トスカーナ、山の中の休日ですが、毎日ただのんびりプールで泳いでいたわけではなく、せっかくなので、近場の街々を時々散策していました。その中でも一際印象に残ったのはチンクエテッレ。
と、実はこのチンクエテッレ"5つの土地"もかつてからママンの憧れのデスティネーションであったのです(憧れだらけです??)。崖っぷちのカラフルな街並みが何とも素敵なチンクエテッレ。ここは11世紀に要塞都市として生まれたようで、1997年に世界文化遺産に登録されています。
朝、ゆっくりと朝食をとり、ゆっくりと宿を後にし、車でまずはLa Speziaという町へ。
ゆっくりと1時間ほど車を走らせ(夫は亀さんのようなのろのろ運転が好きなのです笑)、la Speziaの駅へ。そこから電車に揺られること約15分。5つの漁村の一つ目の駅に着きました。
本当は青空に映えるカラフルな町の景色を写真におさめたかったのですが、いや〜ん、雲がこんなに立ち込めてきた。。。バッググラウンドが青いのと白グレーなのとじゃあやっぱり見えかたが違うよね。残念!それでもやっぱりチャーミングな町です♪
少々丘を登り、町を散策して、また電車にのり5分。隣町に着きました。
このように5つの漁村が連なり合いながら、それぞれの違った色・味で人々の心を魅了し続けているようです。
8月なのでとても暑かったことと、ぼくちんたちがお疲れだったこともあり、私たちは2つの漁村を散策してチンクエテッレを後にすることになりましたが、どうやら勇気と体力のある方たちには歩いて5つの漁村を回ることができるトレッキングコースもあるようです。
さて、イタリアと言えば、マンジャーレ!食、食、食ですが、これは本当に納得。美味しすぎる!
例えば、宿の近くの田舎町で見つけたとあるレストランで食べたこのリゾット。
ママンはリゾットのファンなので、これまで色々なレストランでリゾットを食べてきましたが、こんなにおいしいリゾットは生まれて初めて食べました!ポルチーニ茸の香りと、白ワイン、パルメザンの絶妙な味の交わり。そしてほどよくアルデンテな味わい深いごはん。ん〜!しあわせ??
そして極め付けはこのティラミス??
甘さはかなり控えめです。マスカルポーネとカカオとほんのりエスプレッソのコンビネーションが何とも言えない(もはや言葉では表現しきれません涙)! とてもお上品な味で、こんなに大きいのにあまり重たく感じることもなく、ほとんど一人で完食してしまいました。この味を再び感じるためだけにでもまたトスカーナの同じレストランに行きたいくらいです。究極のしあわせを感じた瞬間でした??
食がこんなに人の心を満たすことができるとは!改めて食の大切さを実感したのであります。
それから、順序が違いますが、これ↓はどうやらトスカーナの典型的な前菜盛り合わせの一つ、野菜のフリット。
真ん中のリコッタチーズと一緒に食べるとさらにおいしい、とウエーターの素敵なおじさまが教えてくれました。少しずつならとてもおいしいのですが、さすがにちょいと重たすぎました。なので、夫が頑張って平らげてくれました。
というわけで、トスカーナのホリデーはお腹も心も体も満たされ、至福の休暇でありました。
ちなみに、トスカーナの景色はもちろんとても綺麗だけど、日本の雰囲気とどこか似ているところもあり、むしろ日本の方が自然が美しいではないか、と感じたのでした。しかも食だってこんなイタリアを凌駕するほどおいしい。うまくプロモーションをしたら日本の田舎もいつの日かトスカーナのような地位を世界的に獲得できるのではないかと強く思ったのです。ツーリズムのプロフェッショナルの方、是非お願いします(笑)。