最近、仕事がらみで交流会や展示会に出かけることが多い。
展示会に行けば、当然のことながら多くのビジネスマンを呼び込むために、ブースの前には若い女性たちがニコニコしながら立っていたりする。
これもある意味、男性中心としたビジネスの世界を象徴している一つの光景かもしれないけれど、交流会等に行くと”男性中心”は益々顕著なものとなる。
もちろん業界によりけりなのだけど、最近出かけたいくつかの交流会では参加者のおよそ8割以上は男性であった。
やはりビジネスの世界はまだまだ男性中心なんだなーとつくづく思う。
むしろそんな世界の中で管理職になるような女性は、随分苦労してこられたのではないかと思えてしまう。
そもそも”ビジネスは男性のもの”、”女性は弱いもの”という偏見や固定観念があるので、ビジネスにおいて男性と同等の立場を得ようと思うと、男性以上の努力が必要だっただろうし、何かと戦わざるを得ない状況に多くぶち当たったのではないかと想像できる。
男性側からは”女のくせに”と見られ、”男性のポジション”を”奪ってしまった女性”に対して激しい嫉妬やいやがらせ、パワハラのようなものがあったかもしれない。
現状として女性はこれからも戦い続けざるを得ないのかもしれない。
と、そんなことを感じたビジネス交流会。
そんな中でも、少なからず感じられた”良い”兆候は、マイノリティーであることの優位性。
まだまだマイノリティーであるからこそ希少価値が高く、珍しがられ、これから力をつけていく(ビジネス界で益々多くの女性が活躍する)と期待されるためか、交流の輪が広がりやすいように感じたのだ。
また、もしかしたら私が人が発するエネルギーに敏感過ぎるなのかもしれないけれど、やはり、男性ばかりで並んでいるよりも、所々女性が交ざっている方が、エネルギー的に補完され合っていてバランスがとれているように見え、より上向きなエネルギーを感じるのだ。
やはり男性には男性特有の思考やエネルギーがあり、女性には女性特有のものがある。それが上手く補完し合っていれば、より大きな力を発揮できるはずだと強く感じるのだ。
我が社も例に漏れず男性の方が多い職場だけれども、やはり女性がいると男性の士気が上がっていることは目に見えてわかる。
女性は、女性であること自体が”花”であり、チアリーダー的であるように思うのだ。
そして、その”花”、”チアリーダー”は確実に間接的ながら、会社の業績に影響を与えている。
また、これからの世の中は、女性特有のもの(柔らかさや協調性、愛情深いところなど)が益々重宝される時代になっているんじゃないかと思う、何てそんな話を会社帰りの夫にしていた矢先に、夫が面白い記事を読んだ、と、中国のアリババの創設者であるジャック・マー氏の話をしてくれた。
記事はこちら。
まさに彼がそんなことを言っているではないか!
アリババがあそこまで成功した一つの理由は、会社に女性が多いからだと。
女性には知恵とケアする心があるから、と。
かつては社会的に成功するためには高いIQ(知能指数)が必要とされていた。
その後、IQよりもEQ(心の知能指数、主にコミュニケーション能力、相手の感情を汲み取る能力、感情をコントロールする力等、良好な人間関係を築く能力)、もしくはその二つが必要と認識されるようになった。
そして、上記の記事でマー氏は、これからの世の中で社会的に成功するには、IQ、EQに足して、LQ(愛の知能指数、社会貢献、協力・平和を求める、損得勘定ではない無条件の愛など)も必要だ、と述べている。
つまり、時代が権力や競争の男性性から、平和や愛を求める女性性へと移行して来ているということでもあるのだ!
いい流れだわ~♡
確かに、IQに関しては近未来AIが取って代わることもできてしまうだろうけれど、EQやLQに関しては完全に人間特有のもの。
どんなに脳が賢いAIであっても、心はない。
ということは、比較的男性に比べて高いEQとLQを保持する女性は、今後ビジネスの世界において益々必要となる時代になっているのだ!
今日は、まだビジネス世界ではマイノリティーな私たち。今がチャンスでもあり、頑張り時なのかなーと感じる。
女性、万歳♡