだ。二人の子供なんだから、二人が責任持って子育てするのが当然といった風。またほとんどのママは仕事をしているので、二人で同じくらい子育てや家事に携わり、協力していかないとまわらない、というのが本当のところなのかもしれない。

このような状況なので、パパたちは家事・子育てにおいて、かなり自立している。ママがいなくても、ほぼ問題なく家や子供のお世話をこなせる。

これはママとしては正直とても有り難い状況だと感じる。”ボンボン”をあげすぎるのはやめて欲しいけれど、基本的に”任せられる”人が自分以外にいるというのは、心強いし、何となく気が楽になる。

逆に考えると、ママが働いている状況というのは、パパにとっては、ある意味心強いし、気が楽になるんじゃないか、と思う。

だって、どんなに仕事が辛くても家族の大黒柱として会社を辞められないとか、転職できない、とか、そういった状況を避けられるし、自分が倒れたら?といったような心配も少しは軽減されるんじゃないかと思う。

 

ただ、これはフランスのように女性も普通にフルタイムで働ける環境が整っている場合には言えることだけれど、確かに日本のようにパパが働き過ぎている状況では、逆に誰か家や家族を守ってくれる人がいないと家庭がまわらない状況になってしまいかねない。

パパたちは150%仕事、ママは150%家事・子育て、ではなくて、お互い100%(パパが120%、ママが80%でもいい)仕事をし、残りの50%ずつを子育て・家事にまわせたら、もう少し、パパとママ両者の生活面の満足度や幸福度が上がるんじゃないか、って勝手に思っているのだけど、どうなんだろう?

だって、パパだってもっと子供たちや奥さんとの時間を持つべきだと思うし、ママだって、家庭以外の活動に従事してもいいと思う。でもパパたちが働き過ぎていたら、ママたちはある意味シングルマザー状態にならざるを得ない。パパたちにとっては、気がついたら子供が育っている、みたいな状況になりかねない。しかも、パパたちがあまりに家事・子育てに関与しないと、そのうち、パパの存在価値がそれこそATM状態になってしまうのもある意味自然な成り行きだと思う。

やっぱりまずはパパたちをとてもエクストリーム(究極)な仕事環境から解放してあげることが第一なのか。

おっと、今日はそんな女性の社会進出について書くつもりではなかったのに、書いているうちにだんだんそっちの方向に話が向かってしまった。

人生の様々な局面で感じるけれど、やっぱり結論としては何事もバランスが重要だということ。エクストリーム(もしくは無理)な状況が続くと、どこかで必ず歪みが生じる。心身健康でいて、人生にそれなりの幸せを感じるためには、色々なものをバランスよく取り入れていかなければならない。仕事をすること、遊ぶこと、休むこと、家族の時間、子供との時間、"動”でいること、”静”でいること、、、

というわけで、最初に戻ると、どんな形であれ、ママの手助けなしで、パパが子育てに専念する時間をどうにか設けることは、パパにとってもママにとっても子供にとっても、とても有意義だと思うのです。”期間限定専業主夫”おすすめです?

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