サイトアイコン ロンドンの色・パリの味

桜尽くしと諸行無常

今日は快晴!気温も高く、ママンの中では”これぞ日本の春!”的なぽかぽかした空気に包まれた1日でした。

桜もおそらくこれから数日間の間が満開なのでは、という雰囲気もあり、せっかく綺麗に晴れた今日。夫と二人でランチ花見をすることにしました。

実はこうして時々夫の職場近くへ遊びに行き、夫同僚たちと、もしくは夫と二人でランチをしたりしている。

今日は二人!お弁当を買って、千鳥ヶ淵緑道でお花見ランチをしました。

まだ7分咲きくらいでしたが、いや〜、これまた絶景!東京のど真ん中で、こんな優雅な自然の織りなす美を堪能できるとは!

仏人夫も”初体験”に心から感動している様子。

”花鳥風月”、自然が人々に与える感動や癒しのパワーというのは底なしだなあ、とつくづく思う。

お弁当を食べながら、”そういえば、初めて二人で一緒に日本に来たのがちょうど10年前の今頃だね!”という話になった。

そう、ちょうど桜が満開の頃だった。まだまだ初々しい自分たち。始めてボーイフレンドを実家に連れて行く、という一大イベントにほのかに緊張しつつも、大興奮であったママン。

当時はまだ婚約すらしていなく(なぜかとても強くこの人ときっとずっと一緒にいるだろうな、という気はしていたけど❤️)、ちょうど初の日本一時帰国からパリに戻ってすぐに、当時ママンが一人暮らしをしていた14区のアパルトマンで同棲生活を始めた。

あれから10年という月日が流れた。

色んなことがありすぎて、何とも密な日々であったように思う。

転職し、婚約し、結婚し、出産し、ビジネススクールに通い、ロンドンに引越し、二人目が生まれ、転職し、そして日本へ。

めまぐるしい日々だった。気が付いたらお互い、白髪がちょっくら顔を出してきたり、小じわが出てきたり、お腹まわりのお肉ののりがよくなって来たり(笑)、と確実に体に年が刻まれていることを感じるけれど、こうして一緒に年を重ね、様々な経験を共有できるパートナーがいる、というのは幸せなことだなあと感じる。

10年後の今頃も一緒にどこかで桜を眺めているのだろうか。

どんなことを話しながら、感じながら桜を見ているのだろうか。

その頃にはお兄ちんはもう大学生。大人の道へ足を踏み入れている段階です。

はかなく可憐な桜を遠目で見ながら、久々にしみじみと”諸行無常”を感じたのでありました。

おそらく後1週間ほども桜の命。昼間の光にも夜の暗闇にも上品に輝く桜の花々。

たっぷりと堪能しようと思う!

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