2020年も残すところ2か月強となった。
何とも異様な2020年という年。
自分史の中で、おそらくほとんどの人の自分史の中でこれほど尋常でない年はなかったのではないかと思う。
正直、社交をしたり、芸術に触れたり、自由に動き回ることが生活の楽しみとなっていた私にとっては、コロナ禍はある種の挑戦状であった。
とはいうものの、子供がまだ大きくないことにより制限は元々あったので、コロナ禍によりそれほどライフスタイルに大きな変更があったかというと実はそうでもない部類に入ると思う。
むしろ、若く自由な身である人たちにとってこそ甚大な試練であったのではないかと思う。
ただ、このような抗うことのできない事態になり、ある一定の不自由を強制されると、これまで見えてこなかったことが可視化されたり、気がつかなかったことに気が付いたり、新しい価値観に触れ感化されたり、といった意図せずして得られた数々の経験は同時に多くの人にとって貴重な学びになったのではないかと思う。
とは言え、まだまだ事態が終息したわけでもなく、終息が見えているわけでもなく、まだきっと私たちは途中段階にいて、事態のビフォーアフターのアフターについてはあらゆる予想はあるものの、今の時点ではまだ誰にもわからないのが現実だ。
世界に目を向けても、あらゆることが同時多発的に起こっていて、日々世界は目まぐるしく変化し、私たちは人類史上類まれな一つの大きな過渡期にいるのではと感じる。
考えようによってはすごくエキサイティングな時代であるのかもしれない。
理想としては、この”うねり”に上手いこと身を委ね、しなやかにそして強く生きていけたらと思う。
そして、自分自身を見失わず、直観や心の声に耳を傾け、より良い未来に向けて進んでいきたい。
さて、そんなことを考えさせられるコロナ禍が生活の大半を占めた2020年でありますが、そんな中、先週末は数年ぶりに新宿御苑にお散歩に行って来ました。
新宿御苑と言えば、大学生の頃、近くに住んでたということもあり、割とよく遊びに行っていたのでした。
当時から日本庭園辺りは素敵でしたが、今ほど洗練されていなく、入場料も200円と、貧しい大学生にもありがたい料金設定であったためとても身近な場所に感じていました。
公園脇に当時新しくできたイタリアンレストランでランチをし、その後新宿御苑でのお散歩デートは、当時の私の典型的なデートコースの一つとなっていました。
私にとってはそんな新宿御苑でしたが、今回は夫と子供たちと4人でのお散歩。
今でも例のイタリアンレストラン、あるのかなー?と興味津々で前を通ってみましたが、ありました!!!しかもそのままの姿で!
20年近く、当時とあまり変わらない風貌のレストランって、ある意味すごい!と感動してしまいました。
ちなみに、レストランはここ。
御苑の緑をガラス越しから楽しむことができ、とても雰囲気の良い素敵なお店です。その名もLa Boheme。
後に発覚したのですが、映画「君の名は」で主人公の男の子がアルバイトをしていたモデルカフェみたいです。
さて、私たちは家族4人で入りました。
パスタもピザもお肉もそれぞれとても美味しく、家族全員ご満悦でお店を後にしました。
そしてついに御苑!
入園料が500円に大幅に値上がりしていました。
東京五輪を意識したのか、園内もかなり整備され、新しくスタバもできていました。
さすがスタバ!いつも一等地に店舗を展開しています。
こんな素敵な建物のガラス越しに、”禅”な庭園を眺めながら過ごす時間は、何て贅沢なんだろう!
週末は人が多く、静かに過ごせない確率が高いですが、平日の午前中とかはねらい目なんじゃないかと思われます。
どこからでもお仕事のできる方、是非行かれてみてください!
私も行きたい💛
新宿御苑では、ちょうどバラが満開でした。
色とりどりのバラが、優雅で上品で何とも華やかな香りを放っていました。この香りを嗅いでいるだけでも、女子力が上がったかのように感じてしまいます(笑)。
やはりバラは美の象徴。その容姿端麗なお姿も香りも、最高級です。
バラ園の隣のプラタナス並木は、パリを彷彿させる光景です。
パリのルクセンブルク公園の並木道は、確か8月後半から葉っぱが黄褐色に染まっていましたが、新宿御苑の木々はまだ元気な緑が主役です。
やはり絵になるロマンチックな並木道。ベンチに座っておしゃべりしている若者カップルたちが何とも可愛げでした💛
今回数年ぶりに新宿御苑に行って感じたのは、芝生のエリアでピクニックをしたりくつろいだりする人口がとても増えたということ。
ライフスタイルの一つとして随分浸透しているんだなと思いました。
20年前、私が学生だった頃は、あまり芝生でピクニックをするグループや若者たちは、花見の時以外は見かけなかったように記憶しています。
欧州で生活を始めた頃、芝生でchillする文化が何とも素敵💛日本でもこんな風にできたらいいのに!なんて強く思ったことを鮮明に覚えています。
新宿御苑はまさに老若男女、国籍問わず、若者も、家族連れも、カップルも、年配の方も、みんながそれぞれのやり方で自由を享受し、楽しめる場所であると改めて感じました。
時にはこうして都会のオアシスを満喫するのも良いものです。
とっても良い気分転換になり、家族みんなが楽しめたお散歩となりました。
気分転換をされたい方、是非足を運んでみてください!