先日、職人でもあり、アーティストでもあるお友達、さおり(いつもこうして呼んでいるのでそのまま書いちゃいます!)のアトリエにお邪魔して来ました!
彼女は、大学時代からとってもクリエイティブ&器用だったので、アート関係の道に進む可能性もゼロではないなー、と思わせる節を見せながらも、いわゆる”できる女”なので、やっぱり普通にバリバリ働くのかなー、と思ったり、どちらに転んでもその道のトップをいくだろうな、と思いながら彼女の将来を楽しみにしていたことを思い出す。
大学卒業後は予想通り大企業に就職したものの、当時傾きかけてしまったお父様の家業の立て直しをはかるために退社。結婚後は趣味で習い始めたサンドブラストにハマってしまい、子供を産んでも比較的にフレキシブルに続けられそう、とのこともあり、母になってからというもの、職人の道を選んだのだそう。
そんなさおり職人の”ガラス工房SAORI”のアトリエ拝見!↓、笑顔の素敵なさおり職人です!
サンドブランストとは一体どういうものなのか、興味津々ママンは、随分前からアトリエ見学をしたい!と思っていたものの、長らく欧州で暮らしていたため、そんな機会もなく時が流れてしまっていたのですが、それが、ついに実現!
アトリエを見学させていただき、やっとどのように彼女の素晴らしい作品が出来上がっていくのかが理解できました!
まさに、百聞は一見にしかず!人生経験が長くなればなるほど、この諺が身にしみる日々であります。
さて、さおりには、ママン夫婦の5周年記念にガラスのティーポットとコップのセットを作っていただき(イニシャル入り!)、子供達用の名前入りのガラスコップもいただいていたのです。
かわいいでしょ〜❤️
けれども、一体どうやってこんなに綺麗な線で削ることができるんだろうかと不思議でならなかったママン。
見学及び体験レッスンをさせてもらうことにより、やっとその謎が解明したのでありました(笑)。
さて、サンドブラスト体験でママンが学習したことは以下の通り。
① ガラス素材を入手する。
江戸硝子(ガラス)とは東京都伝統工芸品のひとつで、江戸時代からの伝統を受け継ぎ、手作りで製造されたガラス製品のこと。サンドブラスト作品には、硝子が二層になっている”被せガラス”を主に使うそうで、江戸切子に使われているものと同じものだそう。
現在はその需要が激減してしまったため、かつて十数社あった製造社は現在、残念ながら2社まで減ってしまったとのこと。
② ガラスに彫るデザインを決めたら、まずはカッティングペーパーにデザインを写し、カットする(パソコンに繋いだ機械できれいにカットすることができるそうです!)。
③ カットしたカッティングペーパーをガラスに貼る。
なるほどー。色々とお勉強させていただきました!
そして、早速ママンも体験!
教えていただいた手順に沿って作業開始。
やっぱり”ものづくり”って楽しいねー!なかなかこんな機会もないので、妙にルンルンしてしまう🎵
サンドブラスト機に両手を入れて、作業開始!
何だか削れていく感じが面白い!
きれいに出来ました。
とにっこりなママンでしたが、やはり先生はさすがです。何がすごいって、削った部分に強弱をつけ、グラデーションをつけることができるのです(右上の桜)。
金魚にもグラデーション。
立体感が出てきた!
もちろん、元々備わっている才能(ギフト)があることは否定できません。けれども、やはり、長年に渡る経験によって習得した技であるからこそ、こんなに美しく仕上がるんだろうな〜、とママン感激!
さおりの、和のものを届けたい、江戸硝子をより多くの人に楽しんでもらいたい、という強いパッションと繊細で美しい技が感じられる作品たち。
Creema という手作り・クラフト作品の販売サイトでも購入することができます。
7月22日、23日にビッグサイトで開かれる"Handmade in Japan Fes 2017"というフェスティバルにも出店する予定だそうです(さおりは22日のみ)。このフェスでは、日本各地で活躍する伝統工芸職人やクリエイターたちが集まり、作品を出店したり、ものづくりの体験ワークショップが開催されるようです!
ご興味のある方は、是非、足を運んでみてくださいね!素敵な作品たち、そして、さおりをはじめとする素敵なアーティストたちにもお会いできるはず❤️
さおり〜、楽しい体験レッスンをどうもありがとう🎵
これからも応援してるよ〜❤️