時々仕事の合間に時間を見つけては友達とランチをしている。
幸運なことに女友達は多くいるけれど、そのタイプと言ったらもう千差万別。
専業主婦もいれば、シングルマザー、独身の子、現在妊娠中の子、そしてワーママもいる。
今日ランチをした友達は子供の学校で知り合ったママ友。
元々はママ友だけど、今は単なるママ友という域を超え、親友に近い存在と言っても過言ではない。
子供の教育の話から夫婦関係について、仕事について、ファッションについてと、あらゆる話ができる。そして何と言っても私の中では、彼女は戦友である。
共に同じ土俵で戦っているわけではないけれど、彼女は長らく専業主婦をし、2年前から働いていて、一気にそのスキルを開花させた経歴を持つ。もともと語学に精通していて、ビジネスも学んでいたことから仕事に対する高いポテンシャルはあったものの、夫の昭和的欲求(笑)に応えるため、及び子供のためと考え、自分のことは一旦後回しにし、家事育児に従事していた。
そのうち、やはり自己成長・自己実現の欲求、自立したいという欲求を抑えきれなくなり、下の子が小学生になったタイミングで少しずつ、ザ・昭和な夫を説得し、漸く仕事探しをするというスタート地点に立てたのが約2年前(ここまでさらっと書いてしまったものの、実際はその”スタート地点”に立つまでに夫とかなりのバトルが繰り広げられていた様子)。
そこからまずは短期契約の仕事をあっという間に見つけ、みるみるスキルを習得し、1年後にはかなり条件の良い会社に正社員マネージャーとしての転職を果たし、今に至る。
そんな経緯があったからか、専業主婦生活にピリオドを打ち、社会人(会社人?!)として復帰した後は異常なほどの高いモチベーションと集中力を持って業務に取り組んでいたようだ。
そんな彼女の目下の目標はやはり仕事で成功すること。
具体的に何を持って成功とするのかは未確認ではあるものの、彼女と一緒にいると、その覇気を感じる。
そして同時に、彼女はやってのける!という気がしている。
というわけで、彼女と私は全く違う土俵で戦っているわけだけど、同じく”成功”を目指して前進する戦友なのだ。
時々電話をし合ったり、こうしてランチをしてはお互い鼓舞しているのだ。
また、最近ランチしたある友達は、ここ数年旦那さんとの関係に悩んでいて、ほぼほぼ離婚しかけていたが、最近急激に関係が改善し、昔の仲良かった頃の自分たちに戻れているようでとても嬉しい!との幸せなお知らせがあった。
そう。彼女は長らく旦那さんとのぎくしゃくした関係で苦しんでいた。
男尊女卑的発想な旦那さん。週末はアクティブに家族で過ごしたい奥さんとひたすら一人で籠りたがる旦那さん。そんな部分にうんざりし、”この人とは一生楽しい生活をともにすることができないんじゃないか”と思って真剣に悩んでいた彼女。
しかも家や子供のことは全て奥さんに丸投げ。子供に対しては優しいけれど、一緒に遊んであげたりという素振りもあまり見せず、とにかく一人で静かにしたいという一匹オオカミ的な旦那さん。それに対して不満を言うと不機嫌になるだけで、決して変わろうとする気もない旦那さん。
そんなことに疲れ、彼女は一旦家から出て近くに一人暮らしをしていた時期があるほど。
旦那さんは、奥さんがその気なら、別れた方がいいかもという話までしていたとのこと。
一旦離れ、その間彼女は、とにかく一日も早く経済的に自立できるよう益々仕事に邁進した。他の男性に心惹かれることも何度かあったようで、一時的には心も完全に旦那さんから離れていたとのこと。また、夏休みは子供たちと夫なし3人で旅行にも行ったとのこと。
そしたらそれらの冷却期間や、海外の地(旅行)でのリフレッシュが功を奏したのか、夫婦間で少しずつまともにコミュニケーションをとれるようになり、実はお互いがお互いを必要としていることを再認識できるようになったようだ。そして彼女は気が付いた。
あまりに相手に期待し過ぎていたことを。
確かに退屈になることは多いけれど、これまでのように相手に期待をすることをやめ、なるべく彼の良い部分に注目し、ありのままを受け入れるようにした。
そしたらより彼に優しく接することができるようになり、彼もよりおおらかな気持ちで彼女とコミュニケーションがとれるようになり、お互いが相手の気持ちに寄り添えるようになり、家庭の雰囲気ががらっと明るくなったと。
また、彼ら夫婦だけではなく、子供たちが一番その変化を嬉しく受けとめているようで、子供たちの喜ぶ姿を見て、何が一番大切なのかということについて改めて考えるようになった、と彼女は言っている。
なるほど~!
これまた人生色々!
色んなところで色んなライフストーリーが展開されている。
ママンの中では、お友達の件、ベストシナリオに落ち着いたように見え、心から嬉しい。
夫婦として長くやっていると色んな感情や不満、問題点にぶち当たる。けれどもやはり一番いいのは、平和でいること、仲良しでいること。もちろん解決策が見つからないことや、修復不可能な場合もあり、離れた方がいいケースも多くある。けれども今回のように関係が修復するケースもあるということをシェアさせていただきました!ご参考まで💛