先週、本年度幹事を務めていた恒例イベントが無事終了しました!

打ち合わせ等、かなり楽しくやらせていただいていたので、終わって最高!なんて気分では正直全くないのですが、確実に肩の荷がすっと下りたような感覚はあります。

今年のテーマは「シェリー酒と生ハム」だったので、メソン・セルバンテスという、市ヶ谷にあるスペインクラブ(スペイン文化センター)の最上階にあるレストランで開催しました。

先日投稿させていただきましたBar de Ollariaの店長さんでもあり、シェリー酒委員会の会長もされている方に講義をしていただきました。

日本ではあまり馴染みのないシェリー酒。かくいう私もシェリー酒について、ほとんど知識はありませんでした。

お口がとろけるほど美味な生ハムをいただきながら、4種類のシェリー酒を試飲しました。やはり酒精強化ワインだけあって、強い!!!少し飲んだだけで、口の中がわっと熱くなる感覚。甘いシェリー酒は好きだけど、やはり辛口はまだまだ厳しいです(涙)。

さて、そんな風にして会が始まったわけですが、多くの新しい出会いがあったり、久々にお会いする関係者の方々と再会したりと、和気あいあいと楽しい時間を過ごすことができました。

また、昨年に続き、今年もあえて女性が好みそうなテーマを選んだもの、依然、参加者の女子率は2割以下。しかもそのほとんどは独身で若い方だったような印象です。

やはり男性色の強い業界であります。

なので、私は必死に女性参加者を中心に名刺交換!女性の輪を広げていきたいものです!

”女性同士、力を合わせて頑張ろう!!” そんな風に心の中では思っているのですが、あの、”男の世界”を見てしまうと、なかなか女性が入っていく余地はなさそうだな~、なんて思えてきてしまったりもするのです。

おそらくほとんどの業界がそうだと思うけど、結局戦後経済が確立してきた頃というのは、主に男性が中心に会社組織がなされ、経済が発展して来た。

そこに女性の存在はおそらくほとんどなかったのだろう(特に営業など表に出る役職の場合)。大半の営業活動とされる接待は夜に行われていたし、男性好みの”お姉さま方”がいるようなお店に行くのが普通だったようだ。

だった、と過去形にしたけれど、実は単なる過去の遺産、昭和な話ではなく、今現在でもそれなりに、どこの業界でも、”普通”に、”営業”という名のもと、そんなお店に行くこともよくあること。

しかし、もし営業チームに女性がいたとしたら、そういった男性がお好きなお店に一緒に行くのだろうか?

おそらくそこは気を遣って行かないだろう。

けれども、男性たちは、女性がお暇した後に男性陣のみで結局は男性好みのお店に行ったりする。そしてそれは立派な接待なのだ。そしてそれが直接的か間接的かはわからないにしても、いずれにせよ、その夜のお付き合いが、ビジネスに影響を与えている可能性もおおいにある。

そう考えるとやはり女性が入り込む余地はないと感じてしまう。

もちろん業界によるし、職種や役職にもよるので一般化はできないけれど、やはりそもそも男性と同じ土俵に立つというのはかなりハードルが高いような気がしてくる。

男性陣を見ていると、こういったビジネスの場で女性は少数派なので女性と話をするのは喜ばしいことなのだけど、女性へ期待していることは、場を楽しませてくれること、和やかに華やかにすること、かわいくあること、そんなことだけであるように見受けられたりもする。

おそらく男性たちは無意識のうちに、ビジネスの場において女性を見ると、同等のパートナーとしてというよりは、アシスタント、何か自分たちのお手伝いをしてくれる人、として見ているような印象があるし、女性自身も無意識に”アシスタント”的な自分を演じてしまう部分があるのではと感じる。

少なくとも私自身、正直否めないところもある。

となると、やはり”女性活躍”の前に憚る壁はあまりに高いように感じたりもする。

その日は、我が家に関しては夫が早めに帰宅してくれ、小さなぼくちんを迎えに行き、食事、お風呂と寝かしつけまで全て行ってくれた。

なので私は安心してイベントに集中することができた。

けれどもこれっておそらく夫が仏人だから、そして小さな外資に勤めているから割とフレキシブルに対応してくれるだけで、普通の日本のサラリーマン家庭だったら正直難しいんじゃないかと感じる。

仕事とは言え、私のような”ママ”が、夜のこんなイベントに楽しく参加して(むしろ主催者側!)業界の中では、”不良ママ”、もしくは”キャリアにまい進する勝手ママ”とレッテルを貼られているかもしれない(苦笑)。こんなにキッズラブなのにね~♡

まあそれは置いておいたとしても、とにかく、女性に対する男性側や社会からの潜在的な偏見、女性自身による偏見、これまでの歴史や慣習、社会システムのあり方、また女性自身の意識等、様々な観点から、女性が男性と同等に社会で活躍するというのは、相当ハードルが高いように改めて感じたイベントのひとときでもありました。

そいう考えると、おそらく女性が活躍しやすい環境というのは、元々女性が多く働く業界、もしくは現代風の新規ビジネス、またはニッチな業界やフリーランスといった割とオープン、クリエイティブで、小回りの効く分野・形態なのかなと感じています。

そして自分たちの組織はそんな組織にして、時代の先端を行き、やる気やスキルがあるのに活躍できずにいる女性たちが、それこそ”活躍”できるような、そんな場を作りたいと本気で思っているわけです。

女性活躍。

永遠のテーマです!

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