この前、会社から帰宅すると、家ではお兄ちんがせっせと折り紙で色々なオブジェクトを大量に作っていた。

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手裏剣、箱、怪獣、風船、カエル、輪っかの飾り。。。

あるったけの折り紙を使い、自分の知る限りの”レシピ”をフル活用して、奮闘している。

ママン:”ただいま!” ”あれ、何してるの?どうしてそんなにたくさん折ってるの?”

お兄ちん:今度、サミュエル(お友達)と公園で売るんだ!集まったお金はチェリティーに寄付するの!”

出た!ママンはいつの日かご近所さんから報告を受けて、びっくりと同時に何だか笑えたエピソードを思い出した。

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そう、ご近所さん、こんなことを報告してくれたのです。

”お宅のお兄ちん、今日公園で、段ボール箱の上に折り紙を並べて、お友達と一緒に売っていたわよ!”

”え〜?????!!!!!”

ママンは全くわけがわからず、ポカン。

”私も娘にひとつ、手裏剣買ってあげたの!売れ残ってたから半額にしてくれた(笑)”

と。

お兄ちんがお友達やクラスメートにしゅり剣を作ってあげたり、作り方を教えてあげたりしていて、手裏剣がちょっとしたブームに当時なっていたことは把握していた。けれど、まさか、それを”売る”というのは初耳だし、そんな計画があることすら聞いたことがなかった。

どうやら、友達と”売ってみよう!”という話になって盛り上がったらしく、”思い立ったら即行動”をしたらしい。

やれやれ。ママン、一本とられた気分。

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と同時に何だかおかしくなってきて笑ってしまった:)

一生懸命、嬉しそうに、小さなのはいくつ売れて、この大きなのは高かったから誰も買ってくれなかったけど、残るのももったいないから半額にしたら、買ってくれた!とかそういった報告をしてくれる息子を見て、なんだか微笑ましく、そして誇らしくさえ思えてしまったのだ(ってそれってダメ?ここは親として止めるべきか。まあ、たった数十円の世界だから大目にみようではないか笑)。

我が息子よ、なかなか創造力があって、素晴らしい!しかもきちんと作成した”商品”がすべて売れるように工夫しているではないか。いや〜なかなかの商売人である!

今回はあれからたぶん1年ほどたっているけれど、どうやらもっと大々的に”チャリティービジネス”をするらしい。チャリティーが盛んな英国の発想である。

お店(ダンボール箱)は公園に構えるらしい。

手裏剣ばかりだと、女の子には売れないかもしれないから、と、かわいい箱も作っている。しかも様々な色やデザインの折り紙を使って、なるべく魅力的な”商品”となるように工夫をしている。また、”limited edition" "限定商品”を作るんだ!と意気込んで、派手な柄の手裏剣をいくつか重ねて分厚くした手裏剣と小さな立体の星を詰めた箱を用意していた。

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折り紙のオブジェがだいたい揃ったところで、今度は値札を作成している。怪獣はいっぱい作ったし簡単だから安くして、限定商品は高くするんだ、とのこと。

そして、”絶対に50ペンス(80円ほど)以上の値段をつけたらだめたよ!”と警告したママンに対して、

”ねえ、ママ。商品の値段って、もの自体の値段だけじゃなくって、作った時間にもつくんでしょ?”

と。やはり、”売る”方からしたら、一生懸命時間をかけて作ったんだから、できるだけ高く売りたいものだ。それはわかる。でも子供が道端で商売をするのはやっぱりよくない!どんなに売り上げをチャリティーに寄付するとは言え、やはり子供は子供なのだ。と、大人的発想で、”高額”をつけたいお兄ちんをなだめ、どうにか無料同然の金額で”お店”をする方向で話がまとまった。

とはいえ、値段とは物の価値だけではなく、製造する過程の時間や労力への対価でもある、とはよく気がついた、我が息子よ。まさにその通り!!

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いやはやこんな、いたずらから毛が生えたような活動を通して、子供は商売の感覚や知恵を身につけているんだあ、と改めて感心してしまったママンなのであります。

まだ”お店”第二弾は営業開始していないようだけど、結果が楽しみ?

今日は久々に子供の話題でした??

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