パリ、ロンドンと住んでみて何が辛いって、天気が悪い日があまりに多いこと。特に冬の暗さと長さには毎年のように気が滅入る。

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こればっかりはもう10年以上北国で暮らしていても慣れません。そして時々人生損してるって思っちゃうくらい。だって、晴れている日ってそれだけで気分も上がるし、外で色んなことができるし、お日様の光に包まているだけで、すごく癒される&よいエネルギーがもらえる気がするのだけど、要はパリやロンドンのような北国に住んでいる人々はその恩恵があまり受けられていないということでしょ。心から哀れだな、と思ってしまうほど。と言っても悲しいかな。今は自分もその一部。。。

というわけで、特に冬はまるで街中のみんなが冬眠をしているような雰囲気なのです。

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ところが春になるとそれが一転!

まず緯度が高いのですごい勢いで日々日が伸びる。それに加えて3月末に夏時間に変わるので、さらに一時間日が伸びる。なので晴れた日は特に夜遅くまで明るい。そして、街中に色とりどりの花がパッと咲き、さらに街が明るくなる。と同時に、人々がカラフルな服を着るようになり、冬眠から覚めたもぐらが外に出てくるように、一気に街や公園が人で溢れるようになる。そう、冬場と夏場ではまるで生活スタイルが違うのです。そして、人々の表情も違う、とママンは感じている。

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そんな北国のロンドンですが、今日は、今回は裏切られないであろう、と期待できる春の訪れを感じさせられる陽気だったのです!

朝起きて青空を見た瞬間、これは街に繰り出し、公園に行かねば!と。

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前々からお兄ちんにママンの職場を見せたいなあと思っていたので(夫は見たことありで小さなぼくちんはそもそも全く興味なし涙)、みんなでシティーを散策し、ママン職場を見せ、近くのラーメン屋さんでランチをすることに決定。シティーには面白い建築様式の建物が多くあるので、こうして休日(ちなみに今日はGood Fridayという復活祭前の聖金曜日、祭日です)に散歩をするのは結構楽しかったりする。

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というわけで、まずは、Saint Paul'sでメトロを降り、大聖堂の周りを散歩することに。大聖堂は中も豪華絢爛でとても素敵だし、夫も私も教会の神聖な雰囲気が好きなので、久々に中にお邪魔した。ちょうどGood Fridayの典礼をしていたので、写真を撮ることはできませんでしたが、うわ〜、と見入ってしまうほどの素晴らしい装飾です。技術が発展してない時代にどうしたらあんなにきめ細やかで美しい内装(天井の彫刻や絵画を含め)を施すことができるのか、と人間のなせる技には心から感銘を受ける。

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久々に教会の荘厳で神秘的な雰囲気に触れ、何だか心洗われる気分に浸りながら大聖堂を後にし、街を散歩しつつ職場に向かった。もちろん休日なので中には入れず外観しか見せられないけれど、これでお兄ちんは普段ママンがどんなところで仕事をしているのか、というイメージは持ってくれるであろう、と期待する。

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そしてラーメン屋さんに向かい(ぼくちんたちは二人ともラーメンが大好き!)、お日様の光を浴びながら外席でゆっくりランチをし(外席で食事やお茶ができる季節になったことが本当に嬉しい♪)、午後はRegent's Parkへ春を堪能しに行って来ました。

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春の匂いを楽しみにしていたママンの傍、ぼくちんたちは、もちろんプレーグラウンドで遊ぶことにしか興味なし。男の子ってそんなもんか!

今日はあまりに青空が綺麗で、そして公園の自然が美しく、たくさん写真を撮ってしまいました。

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ママンから春をお届け!って、日本はもうとっくに春が来てたね(笑)。

今日はあたたかくて優しいお日様の光にたっぷり包まれて、かわいらしい春の訪れを感じ、とっても幸せな1日でした。おまけに体が生き生きしてきた気分。やっぱりお日様って偉大♪

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