今日は十数年前にタイムスリップ!

結婚生活が長くなると、”恋愛”というものから遠ざかってしまうので(涙)、恋愛している友達の話にキュンキュンしたり、ときには昔の写真を見たりしながら、当時恋愛を楽しんでいた頃の感覚を思い出しては、キュン❤️となったりしている(笑)。なので、今日はそんな今はなき”恋愛”に恋焦がれるママンにお付き合いください(笑)。

さて、ママンがパリに渡った頃は、日本で付き合っていた彼ともお別れをしていたので、晴れてシングル!フリー!の状態で新天地での生活をスタート!

そりゃーもう、ロマンスの街、恋する街、パリで自由の身!となれば、身も心もフリー!何ともお気楽で開放的で毎日が楽しいわけだ。

そして、当時はパリという街に恋に落ちていたので(その後数年の間、パリでの実生活を通して様々な面を見ることとなり、最終的にはパリへの盲目的な恋愛感情はなくなりました!)、街を歩いているだけで心ルンルン、目が❤️状態。

 

そんなママン、ウキウキオーラが男性を惹きつけたのか、割と様々な出会いに恵まれた。何とも怪しげな人に声をかけられたり、誘われたこともあったけれど、なかなか面白い出会いも多く、そのうちのいくつかの出会いはその後、恋愛に発展したのだ。

 

どういうところで出会っていたかというと、例えばダンスのレッスン。ある大学院生のための寮の集まる地域でかなり格安で受講できる(無料のレッスンも多々あった!)レッスンがあった。ママンは当時、サルサにはまっていたので、サルサ、そしてそこで出会った友人に紹介され、ロックンロールも始めた。また同時にアルゼンチンタンゴも少しばかりかじっていた。

上記のようなダンスはもちろんペアと一緒に踊るわけだから、そりゃー、出会いが多いわけだ。しかも学生ばかりでなく、実は社会人も多く、国籍年齢問わずみんなで楽しく踊っていたのだ。

とはいえ、やはりダンスでの出会いは、正直”女の子に飢えてるでしょ?!”的なちょいと怪しげな男性も結構いたりするので、その辺りは要注意なのかな、と思う。

 

それから、フランス語の語学学校や、学校の友達経由でもいくつか出会いがあった。

そしてまた、仏人友達グループとワールドカップを観戦していた時に、隣にいたグループの人たちと仲良くなり、その後デートするようになった人もいる。

ちなみにその彼は、映画「アメリ」に登場するモンマルトルの八百屋さんの上のアパルトマンに住んでいた。当時は「アメリ」も好きな映画だったので、まさか自分がその映画に登場する八百屋さんのある建物の中に入れるとは、と最高にエキサイティングなお付き合いだったのであります(今思えば何と不謹慎な!)。

とまあ、思い起こせば色々な出会いや恋愛があったわけだけど(こうして見ると、ママンって結構軽い?いやいや、毎回本人は結構本気だったのです、ほんとほんと笑!)、やはりパリはロマンスな街だけあって、そもそも人々が恋愛体質だから、至るところに出会いのチャンスが溢れているように思う。

そしてまた、”恋愛”に発展するハードルが低い!ちょっとお互いいいなー、というサインを出したら、すぐに友達以上恋人未満みたいな位置づけになる。というか、もちろん友達を通り超して、これって恋人同士だよね?!みたいな風になる。一体、友達と恋人の境界線はどこ?これって私たち付き合ってるの?私って彼の彼女?という風に???状態。

どうやら欧州人には友達と恋人の間にもうワンステップあるらしいのだ。

 

友達ではないけど(日本語で言うと(笑)、友達以上)、でもオンリーワンの恋人ではない。デートはするけど、一人にまだ限定していない状態、もしくは”彼女”と心から言える状態ではない段階、みたいな。

だから、”気に入っているよ”みたいなことはささやくのだけど、”愛してる”とは言わない。週末も時々会うけど、一日中ずっ〜と一緒にいたりはしない、と。

手をつないだり、キスしたら、恋人でしょ!と思っていたら、実は全く相手はそのような認識ではなかった、というような話もよくまわりからも聞いていた。

というわけで、我ら日本人の考える”お付き合い”と外国人(ここでは欧州人)の考える”付き合い”というのは違うというのが結論だ。

もちろん日本人のように、ゆっくりと自分一人だけを好きになってくれて、お付き合いをし、遠い将来のことまで考えてくれる人もいるにはいる。けれども一般的には、”今が楽しければいい”、”将来はわからない”、という考えを前提として付き合っている人が多いように感じた。その点に関してはどこか悲しいというか、信頼できない、というか、そういう考えの人とは結婚はできないなあ、とママンは思っていた。

外国人と付き合うことは、同じ日本人と付き合うのとはまた違った”楽しみ”や”刺激”がある。様々な文化に触れることができ、確かに面白くもある。そしてまた、日本男児にはなかなか小っ恥ずかしくてできないような愛情表現も、外国人の彼らは普通にやってのける。

そりゃ〜、女子だったら、花束をもらったり、ロマンチックな言葉をかけてくれたり、プリンセスのように扱ったりしてもらえたら、もうメロメロ!となってしまうくらい嬉しい。

けれども、それだけで有頂天になってはいけない!外国人ボーイズは、日本人にしたら、”おはよう!”みたいな挨拶の感覚で、”きれいだね”、とか”好きだよ”とか言ってのける。もちろん本当にずっしりと心を込め、深い意味をこめて言ってくれることもある。けれども、基本的には彼らはそういった言葉を発することが簡単にできてしまうのだ。

また、今は好きだから一緒にいるけど、数か月後、数年後も同じように”好き”かはわからない。だからあまり先のことは考えたくないし、あまりコミットしたくない、と考える人が多いように見えた。

欧州に来るまで付き合っていた日本男児たちがどちらもかなりのめり込むタイプだったので、正直欧州人のこの”その日暮らし”的な付き合いにはびっくりしたし、ちょっぴりさびしいなと感じたのを覚えている。

けれども、そんな付き合いを数ヶ月もしたら、自然と列記とした”彼”、”彼女”になり、そのうち”愛してるよ”、”君しかいない”というような言葉が出てくるようになる。そしたら後はどんどん二人の絆を強めていき、なくてはならない存在になるのだ。そしたら気がついたらきっと人生のよきパートナーとなっている。

とまあ、パリの恋愛事情。

やはりロマンスの街だけあって、シングル率が少ないように思う。何事もペア中心に動くので、”彼”、”彼女”がいて当たり前なカルチャー。そして、おじいさんになっても普通にきれいな女性に声をかけてしまうお熱いムッシューたち。

恋愛モードを高めたい、もしくは恋愛体質になりたい、と思っている人たちには面白い街なんじゃないかと思う。

日本の婚活に疲れてしまった人がいたら、ふとパリに足を運んでみるのもいいかもしれません❤️

 

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