サイトアイコン ロンドンの色・パリの味

恋愛体質とアートの関係ー芸術の都パリ

4月に在日フランス商工会議所主催の"Bonjour France"、”ボンジュール・フランス”というイベントが開催される。

ボンジュールフランスの目的は、"フランス"をプロモーションすること、つまり、"フランス"を再発見してもらうこと、のようだ。

フランスのグルメ、ファッション、デザイン、美容やアール・ド・ヴィーヴル(生活美学)を改めて紹介し、人々に触れてもらうためのイベント。先日、その説明会を聞きに行って来た。

プレゼンテーションを聞きながら、“そうそう、これ!、これがまさに私がパリ、そしてフランスに強烈に魅かれていたわけ!”と、かつてママンが盲目的にパリに魅了され、フランス語を勉強しパリに一人渡った、”なぜ”、を思い出した。

そう、ママンはパリが解き放つ、あの五感がうずくような、感度が高まるような、そんな雰囲気の虜になってしまっていたのだ。

それはまさに、街中に溢れる”美”、”芸術”から来るもの。

オスマン調の建物、ノートルダム大聖堂やサクレ・クールなどの歴史的建造物やその内部の彫刻、モザイクやステンドグラス、メトロの駅名のラベルや出入口のデザイン、小さな丸テーブルが道に並ぶカフェ、どこか物憂げなセーヌ川、美しくデザイン・整備された公園、公園に散りばめられた緑色の椅子、クールなパリジェンヌたち、至る処のパン屋から香るバゲットの香り、街角から聞こえてくる哀愁漂うアコーデオンの音色、歪められた石畳を歩きながら感じる長い重たい深い歴史とそこで生きた人々の証、そして魂...。

そんなもの全てに五感が刺激され、クリエイティビティがうずくような、生きること、生活することが美しくなるような、何か”深い”ものを感じ、改めて”生きる”ということの意味を考えさせられるような、そんな感覚を得たのだ。

パリに吸い寄せられるように各国からやってくる人々もそんな類の、”センシティブ”な人が多いような印象がある。実際、パリには、世界のあらゆるところから、文学者、哲学者、そして芸術家がこぞって人生の一時を過ごしていた時代があるし、おそらく今でもそれは継続しているのではないかと思う。

また、そんな五感が生き生きとする街にいると必ず誰もが恋に落ちる。

どうして”パリ”がロマンスの街なのか。

それは、五感が研ぎ澄まされ、感度が高くなり、生きることについて、人間について、愛につて敏感に感じるようになり、従って恋愛スイッチがオンになりやすいのではないかと思う。

無味乾燥の毎日を送っていると無意識的に抑圧されてしまっている五感や感情が、芸術的に豊かな環境にいることにより、呼び覚まされ、恋や愛といった感覚が敏感になり、恋愛体質になるのではと感じる。

だからやっぱり、パリは芸術の都でもあり、恋愛の都、ロマンスの街でもあるのだ!

と、ボンジュールフランスの説明を聞きながら、当時のウキウキ感が蘇り、一人甘い過去の思い出に浸っていたのだ(笑)。

人は、恋愛体質になると、どういうわけか、異性を惹きつけるフェロモンが出てくるようにも思う。

なので、”恋愛”という感情がオフになってしまった、と感じる人がいたら、是非、何か芸術活動をするか、もしくは、芸術に触れる(映画を観て感動したり、美術館に行って美しいものを見たり、優雅な音楽を聴いたり、、、)機会を増やす、もしくは五感が研ぎ澄まされるような街にいったりすると恋愛ホルモン(?!)が刺激されるのでは!と思う。

特におすすめは、それこそ社交ダンス(ペアのダンス、特にアルゼンチンタンゴは官能的で恋愛スイッチオンにすること間違いなし!)を初めてみるとか、ね。気づけばお色気たっぷりになり、本来持った女性性が開花するのではないかと思う!

ボンジュールフランスでそんなことを感じた直後に、日経ウーマンでこの記事を発見し、何だか共感!というか確かに!と思いながら楽しく読ませていただきました。

今日も最後までお読みいただきどうもありがとう♡

 

 

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