週末から、久々に読書に夢中です。

コロナだし、外出できないし、自宅勤務だし!と、こんな時期だからこそ本読むしかないでしょ~!なんて期間に限って、なぜか全く腰を据えて本を読む気分になれず、結局、本を手にとって少し目を通しては中断、少しだけ読んではなかなか入り込めずにおしまい。。。とそんな残念なことが続いていました。

それがやっと最近になって、日々通常に戻りつつある、動きが出てきて忙しくなりつつ今になって、やっと本を読むモチベーションと集中力が上がるという、何という皮肉。

まずは我が家の本棚を物色。

数年前に読んだ本を改めて手にとってパラパラとめくってみたり、気になった部分だけ読み返してみたり、はたまた途中までしか読んでいなかった本を少し進めてみたり。。。

その中で目に付いた本。

小林正観さんの「ありがとうの奇跡」。

確か、日本に帰国して割と日が浅い2017年初頭に読んだ本。

バリバリアグレッシブに働いていたロンドン生活から解放され、12年ぶりの日本でのんびり専業主婦をしていた頃。

当時は、まだ開放感や数年ぶりの日本の生活の平和っぷりに、それまでの長い海外生活で張り詰めていた糸が一気に緩んだような感覚の中暮らしていたので、それほどその後の仕事や人生について不安になったり、悶々と悩んだりということはなかったのですが、とても禅な日本的な思想・哲学に改めて触れたくて手にした本でした。

内容は薄っすらとは記憶していたのですが、詳細はもちろん覚えていなく、少し目を通すつもりが、あまりに共感できたり、忘れていたことを思い出させてくれたような感覚があり、気づけばどんどんと読み進めてしまいました。

「ありがとう」という言葉、「ありがとう」という感謝の気持ちが全てを救う、人生に幸福や成功をもたらす、大まかに言うとそんな内容です。以下、備忘のためのメモ、特に心に響いた箇所です。

人生の目的は、「喜ばれる存在になること」。

人生は「何をするか」ではなく、「誰とするか」こそが大切。

「ありがとう」はすべての存在を味方につける。

「人生とは、味方をつくる日々である」

口から出て来る言葉が「嬉しい・楽しい・幸せ・愛してる・大好き・ありがとう・ツイてる」といった肯定的な言葉になれば、「神様を味方につける」ことができる。

本当にその通り、と心にしみました。時々こういう賢者や人生の経験者が語る哲学や思想について読むのはとても勇気づけられるし、励み、そして学びになると改めて感じました。

それからもう一冊。

ブランドプロデューサーとして著名な柴田陽子さんの「勝者の思考回路」。

いわゆる世に活躍するトップビジネスウーマンがどのようなマインドで、どのような経緯を経て、”成功”を手に入れたのか、”会社経営”をどのように考えてどのように行っているのか、子育てとどのように両立させているのか、そんなことに興味があり手に取ってみました。

男性ビジネスマンの本は稲盛さんを始め、数冊読んでいたのですが、日本人女性、しかも母であるビジネスウーマンが書いた本はこれまでそれほど読んでいなかったので、大変興味深く読ませていただきました。

これまたあまりに刺激的で面白く、あっという間に昨夜読み始め、読み終えてしまいました。

まさに勝者の思考回路(ここでいう勝者とは、仕事面においてだけではありません。自分の置かれた状況に満足し幸せを感じている人、全ての人を勝者と表現しています)を学べます。

そもそも”失敗”という設定がない。成功するまでやる。徹底的に追及しこだわりアウトプットする。サービス精神旺盛。期待以上の結果を出す。責任範囲を広げる。楽しんで向き合う。仲間を大切にする。挑戦し続ける。聞き方と伝え方が大事。当事者意識を持つ。相手への経緯と誠実さ。。。

「現代を生き抜くには、「自分の役割を果たす」「自己を成長させる」「居場所をつくる」」。

「感想を数多く持つ」「良い感想を持つ」「小さなことにすべてが宿る」

感想については、私の中では斬新でした。あまり感想を持つことについて考えたことがなかったからです。けれども具体例とともに読んでいるとまさに目から鱗!特に、柴田氏のようなクリエイティブ業界においては、なお重要なことであることがわかりました。

小さなことに全てが宿るのは、まさにその通りで、とくに男女の関係を構築する際に見極めるべく重要なサインであると常々感じていました。

パートナーの日々のちょっとした言動を観察すれば、果たして彼が信用に値する人なのか、心が優しい人なのか冷たい人なのか、気持ちがあるのかないのか、そんなことが全て見て取れると思います。

仕事においてもまさにそうだと改めて感じました。

クライアントやサプライヤー等の取引先の方の現状がいかなる状況なのか、どれほどの距離感を快適と感じる方なのか、そんなヒントが得られ、ビジネスを潤滑に行っていく上で非常に重要な情報であると感じています。

また、この本を通してブランディングプロデュースという仕事についても知ることができ、同じ母として、女性として、ずっとずっと先を行く方の経験を垣間見ることもでき、とても刺激を受け、勉強させていただきました。

「強く優しい人」を目指しているという点もとても共感でき、素敵です💛

改めて、世の中にはすごい人がいるものだなーと、感心、尊敬の念を抱くと同時に、何だか妙な励みをいただきました。

私も頑張ろう!って。

というわけで今日はいつも以上に仕事モードのエンジンが全開になったのでした!

素敵な本に出会えて感謝です💛

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