ロンドンの好きなとこ、その③は、やっぱり人々がFriendlyで, Politeで, Easy-goingで, Optimistで, そして男性がGentlemanなところでしょう!

私の場合、特に、パリからやって来たので人々の違いはとても顕著なものでした。まず、越してきたその日に、近所の人々と知り合いになり、すぐに打ち解け、数日後には家を行き来する仲に。また、お兄ちん(当時5歳)が夏休み中通っていたテニスクラブ。そこでも色々なママンたちと知り合いにあり、ピクニックをしたりお茶したりしながら地域や学校の情報を色々と共有してもらいました。まだ当時はそれほどイギリス英語にも慣れていなかったのに、こんなにお近づきになっていただいて、”いいの?でも、めっちゃ心強いわ”という感じでした。とは言え、やはり移民が人口の多くの部分を占める街。なので、うちのご近所さんたちも、生粋のイギリス人というよりは、ニュージーランド人だったり、南アフリカン人、スペイン人だったりと様々なオリジンを持つ人々なのであります。みんなが両親のもとから離れて暮らしているから、頼れる家族が近くにいないという同じ状況にあり、助け合いの精神が生まれるのかなと勝手に分析したりしています。とは言え、日々、人々のフレンドリーさに助けられていると感じます。

そして、イギリス人はとても礼儀正しい国民です。これは島国精神なのか?いや、それともフランス人が比較的ストレートな国民だからついつい比較してしまい、そう感じたのか?ともするとイギリス人の礼儀正しさはうわべだけのもののように感じられることもあるけれど、でもまあ、人当たりが悪くて他人をいやな気持ちにさせるよりは、うわべだけでも、丁寧に他人に接する方がお互い気持ちはいいなあと思うのであります。

それから、イギリス人は基本的には楽天的な人たちだなあと感じます。子供の学校の教育法や職場の環境をみても、ここまで?と思ってしまうくらい人をよくほめるし、ポジティブな表現をよく使う気がします。わかりました、と日本語では言うようなことも、Brilliant! Lovely! (素晴らしい)!と表現するし、まあまあかな, not bad! ?と日本やフランスでは言いそうなことも、こちらではamazing! fabulous!と表現する。子供の宿題に関しては、これもうちょっと丁寧に書いた方がよいでしょ!と思ってしまうようなことでも、good job! excellent!となる。ん、、、これは良いのか悪いのか?まあ、でも確かにあまりネガティブな言葉を使うよりは、ポジティブな言葉を用いた方がきっと自信につながるし、気分がよいと思うので(言霊っていうしね!)、結果的にはよいのではないか、と信じるようにしています。日本では反省をすることが奨励されるけれど(思い起こせば小学校時代、毎日帰りの会のときに”今日の反省”の時間が設けられていた記憶有り!)、イギリス人はたぶんあまり反省をいう行為をしない印象です。もちろんこれもよくも悪くも、です。教育については、別の機会にもう少し掘り下げて書いていこうと思っています。

 

だらだら書いてしまいましたが、忘れてはならぬ、もう1点!イギリス人男性はジェントルマンだと、万国共通の認識(偏見?)がありますが、これは本当だなあと感じます。例えば電車の中、立っている男性の前の席が空いたとしても、必ず自分が座る前に、周りに女性がいないか(もちろんお年寄りや妊婦さんが最優先)確認し、女性がいたら、まず彼女に席をゆずる。それが彼らにとっては普通らしいのです。そんなこと全く知らずに席を譲られた私。”妊娠してないのに、お腹出てると思われたのかしら?”と一瞬悲しくなりましたが、そういうわけではなく、ただ女性が立っている、というだけで、譲ってくれたようなのでした。これは何度も自身が経験したし、日々周りで観察できるのでやっぱり女性に譲るというのが暗黙のルールというか、ジェントルマンの女性に対する心遣いであるようなのです。エレベーターもしかり。必ず女性を先に通します。女性である私にとってはやはり悪い気はしません。ジェントルマンの定義がこんな小さな行為で表現できるのであれば、の話ですが。。。これまた、いやな感じの態度で接されるよりは、心遣いを感じられる方が気持ちがよいのであります。

というわけで、ロンドンは比較的、”よい”エネルギーに街中が包まれているような気がするのです。

 

 

 

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