結婚観に続き、今度は家族観。
ある意味、結婚観と通じるところもあるけど、ちょっと違うのがこれ。
家族との距離感。また彼・彼女にとっての家族の位置、重要度、優先度。
家族関係はどうか、どのように家族と接しているのか、というのをよく観察するのがいい。
これはおそらく将来家庭ができた時に、お互い無意識のうちに自分の家族関係をコピーしたような家庭を作り上げていく可能性が高いので、予め知っておくと何となく安心だ。
ここまでは国際結婚だから、というわけではなく、すべての”結婚”に当てはまることだと思うけど、例えば、家族行事、その頻度、またどれほど”夫”家族が干渉してくるか、夫ママと夫の関係はどうか(極端にマザコンじゃないか)、等は、結構お国柄が反映されているような気がする。
例えば、ラテンの国々では(ここではフランスも含める)、やっぱりママの存在感がかなり強く、何でもママ第一!みたいなところがある。結婚しても、ママの料理が一番だし、何か心配ごとやわからないことがあったらまずはママに聞くし、1週間に一度はみんなそろってお食事をする上に、週の間はほぼ毎日メールやら電話やらで何かとママと連絡をとる。そして、ママはママで、超ラブ??な息子が結婚したとしても、息子は私のものよ!的な態度を継続する。嫁に遠慮する、ということはない。
下手すると息子とお嫁さんの新居の家具やらにまで口出しをしてきたりもする。そして、もちろんママ大好きな息子はママの意見をきちんと聞くし、何かとママをたてる。
といった光景が日常茶飯事に繰り広げられる。
一方、北欧では、どうやら家族関係は結構あっさりしたものらしく、介入もしなければ、それほど家族と頻繁に連絡を取り合ったり、実際に会ったりすることもあまりない、とか。
結婚するなら、もちろん家族を大切にしてくれる人の方が安心感やあたたかさがあってよい。けれども、あまりに自分の生まれ育った家族との距離が近すぎたり、ママ??過ぎる彼との結婚は、何かと家族との関係で悩むことが出てくるのではないかと想像する。
下手すると、家族の過干渉により夫婦関係が破綻してしまうこともある。
なので、あまり、あたたかいけど”暑苦しい”家族関係を望まない人は、そのあたり、よく観察し吟味した方がよいかと思う。
逆に自分の家族がどちらかというとドライであっさりした関係であった人の場合は、こういった暑苦しい関係に憧れることもあるかもしれない。
自分が必ずしも理想とするような家族との距離感や関係を保つのは簡単なことではないけれど、それはまあハードルが高いとして、これだけは耐えられない、というものに関しては予め把握し、感じておくのがよい。お国柄に関しては、かなり深〜く根付いているので変えようと思って変えられるものでは決してないのです。
とは言え、人間は順応性が高いので、どんなに自分とは乖離した家族関係を持つ相手と一緒になったとしても、意外とお互い感化され、うまくやっていけるパターンもあるかもしれない。
どちらにしろ、結婚を決める前に、相手の家族とある程度の時間を過ごし、彼・彼女の家族に対する接し方などをよく観察し、そこから様々なサイン・メッセージを汲み取るのはとても有意義なことだと思うのです。
そしてもちろん結婚を決めたのなら、相手がどんな家族関係を持とうとも、相手の家族と基本的には仲良くよい関係を築いていくことは、関係者みんなにとってポジティブでアドバンテージとなる。周りのみんなに大賛成され、祝福される結婚ほど幸せなことはない??
というわけで、今日は家族観について書いてみました。
次はお金・仕事に対する価値観について。
続きはまたのお楽しみ?