Merry Christmas!!
今年のクリスマスは夫の実家(フランス)でお祝いをしました。
フランス人は(いや、イギリス人も同様だと思われる)、クリスマスというイベントに一世帯あたりいくらお金をつぎ込んでいるのか、いつの日か調査してみたいなと実は思っているのだけど、かなり大金を使っていると思われる。私の予想では日本円にすると10万円は軽く超えるのではないかと思っている。
まずは食事。シャンパンから始まり、各種ワイン、フォアグラ、サーモン、カキ、ターキー、チーズ、デザード、チョコレート等、ここぞとばかりに高価で豪華なものばかりがテーブルに並ぶ。24日の夜だけではない。25日のランチまでご馳走は続く。
そして、クリスマスデコレーション。本物のツリーだって大きく立派なものを買おうとすると1万円はする。そして、テーブルだってせっかくだからクリスマスっぽく素敵にセッティングしようと思うと様々なデコレーショングッズを購入する必要がある。
それから、プレゼント。こちらでは、子供たちだけではなく、ディナーに参加する人(家族やら親戚やら)全員分のプレゼントをそれぞれが用意する。人数が多くなるので、一人当りにそれぼど高価なものを買わなかったとしても、最終的には結構な金額になる。
でもでも、やっぱりクリスマスは特別。子供にとってはマジカルなイベントだし、大人にとってもみんなで集まっておいしい食事を食べて、飲んで、ワイワイできて楽しいイベントなのです。どんなにお金が飛んで行っても気にしな〜い!プレゼントを選ぶのも、デコレーションを見て回るのも、食品を買うのだって、ウキウキワクワク楽しいもん♪ しまいにはどんどんお金を使うことが快感に感じられて来てしまう、何とも危険な感覚でもある。お店だってどこに行ってもクリスマスソングやらデコレーションやらイルミネーションで楽しげな雰囲気に包まれているし、ついつい買ってしまうのも当然です。と、みんながみんなこんな感覚なのだと思います。ちょいと一歩引いて、冷めた目で見てみると、完全にのせられているのかもしれないけど、こうして波にのって楽しんじゃう方が日々の幸せ感が増すのではないかと思ったりもするのです。
と、前置きが長くなりましたが、今年のイブの様子を書いてみます。
通常は夕方6時頃からぼちぼち人々が集まって来て、シャンパンを飲みながらおつまみをつまみ、会話に花を咲かせます。これ、1時間、時には2時間近くも。そして7時半から8時頃に席につき、そこから3時間ほどかけて、次から次に出される料理を楽しむのです。
今年のメニューは以下の通りでした。
前菜:フォアグラ、スモークサーモン。通常はカキもここで出てくるはずなのですが、うちはカキ嫌いな人口が多い為、カキはありません。
ちなみに、このピンクのスパークリングワインはCerdonと言う名の甘口でとってもおいしくかわいいワインです。女子に大人気(のはず)!
そしてカキの代わりとなる魚介類のグラタン。
ホタテ、ムール、エビ、エシャロット、パセリ、シャンピニオンが入っています。ホタテたっぷり、そして魚介類とベシャメルソースのハーモニーがたまらない??これはかなり美味です♪
メイン:子羊のもも肉(ターキーを食べる家庭が多いようですが、うちは今年は子羊)3キロ分!こんな大きな肉のかたまりはフランスに来るまで見たことがなかったような。
メインの後はチーズ各種
デザート:チョコレートとヌガーのケーキ(ルーマニア風)。今年のデザートは夫の義妹家族提供のルーマニアのデザートです。
他にもイギリスからクリスマスデザートの代表格、ミンスパイやピエールエルメのマカロンもあったりしましたが、もうお腹がいっぱいすぎてどれも食べる気になれず、残念ながらほとんど残ったままとなってしまいましたた。普段は誰からも愛されるデザートたちですが、さすがにこのボユームたっぷり料理の後には太刀打ちできません。
もちろん、食事の間を通して、シャンパン、セルドン、赤、白ワインは常にグラスに注がれるのであります。
終了はミッドナイト。今となってはこの3時間以上にわたる食事にも慣れましたが、フランス語やこの長〜い食事文化になれるまでは、席についている時間が永遠に続くように感じられ、正直苦痛な時間でもありました。
今はとにかくおいしいワインを程よく飲んで、ほろよい気分で食事を楽しむことに集中しています(笑)。
今年は夫と一緒に迎えた10回目のクリスマス。
お腹いっぱいの楽しさいっぱい、そしてほろ酔いのよいイブのひとときでした♪