金曜日がこんなにもみんなに愛されているとは、今の会社に勤めるまで認識していませんでした。もしかしたら、イギリスの文化?いや、日本でも今となっては死語ですがかつてはよく”花金”という言葉が使われていたくらいだから、これはきっと万国共通の概念なのしょう。
そりゃあ、月曜日からの労働義務から解放されるわけだから、ハッピーフライデーなわけだ。今となっては私も自ら"Happy Friday!"と叫んでしまうほど、金曜日を待ち遠しく1週間を過ごしている。でも、ふと考えて見ると、何だか悲しい、と時々思ってしまう。だって、月曜日から始まる追われるような日々をとにかくこなしてどうにか金曜日の夕刻、解放される時間まで忍耐する、という感じじゃない?
とまあ、会社の同僚たちがあまりに金曜日を待ち遠しく日々働いている姿(現在の自分も含め)を見て、ハッピーフライデーになる度に喜ばしい気持ちとそんな開放感に対する違和感とが自分の中にうごめくのであります。
パリで働いていたときはハッピーフライデーをあまり意識していなかったのは、きっと仕事を今よりも”労働”という概念よりは、自主的に意義を持って行っていた”活動”という感覚が大きかったからなのかもしれない。
小さな小さな会社で自分も経営者の一部として働いているような感覚と、比較的大きな組織の中の一部として働くことの差だろうな、と今は分析している。もちろん小さな会社だと給与も少ないし、時として自転車操業的なところもあったりするし、そういう意味でのフラストレーションやストレスはあったけど、大きい組織で感じるようなただただひとすらタスクをこなす的な感覚はなかったと思う。安定を求めるか、やり甲斐を求めるか、の違いだろうか。
でも、正直、今の仕事もやり甲斐がないわけでは決してない。むしろやり甲斐は感じている。日々色々なことを学んでもいる。チーム20人ほどの中、唯一の日本人として働くこと、女性がマジョリティーな”女の園”で働くことを通して、日々色々なこと発見し、感じながら仕事をこなしているのであります。仕事についてはまた別の機会に様々な局面から書いてみようと思う。
どちらにしろ、今日はHapyy Friday! 自由な時間をめいっぱい享受するべし♪