サイトアイコン ロンドンの色・パリの味

フレンチィな週末

今週末は土日とも、フランスからそれぞれ別の友人が遊びに来ていた。

土曜はママンの心の恋人の一人、メキシコで短期留学していたときにハウスメートとして出会ったフレンチ女子。彼女とは同い年、そして誕生日も近くパリでは何度か同時にバースデーパーティーを催したりもした仲で、かれこれ12年の付き合いとなる。メキシコでは彼女を含む数人の友人グループと安い夜行バスに乗ってビーチに出かけたり、また山にキャンプに行ったり、色んなアドベンチャーを共にした。そしてママンがパリに渡ってからは、彼女の素敵な友達グループに混ぜてもらったり、いい感じのコンサートやイベントに誘ってもらったりして、パリらしいパリライフを素敵なパリジェンヌたちと楽しませていただいていた。

数年後、彼女はパリではなかなかやりたい仕事に巡り会えないということでロンドンで仕事を見つけ、生活拠点をロンドンに移動し5年ほど生活をしていた。とはいえ、ロンドンーパリ間はユーロ−スターでたったの2時間半の距離。それこそ東京・大阪のような距離感なのである。ということもあり、しょっちゅうパリに帰って来ていたので、年に3、4回程の頻度で会っていた。

同い年くらいのパリジェンヌたちが日々何を考え、何を感じながら生きているんだろうか、ということにとても興味があったので、そういった意味でも彼女や彼女の友人たちをと過ごす時間はすごく刺激的なひとときでありました。

結論としては20代半ば女子たちの一番の興味は恋愛ということはやはり万国共通である、ということ。会うたびにお互いの恋愛事情をアップデートし、時々仕事の話もし、という風であった。今でもパートナーとの関係については必ず話題になるので、やっぱり恋愛、結婚は女子が生きて行く中で最も重要なテーマなんじゃないかと思えてくる。

というわけでお互い12年前から色々な道を通り今に至っているわけだけど、その変遷を時々二人で思い出してみては暖かな気持ちになったりしている。”若気の至り”というけど、やはり若いっていいね〜!改めて思うわ。何もかもが現実味がなくて、夢見ごごちで、何でもできるんじゃないか、という気になれて、何をやっても怖くない。危なっかしくてしょうがないことも色々してきたけど、そのアドベンチャーがまた刺激的でとても楽しかったりする。

と二人でそんなことを思い出しながら、土曜日の午後、オックスフォードサーカスにあるとあるカフェで穏やかなひと時を過ごしていたのであります。そしてそんな彼女から赤ちゃんを預かったと何とも嬉しい報告をいただきハグ、キッスの嵐でした。彼女はスペイン人の彼と4年程前にロンドンで出会い、その後二人でパリに移住し2年がたつところ。典型的なパリジェンヌらしく結婚はしていないけど、そのうちpacs(パックス)はしようかなと話していた。家を購入したり、ということを考えるとやはり法的縛りが多少あった方がよいからと。

時々思うのは、彼女ともしパリで出会っていたら、ここまで仲良くはなれていなかったんじゃないか、と。お互いにとっての異国で出会えたからこそ、同等の立場(言語・カルチャー的に)でいられ、友達という関係を築けたんじゃないかと。もし彼女の国、フランスで出会っていたら、きっと同等の立場としての友人関係を築くのは難しかったんじゃないか、と。恋愛だったら立場が同等であるかないかは関係ないと思うけど、友人となるとやはり同等の立場である方がお互いが近寄りやすく親近感が湧きやすいんじゃないか、とふと思った。

そして今日日曜日は夫の友達とその奥さんが週末だけパリからロンドンに遊びに来ていたので、彼らと家族みんなでハイドパークのカフェでお茶。

彼との出会いは夫と付き合い出した頃なので、もうすぐ10年になる。当時付き合っていた女性と別れ(当時8年付き合って同居していた)、その後オンラインで出会った彼女と意気投合。即付き合いが始まり、トントン拍子に結婚、そして出産。今は2児の父なのである。彼らは今でもとってもラブラブ?? この週末は子供を両親に預けて子なしで遊びに来ていたので、最高に嬉しい♪とますますラブラブっぷりを発揮していた。

色んな恋愛があり、色んな結婚がある。フランス人を見ていて感じるのは、やはり彼らは無理をしない、そしてかたちにとらわれない、ということ。あるがまま、自然のままに自由にいく、といった風に見える。

とってもフレンチィな週末なのでした♪

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