お盆の時期になりました。
これから帰省される方やホリデーに出かける方も多いのではないでしょうか。
少しでも非日常を安全に楽しく過ごされますように。
それから、心身ともにリラックスし、”日常”に向けて、良いエネルギーを充電されますように。
休暇は日々のストレスから解放され、心と体をリフレッシュ&リチャージする時間です。くれぐれもストレスフルな時間を過ごさないでくださいね♡
さて、今日はルーマニアの続き!と思っていたのですが、街並みやアール・デコ建築の素敵な建物の写真は、夫がすでに日本に持って帰ってくれたカメラで撮っていたため、ここに掲載できる写真がないことに気がつきました(涙)!
なので、ルーマニアについては回想記ということで、東京に着いてから書こうかと思います。
今日は、ロンドンで感じた子供の教育について。
ロンドンでの約10日間はどのように過ごしたかと言うと、まさに、住んでいた頃と同じ風にして過ごしました。
義姉家族(姉と子供たち)と一緒だったので、時々観光もしましたが、ほとんど公園で過ごしたと言っても過言ではありません。
公園で、子供のロンドン時代の友達と遊び、親とおしゃべりし、子供たちは公園のテニスコートでテニスをしたり、サッカーをし、公園のカフェでランチをしたりお茶したりと、とにかく公園、そして子供を中心としたホリデーとなりました。
トランプ大統領の”アメリカファースト!”をもじって、”子供ファースト!”みたいな(笑)。
子供たちが寝静まった夜は、ほぼ毎日ワインと共に女子会でしたが♡
また、お兄ちんはサミュエル君のお宅にお泊りをしたり、いとこの男の子も交えておうちにお邪魔したりと、とにかく子供たちにとっては、最高に楽しいホリデーとなったのではないかと思っています。
さて、そんな風にして子供たちが遊んでいる間に、教育感度の高いレミーとサミュエルのママ・パパたちとコーヒーを飲みながらのおしゃべり。
話のネタの中心はやはり子供の教育について。
彼らの話の中で、ママンがすごくいいなと改めて感じた点は、やはりイギリス人の多くは、子供をよく観察している、特に、長所をよく見ているということ。そしてその長所をいかに伸ばせる教育を与えられるか、といった観点から”教育”を考えていること。
例えば、レミー君の場合。
彼はそれまでは空手にはまっていて、3年ほど週2で通っていた。けれどもある日、ピアノが弾きたいと言い出し、空手をやめ、ピアノの先生を見つけ、今では1日2時間ほど何かにとりつかれたかのように練習していて、かなり難しい曲も弾けるようになってきている、と。
なので両親の中では、いかにして彼のピアノへのパッション&モチベーションを保つ環境を与えられるか、というのが直近の課題となっているようでした。
そんなことも兼ねて、週末からはパパがレミーをウィーンへの小旅行に連れていき、多くの本物のクラシック音楽に触れ、彼によい刺激を与えたいと熱弁していました。
また、お姉ちゃんはアートが好きなので、アートのクラスをたくさんとれる学校を探してその学校へ入れた、と言っていました。
サミュエルに関しても同様、彼はとても手先が器用でアートのセンスがあるので、小さい頃から自由に制作ができるアートのアトリエに通わせていて、中学校はアートの試験で入学できるところに入れて、もっとアートを学んで欲しい、と言っていました。
なるほどー。
お二方、とっても熱心に教育論について語っていましたが、ママンも、その”長所を伸ばす教育”はとても良いと改めて感じたのでした。
そもそも自分が何が好きなのか、がわかっているだけでも強みになると思うし、それが得意であったらなおさら、長期的に訓練していて秀でたスキルとなって習得できていたら、これほど自信に繋がることはないと思うし、その自信は他の分野にも効果的に働くのではないかと思うのです。
好きな活動があるだけでも楽しいし、生きるモチベーションになるし、前向きになるし、よいエネルギーで心と体が満たされるという特典付きです!
一方で、日本では(特に東京)子供の教育がどう見ても塾一辺倒になっている気がして、果たしてこれは子供にとって健全なのだろうか?と?マークがついてしまいます。
せっかくの生まれ持った”違い”、”個性”、”ユニーク”な部分を”放って”おいて、主要教科の知識を詰め込む訓練ばかりに時間をつぎ込んでしまっていいのか、と、そんな風に改めて考えさせられました。
特に、中学生であるレミーのお姉ちゃんや彼女の友人たちを見たときに、何だかすごく輝いているように見えて、日本の中高生が醸し出す雰囲気とはちょっと違って見えたのでした。
私自身、自分が中高生の頃を思い出してみると、学校へ行く楽しみは友達と当時好きだった人に会いに行くため、とそんな風で、全く自分のスキルや潜在能力を伸ばしているという実感はなかったなーと。そんな意味で、ウキウキワクワクした記憶はないし、何だかとにかく全てが(勉強も部活も)、それなりに頑張っていたものの、受動的(やらなければならないと思っていたからやっただけ、みたいな)だったような気がするのです。
息子の友達ママ、パパたちとおしゃべりしながら、そんなことを感じたママン。
イギリス人がポジティブで、できないことは気にしないでいられるのは、こういった教育の賜物でもあるのかなーと思ったり。
と、そんなわけで、ただ公園でピクニックしながらおしゃべりしていただけのロンドンホリデーではありましたが、実は、こんな風にちょっと深いことを考えたりもしていたのでした。
どちらにしろ、お兄ちんは親友たちに再会でき、小さなぼくちんはロンドン時代の記憶が蘇り、ママンもかつての大好きな友人、隣人、同僚たちとも再会でき、従妹ファミリーをロンドンライフに巻き込み楽しく過ごすことができ、ミッション、コンプリート!
この夏の旅行行程は残すところ、帰るのみとなりましたが、パリもルーマニアもロンドンもそれぞれ堪能でき、充実した日々を送ることができました。
心からどうもありがとう♡