先週とある日、何だか東京の街で未開の地をふらふらしたい、とふと思い友達にメール。
どうやら彼女もたまたまその日、空いていたようで、ではでは、ふらっと散策に出かけよう!ということになった。
向かった先は、白金台。
幼稚園のお迎えの時間があるので、散策時間はとても限られている。
その中でまず初めに向かったのは庭園美術館。
庭園美術館は都心にあるとは思えないほど緑豊かな環境にあり、まさに都会のオアシス!
そしてその建物(旧朝香宮邸)の美しさには目を見張るものがあります。
フランスを愛してやまなかった朝香宮夫妻が、当時フランスを代表する装飾美術家のアンリ・ラパンとルネ・ラリックに依頼し、アール・デコの装飾様式を用いて建てたそう。
確かにその内装は非常に”西洋的”であり、優雅な雰囲気を醸し出しいた。
「アール・デコ様式を正確に留め、昭和初期の東京における文化受容の様相をうかがうことができる貴重な歴史的建造物として」国の重要文化財に指定されているそうです。
さて、そんな素敵な建物内では並河靖之七宝展が開催されていました。
実は特に七宝焼きに興味があったわけではないけれど、いや〜、その美しさに感動!
何とも繊細で上品で優雅な作品たち!その緻密なデザインや美しい色に見入ってしまいました。こんなに細くて繊細な作業ができる人間技。本当に人間の可能性は無限大だ!と感じてしまった(笑)。
また彼の、その道で大成功を収め、名誉を授かるまでの道のりもとても興味深く知ることができました。
こうして時々芸術に触れるのは心が揺さぶられ、よいインスピレーションが得られる気がします、ってどこにそのインスピレーションを使うのか!っていうのが問題なのだけど(笑)。
さて、予想していたよりもかなり並河さんの七宝焼きにとりつかれてしまい、だいぶ時間が押してしまったので、館内にあるカフェでランチをすることに。
サンドイッチには実はそれほど惹かれなかったものの、セットメニューのデザート、シフォンケーキに目が❤️!いっただきま〜す!
とまあそれなりに美味しいランチをいただいたはずなのだけど、味をかみしめることなく、やっぱりお話に夢中になってしまった。
いつものこと!
話をしながら、これまでママンの中であれこれ考えていたテーマ、”日本は女性が暮らしにくいのか”ということについて、改めて色々と考えさせられた。
近々上記のテーマについても書いてみようと思う。
さて、ゆっくりとランチを済ませ、急ぎ足で庭園に向かう。
東京の中心地にいるとは思えない静寂。緑。空。とてもピースフルな空気に包まれた美しい庭園。茶室。
その全てが癒しを与えてくれたように感じた。
何とも温かで穏やかで和やかな昼下がりのひととき。
ありがとう❤️