生活をカラフルで楽しいものにする。

これは子供のころから一貫して追い求め、それに向かって行動している。

基本的に楽しむことが好きなので、小学校も中学校も高校も大学もずっと楽しいと思っていた。

今思えば、単にノー天気なのか、単純なのか、もしくは、楽しい!と感じるセンサーが低いのか(おそらくこれ!)、だと思うが、とにかく信頼でき、気の置けない友達がいれば、それだけで人生ハッピーであった。

仲の良い友達、そして好きな人さえいれば学校という場所が最高に楽しい(好きな人たちに会える)楽園と化していたのだ。

中学校時代は、あまりにクラスの仲が良く学校が楽し過ぎたからか、”時間が止まって欲しい~!”と本気で思っていた。そんな風に友達同士で話したりもしていた。

時は流れ、それぞれ別々の高校へ進学し、時々通学途中の電車で再会しおしゃべりをしていると、”高校つまんないんだよね~”、と嘆いている友達が複数いた。

私自身は、新しい環境で新しい良い友達に恵まれ、それなりに楽しい高校生活を送っていたので、そうか~、と彼女たちの話を同情しながら聞いていたものの、よくよく聞いてみると自分の高校生活となんら変わらない印象を受けたのだ。

そこで気がついたのが、楽しいか楽しくないかは、自分がどうするか、どうとるかによるということ。

楽しくするのもつまらなくするのも自分次第なんじゃないかとその時に感じたのだ。

”楽しい”という環境は待っていても来ない。

自分が楽しい環境、楽しい生活を創るのだ。

当時からそんな風に感じていたので、人生はある程度自分で動かせる、自分でコントロールできるという、まだまだ人生経験は浅かったものの、根拠のない確信、自信のようなものはあった。

さて、あれからもう20年以上経っているわけだけど、基本的に当時の自分と芯の部分はそれほど変わっていない。

”人生は自分で楽しくできる”と今でも信じている。

ただ、結婚して子供を産んでとなると、自分だけの力量ではどうにもならない部分が出てくるので、ここは上手く夫や子供にも、”人生は自分で楽しくでいる”ということを感じてもらうしかない。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今日は、我が家の最近の楽しい週末、キャンプ旅行について書いてみようと思います。

家族でキャンプをする、というのがここ数年の私の秘かなる夢でした。

私の中で、キャンプというのは旅館やホテルに泊まったり、旅行をするのとは全く別物。

旅館に泊まるのも、ホテルに泊まるのも、旅行をするのももちろん大好きなのですが、キャンプというのは、家族みんなで建てた小さなテントの中で、 電気もない真っ暗な空一面にキラキラ輝く星たちを眺めながら眠る。家族みんなで大自然を感じるという一体感。そんな感覚に強烈に憧れていたのでした。何だかすごくロマンチックじゃない?!

ところが我が家はテントもなければ車がない。

夫はそれほど車の運転を好まないので、必要がなければ敢えてレンタカーをすることもない。

となるとキャンプへのハードルは高いものとなっていたのでした。

ところが私の中では、家族キャンプは今、子供たちが小学生のうちに始めないと!という強い思いがありました。

しかも、冬の間の山は寒すぎるので、行けるしたら今しかない!

そんな、もはや脅迫感を感じていたいた今夏。

偶然、とある日曜日午後、ご近所さんを我が家でのアペロに招いた際に、話の流れで私のキャンプへの思いを話したのだ。

そしたら実は彼らはれっきとしたキャンプ通であることが発覚。

我が家から割と行きやすい秩父のキャンプ場の常連さんであるようで、是非一緒に2週間後に行こう!となり、とんとん拍子でキャンプ行が決まったのでした。

ご近所さんは旦那さんがオーストラリア人。我が夫はフランス人。

どう考えても彼らの"行こう”!計画はただのノリで言っているだけで、きっと実現しないだろうとどこかで疑っていたのですが(笑)、なぜか夫がキャンプグッズを買いに行くと言い出しているではないか!

テントとキャンプ用のイス、テーブル、寝袋用マット等を購入し、レンタカーの予約をし、ママンの長らく温めていた夢が実現へ向けて動き出したのでした。

そして、当日。

午前中はお兄ちんのラグビークラブの練習があったので、家でキャンプの準備をし、午後一で秩父に向けて出発しました。

2時間ほどで到着予定でしたが、途中、サービスエリアで休憩したり、食料の買い出しを行ったりして、結局キャンプ場に着いたのが16時半頃。

すでに暗くなりかけていたので、急いでテントの設置作業を開始。

初心者の私たちには、どんなにマニュアルを見ても難しく感じられましたが、夫とお兄ちんの頑張りで、どうにかテントを完成させることができました。テントが立った頃には辺りは真っ暗。あまり知らずに結構大きなテントを買ってしまっていたようで(笑)、建てるのに1時間ほどかかってしまいました。

ちなみに手慣れたお隣さんは、15分ほどでちゃっちゃとテントを建てていました!お見事!

早速夕食の準備にとりかかりました。

マキと墨を買って来て、火を起こします。

我ら女子は飲み物を用意し、まずはビールで乾杯!

子供たちはジュースで乾杯。

その後、持参のガスコンロでソーセージを焼いたり、焼きそばを作ったり、そしてお隣さんお得意のカマンベールチーズフォンデュ。

カマンベールの表面を削り落とし、そこに白ワインを注ぐ。炭火であぶり、チーズがとろけてきたらパンにつけて食べ時!

最高に美味しい一品でした。

お隣さんも言っていたのだけど、どうしてキャンプで食べる食事は、シンプルなのにおいしいんだろう?って毎回思うって。確かに、ソーゼージとか焼きそば何て普段から家で食べるよなもので特にほっぺたが落ちるほど美味しいわけでもない。

けれども、私も、そんな食事がやたらと美味しく感じたことに驚いたのだ。

やはり外で、満面の星空の下食べるお料理は違うのか。

そんな風にして火を囲みながら飲んだり食べたり飲んだり食べたりしながら、少しずつ世が更けていきました。

しめはマシュマロです。

このとろけるマシュマロが美味しいんだよね。甘すぎるくらい甘いけど、美味しいのだ~!子供たちが特に大好きな一品です。

食事が終わっても、火は欲しいね、と満場一致で思っていたので、焚火はそのままキープしつつ、大人はワイン片手にあらゆる会話に花を咲かせました。

これぞヒュッゲ~!

みんなで火を囲って、ワイン片手におしゃべり~。

まさに私が求めていたこと!

一つの夢がかなった~。しかも素早い展開で!

笑えるほどたいした夢じゃないけれど、それでも一つ目標達成。

焚火に温まりながら、広大な星がまぶしいくらいの空を眺めながら、究極の幸せを感じた瞬間でした。

あの時、思いつきで偶然ご近所さんをさらっと我が家に招待していなかったら、我が家のキャンプデビューは果たせていなかったでしょう。

と思うと、何とありがたい!!!ママンの秘かなる夢を実現に導いてくれたご近所さん、本当にありがとう!そして我が夫のお尻に火をつけてくれてありがとう(笑)!

このキャンプデビューがご近所さんファミリーのお蔭で大成功だったので、今年はもう寒すぎてキャンプはできないにせよ、来年からは我が家の恒例イベントになりそうです。

というわけで、またまた長くなってしまいましたが、楽しい我が家の週末レポートでした。

週末を楽しくするレポート(笑)はこの後も続きます!

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