何だかもう梅雨入りしてしまったの?と思ってしまうようなどんより気候な毎日。

(あれ、なぜかこの映像、スマホで見ると逆さまに?!すみません!)

まるでロンドン・パリのよう。まさに、こんなグレーな日々が1週間、2週間と続くのだ。

やっぱりこういう曇りが続くと何となく気分も下がってしまう(天気に左右されやすい人!)。

あ〜した天気にな〜れ❤️とついついてるてる坊主を作ってしまいたくなる(笑)。

さて、今日は子供の成長について。

二人の男の子を見ていて本当に面白いな、と感じるのは、二人とも同じ両親から生まれ、一つ屋根の下で同じような環境で育っているのにも関わらず、全く性格が違う。見た目も違う。全く別の人格のように見える。

お兄ちんは昔からやんちゃ&いたずら好きで、何とも我が強い"high-demanding baby"だった。常に自分は何か欲しいか、何をしたいか、というのをよく知っていて、手に入れるまで泣いたりしながら、とにかく強く要求してきた。また、好奇心も人一倍強く、言葉を覚えるのも、手を使って上手に何かを作れるようになっのも早かった。その上運動も大好き。そのせいなのか、人一倍負けず嫌いでもあった。

それに比べて、小さなぼくちんはマイペース!全てが比較的スローペース。長いことおっぱいも飲んでいたし、おむつもしていた。まるで赤ちゃんであることの特権をいつまでも保持していたいと言わんばかりに。まわりのお友達ができて、自分にはできないことでも、さほど気にする様子もなく自分のペースでハッピーにしている。そしてハグやキスが大好きなスウィートボーイ。

また、子供の成長って面白いなあと感じることは、二人ともある時点で、急激に成長した、ということ。

何かが急にクリックされたかのように、昨日の自分とはもう違う、今日の自分、みたいな。

お兄ちんは3歳半頃にその”クリック”があった。

何があったのかはわからない。けれどもそれまで幼稚園で散々先生に叱られていたやんちゃくんが(どうやら率先して、友達も巻き込んでいたずらを仕掛けていたらしい)、急にころっと態度を改めて”いい子”になった。

お兄ちんは3歳になって数ヶ月たった9月から幼稚園に通い始めたのだけど、始めの数ヶ月は、まだ保育園(自由に遊び放題)の名残があったからか、おそらく規律のある集団行動ということを全く理解していなかったんだろうな、と思う。また、フランスの幼稚園は結構アカデミックなので、3歳児からすでにノートというものがあり、プリントを使って様々なエクササイズをし、それを先生に評価されるのだけど、そのほとんどが😣マークであったのだ(よくできたら😊マーク、普通の場合は、特に表情のない顔、がんばりましょうの時は😣マーク)。

それが数ヶ月後、急に悟りでも開いたのか(笑)、態度が落ち着いた。

数ヶ月間、幼稚園に通い、”怖い”マダム先生の元、集団生活とはこういうものだ、なのでどのように行動すべきか、というのが理解できたのだろうか。1月半ば頃から人が変わったように、”お利口さん”になったのだ。これには先生もびっくりしていた。家ではそれほど変わった様子は感じられなかったけれど、幼稚園での態度がとても良くなったらしいのだ。じっと座るようになり、先生の話をきちんと聞けるようになり、そしてノートのエクササイズもきちんとできるようになった、と。学年末の面談の時には、彼のノートを見せてくださり、途中からそのほとんどが😊マークになっていたのだ。

それからというもの、お兄ちんは周りから”落ち着いている”とよく言われる。イギリスでは”Model Student"と言われていたほど(日本だったら普通のカテゴリーに入ると思うけど、やはりイギリス。色んな国籍の人がいるので、性格・態度も色々なのだ)。彼が”落ち着く”以前の話をすると、全く信じられない、とよく言われていた。それほどの変わりようなのだ。

そして小さなぼくちん。

彼はマイペースでスローなだけ、時々、”本当に大丈夫?”と心配することもあったけれど、4歳の誕生日を機に、一つの大きな階段を上ったように感じる。

ベビーカーには乗らない。夜のおむつもしない。おっぱいも触らない(笑)。と、自分で決めていて、本当に全て4歳の誕生日を機に実行した。これには正直驚いた。多分、一つのことをやるのに、十分な準備期間が必要で、一旦準備ができた!と思えた時点で実行し、後は早いんだろうな、という感じ。

また、お絵描きや工作に関しても、あまり好きではないのかな、と思わせるほど、お兄ちんが同い年の頃と比較してかなり遅れを取っていた。けれどもこれまた、急に興味が湧いてきたのか、最近は色々なものを自ら描いている。しかも結構上手だったりする。

やはり子供はそれぞれ違う。成長過程も違うし、素質も全く違う。だから、あまり育児書などに振り回されて心配したり、無理矢理何かを強要するより、その子のペースを尊重してあげてもいいのかな、という気がする。

どちらにしろ、み〜んないつかは成長してあっという間に大人になるのだから。そう思ったら、赤ちゃん時代にたっぷり赤ちゃんすること、子供時代にたっぷり子供をすればいいではないか、という風に思えてならない。

最後に(トップの写真を改めて!)ロンドン時代の親友同僚にもらった素敵なコースター!

母は母であること自体でみんなクイーンなのだ。愛情さえもって子供に接していたら、どんな形で子育てしようが、それだけで意義があるのだ!

何とも勇気付けられる素敵なお言葉❤️ 時々母としての自信を失った時に眺めては、”私もクイーン!”と元気をもらったりするのだ🎵

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