先週、子供のフランス学校周辺に住む日仏家庭のコミュニティーでの新年会がありました。

時々こうして数家族、もしくはママさんたちだけで(パパの会もある!)会ったりしているのですが、今回の会は割と大きめの会で、これまであまり話す機会のなかったママさんやパパさんたちと話すことができました!

やはり色んな人と話すのは面白い💛

私は人のライフストーリーを聞くのが好き💛

みんな、各々の理由により、日本という地を選んで生活している。もちろん、会社より派遣されて短期的に滞在している人もいるし、フランスにも住んだけどやっぱり日本に住みたい!となり、家族で日本に越してきたり、元々日本で出会って住んでいたが、一時的に別の国に行き、ま戻って来た人もいる。そして、フランス人夫が学生時代に日本に来て、そのままずっと日本にいるので、海外に住んだことのないという日本人ママさんたちもいる。

また、中には子供が高校生くらいになったら、進学のことを考えてフランスに引っ越しする予定、という家族もある。

みんな色々だ。

我が家は、私が若い頃にフランスに渡り、そこで夫と出会い、数年フランスとイギリスで生活した後に、念願の日本に越して(戻って)来たパターン。

私としては”戻って”来たわけだけど、夫にとっては初めての日本生活。とりあえず試してみるか~!という感じだったわけだけど、それにしても、あのリスクを冒したがらない慎重派の夫が、よくもまあ私の”どうしても日本に住みたい”という情熱・思いに応えてくれたよなあと思う。

これについては感謝してもしきれないほど、意外や意外、夫のフレキシビリティと、私の思いや夢を信じて一緒に向かってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいなのであります。

さて、我が家の日本生活は現在4年目。

夫はというと、3年間ほど、夜週2ペースで日本語学校に通っていました。それでもまだ、すらすら普通に会話ができるレベルではないけれど、かなり上達し、簡単な会話ならできるし、業界のことなら随分難しい日本語でもきちんと理解している様子です。

そんな夫の周りには、日本好きなフランス人が多くいる。

例えば、ある駐在員として来ているフランス人夫婦は、あまりに日本の生活が快適なので、3年の予定の派遣期間を今のところ5年にまで延長することに成功している(しかも、延長が承諾されなかったら、転職して現地採用してもらってでも、日本に残りたいと考えていたようだ)。

日本人妻がいる日本在住フランス人夫も、大半は満足しているように見える。

日本の何がそんなにいいのか、と聞いてみると、やはり安全・安心でピースフルな雰囲気が良いと。特にファミリーライフはとても快適だとのこと。 

東京では、週末に、海にも山にも街にも行ける。エンターテイメントも盛沢山。

そんなところが気に入っているようだ。

また、外国人ならではの”外国人パス”。これは日本に住んでいながら、”外人”だから許される、彼ら自称の”免罪符”があるらしく、それまた非常に”便利”であるとか(笑)。

それから、その他考えられるのは、日本人が西洋諸国で働こうとすると、ビザ(労働許可証)という第一関門を例え通過したとしても、言葉や文化の問題から、現地の人と同等の待遇で働くことは相当難しいけれど、西洋諸国から日本に来る外語人(特に英語で業務をこなせる人)は、割とすんなり仕事を見つけていたり、ともすると現地の日本人よりも待遇が良い仕事にありつけることも多々ある。

そりゃ~心地いいだろうよ、と思う。

しかもフランスにいると、やれ、ストライキだの、テロだの、デモだの、とにかくまあ日々の生活に支障をきたすことが頻繁に起こる。

普通の日常生活が保障されていないことに対するストレスは、想像以上に大きい。私もパリで生活していた頃はよく感じていたことを思い出す。

となると、やはり日本が天国にように感じてしまうのもわかる。

しかも、日本人にある暗黙の了解や、”やらねばならぬ”的な発想はそもそもないわけだし、我ら日本人も外国人である彼らにそれを期待していないわけだから、いいとこどりができているわけだ!

というわけで、快適なジャパンライフを満喫しているフランス人パパたち。

とは言え、外国人として異国で暮らすことの多大なるストレスや、故郷を思う切ない気持ち、そして孤独感も理解できるので、そんな”負”の思いもありながら、楽しく生活する彼らにはやはり、you are totally right! Go ahead! そうそう楽しむのが一番!そのままいこう!と応援したくなるわけです。

人生、楽しんだもの勝ちだもの。いやな思いしたり、我慢し、忍耐しながら生活するよりは、心地の良い生き方をした方がいい。

故郷が恋しくなった時には、こうして仲間たちと集まって、ワインチーズと母国語でのおしゃべりを楽しめばいいのだ。

日本を満喫するフランス人たちを見ながら、”よしよし”と心の中でにやつく自分を止められずにいたのでした!

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