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十人十色な人生、それぞれのライフストーリー

人との出会いがいかに自分の人生に刺激を与えたり、影響を与えたりするか、ということについて最近考えさせられる場面が多い。

人一人の存在意義というか、存在感の大きさ、一人の人間が他人に与える影響力の大きさというのはすごい!とつくづく思う。

例えば、幼稚園のママ友との出会い(つながり)や、子供の水泳教室で、子供を見学しながらおしゃべるするママさんたち。

高校、大学、職場では、入学(社)試験というフィルターがあるため、割と似たようなバックグラウンドを持った人たちが集まり、その中でも更に心地の良いと感じる人たちと惹かれ合い友達になることが多い。

けれども、子供の幼稚園・小学校や習い事で出会うママさんたちに関しては、同じ母であること以外の共通点はない!と思えるほど、様々な年齢層や多様なバックグラウンドを持つ人たちの集合体だ。

始めのうちは、そんな環境(特にママたちの集合体というのは、個人個人はとてもよい方たちであっても、やはりグループとなると、傍から見るとあまり美しいものではなく、むしろ近づき難い排他的な怖さを感じさせたりもする)に居心地の悪さを感じたりもしたけれど、だんだんと時間を過ごすことが増え、距離が近づき、じっくり話してみると意外と”そういうこともあるんだ!”と思うような発見があったり、刺激や癒しをもらったり、新鮮!と感じる今日この頃。

例えば、子供の水泳教室で最近話すようになった男の子のママ。すでに高校生と大学生のお姉ちゃんがいるとのことで、年齢もママンより10歳ほど上だったりするのだけど、これまた彼女のライフストーリーを聞くのが新鮮で面白い。

夫が長年単身赴任をしていることもあり、ママンから見るとかなりたくましく肝っ玉かあちゃんである彼女。

これまで自分のことは完全に後回しで、家族のために尽くして来た人生。やっと子供の手がかからなくなったと思ったら、今度は義母の介護生活が始まり、ちょっとした隙間時間のアルバイトと家族のお世話に追われる生活。そんな家族へ尽くす母親への感謝どころか、まだまだ反抗期が抜けない勝手気ままな娘たち。唯一心の休まる時間は、スーパーに一人で買い物へ行くときと、少しばかりカフェでお茶ができるとき、、、。

と、そんなライフストーリーを聞いたり、ある日は、ビジネス関連で知り合った経営コンサルタントの方の1度目の起業ストーリー。サラリーマンとして25年ほど勤めた後、起業。7年で30名弱を雇う程の規模になったものの、当時革新的であった彼らの提供するサービスに類似したものを大手企業も手がけるようになり、あっという間に顧客をとられ、しまいには会社を清算せざるを得なくなったという辛辣なストーリー。自分のことは回し、社員全員の再雇用先を探すことに精を出したり、しまいにはどこの金融機関からも借金することができなくなってしまったり、一度失敗すると再出発することが極めて困難な日本の現状を変えたいと熱く語っていたり。

それから10年以上たった今、上記の方は立派に経営コンサルタントとして業務に邁進しているわけだけど、いや~、現実は時には過酷になるのね~、と、普段お花畑な発想の自分が何とも無知で現実離れしていることに反省しながらも、こういう風に、様々な方とお話することで学べる”現実”、”ライフ”がとても興味深く、ありがたいと改めて感じたのでした。

それから、中学、高校、大学時代の友人たちのそれぞれのライフストーリーもしかり。

当時はみな同じような環境で、同じように成長していたわけだけど、やはり大学卒業後、10年、15年と経つと、まさに千差万別、十人十色になって来る。

どんな仕事をしているか、どんな環境に身を置くか、どんなパートナーと結ばれるか、そんなことによってそれぞれが全く違ったカラー(ライフ)を持つようになる。

ママンは人の話を聞くのが好きだ。

それぞれ、どんなことを感じ考えながら、どんな選択をして、どんな人生を送っているのか。今後の展望は何なのか。どこに向かっているのか。そんなことを聞くのがとても楽しい。

だから、大人数でわいわいおしゃべりするのももちろん楽しいのだけど、個人的に二人でお茶したり、ランチをする方がもっと深い部分を聞くことができ、むしろ面白いと感じたりもする。

そして、”ライフストーリー”と言えば、本や映画、ニュース記事等から伺える虚構の世界のライフストーリーもまた面白い。

最後に、どんな”ライフ”であれ、”自分の人生はこんなもんだ”、とか、”自分は幸せになる資格(価値)がない”とか、そんな風に初めからあきらめモードだったり、可能性にふたをしてしまったりするのだけは違うんじゃないか、と感じた。

自信を持って自分自身のハッピーを追求すべきだと思う!

と、なぜか人様のライフストーリーを聞きながら、そんなことを感じてしまったママン。時々こうしておせっかいな部分が顔を出す(笑)。

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