サイトアイコン ロンドンの色・パリの味

息子のサッカー観戦と競技に見る国民性

日曜日は、お兄ちんのサッカーの試合観戦に行って来ました。

こうした本格的な試合があるのは1年に1度のみ。

”インターナショナル”と名のついた大会で、近隣のインターナショナルスクールや外国人学校のチーム、そして日本のチームが参加し、サッカーの対戦を通して親睦を深めましょうというコンセプトのもの。

昨年の試合は、残念ながら完敗。中には惜しい試合もあり、悔し涙やら怒りやら唖然やらでボロボロの状態で帰路に着きました。

とは言え、日本人チームがほぼ毎週末土日共に練習しているのに対し、仏人チームは週1回、1時間半の練習、プラス、時々学校休暇中の合宿のみ。

圧倒的な練習量の違いで、どう転んでも勝てないな、という状況でした。

それが今年は、練習量は変わっていないものの、大健闘し決勝戦まで上がることができ、結果としては準優勝となりました!

決勝戦はさすがに疲れが出たのか、それとも、試合開始直後に相手チームにゴールを決められて焦った(撃沈した?!)のか、完全に流れが相手寄りになり、途中、やる気を失っているかのように見える場面も多く、結果として5対0で負けてしまいました。

そんな様子を見て、正直、フランス人の国民性を感じざるを得ませんでした。気分が乗っている時は頑張るけど、逆境には弱い。モチベーションを失い安い。一旦やる気を失うと、とことん怠ける。最後まで粘らない…(フランス人、ごめんなさい!)。

一方、日本人は逆境に強く、根性あり、最後まで粘り、みんなで一丸となってやろうという気合が強い!と感じられます。

とまあ、勝手な評価はさておき、チームのみんな、よく頑張りました!

そして昨年と比べての成長が著しい!

技も上達し、何よりチームプレイが成り立っていたのに感動さえ覚えました。

そんな彼らに、応援席から情熱たっぷりな声援を送るママン。

あまりに興奮してしまっていたため、時々夫がなだめに来る始末(涙)。

我が息子もよく頑張りました!ディフェンサーとして、チームの壁となり、あらゆる敵の侵略をガード。

我が息子のそんな姿に惚れ惚れ♡するママンに夫は完全に呆れていましたが、改めて、”継続は力なり”を身に染みて感じた大会でもありました。

お兄ちんはイギリスに行ったばかりの5歳の頃から基本、週1でサッカーをしています。なのでサッカー歴は約5年。

今後ももちろん続けて欲しいし、本人も続けるつもりではいるものの、果たしてこのまま週1ベースでゆるゆるに継続するのか、それとも優勝したチームのようなところに属して本格的に練習をするのか(彼らは週4日(土日込み)練習をしているそうです)、迷うところでもあります。

何か一つのことに目一杯情熱をかけて打ち込んで欲しいと思うと同時に、あまりに家族の生活が息子の活動中心になってしまって、土日もみんなでどこへも行けない、という状況になるのはまだ避けたいなー、とも考えてしまいます。

悩ましい!

息子としては今まで通り週1がいい!と言うような気がしますが、今度さらっと真意を聞いてみようと思います。

とは言え、やっぱりスポーツ観戦は楽しい!!

バスケットボールを熱心にやっていた自分の小学生時代を思い出しながら、改めて、この”試合”という雰囲気、そして、チームプレイ、好きだな~、と感じました。

”絶対に勝ってやる”という強い意思。”負けて悔しい”という思い。勝った時の喜び。試合前の緊張感。試合中の集中力、そして興奮。そして若干汗臭い空気。

そんな全てが懐かしくもあり、今となっては美しい思い出ですが、一人の人間としての成長過程に大きく影響を与えてくれた活動だったのかなーと思います。

そして今、息子のサッカーという活動を通して、自分の子供時代に享受した”試合”、”大会”という感覚を再び生きることができ、何だかとても嬉しく、心温まる思いでいっぱいでした。

やはりそう思うと、子供の健全な成長には、学業以外に打ち込める活動も不可欠なんだと改めて感じます。特に、人格形成(自信、コミュニケーション能力、やり抜く力、根性など)には、スポーツ、特にチームプレイがとても良い影響を及ぼすのではないかと思います。

というわけで、お兄ちんにとっても、ママンと夫、そして、一生懸命兄のサッカーを見ながら自分もやりたい!と刺激を受けた小さなぼくちんにとっても、そして日本最終日で孫の活躍を垣間見れた義母にとっても、とても有意義な日曜日となりました。

お兄ちん、これからも応援してるよー♡

 

モバイルバージョンを終了