義母が日本に来てからすでに1週間強が経ちました。

だいぶ我が家周辺の土地勘もつき、東京という街の雰囲気や人々の様子について感覚的にわかるようになり、今週に入ってからは2回ほど小さなぼくちんの幼稚園の送り迎えもお願いしています。

昨日は、明治神宮、表参道そして渋谷周辺を案内したので、地下鉄での移動も増え、シーンとしている車内(寝ているかスマホをいじっている)を見て、日本人を観察し、なんて無表情で悲しそうな人たち!と感じてしまったよう(涙)。

いやいや、そんなことはなく、多くの人が乗る電車という場で静かにするのは一つのマナーという認識があるからで、ちゃんと別のところではばかやったり大笑いしたり、楽しくしてるんだよー、と伝えておきましたが、やはりあの地下鉄内の光景だけを見ると、そう映るのもわからなくはありません。

我が夫も、日本に来た頃は、車内の光景があまりに印象的だったようで、写真におさめ、帰国後フランス人仲間に面白ネタとして嬉しそうに話していたほど。

イタリアの血が入った彼女のこと、尚更、そんな地下鉄の光景が悲し気に映ったのでしょう。

長く日本で暮らしていると、こういうことも自然になってしまうので、こうして新鮮な目で見たコメントをいただけるのもなかなか興味深いものです。

 

さて、そんな話はさておき、箱根の続き!

それにしても、今回の旅は、訪れた場所も時間的なタイミングも、すべてがスムーズに上手くいき、自画自賛ですが、本当にみんなが楽しめた素晴らしい旅となりました。

この行程、おススメです!

まずは9時20分の新宿発のロマンスカーで箱根湯本へ。

11時前に湯本着。

湯本の街をゆったりとお散歩。玉簾の滝を目指し、軽くランチのできるお店を見つけたので入ることに。

美味しいお蕎麦をいただき、食後はお店の前にあった足湯を楽しみました。

ゆったりとランチタイムを過ごした後、湯本の街を後にし、13時半頃発の登山電車で箱根湯本から彫刻の森美術館駅までぐんぐん山を上る!

この登山電車ですが、大の大人である私たちも興奮してしまうほど、とっても楽しいのです♪

途中、箱根一の絶景を見ることもでき、ジグザグ走行(途中で電車の後部席が先頭になり、また途中、先頭が後ろになり、というのを繰り返しながら山を登って行く)も新鮮で、新緑の中をずんずん進み、とにかくワクワクな電車の旅でした。

そしてついに彫刻の森美術館へ到着。

小学校の修学旅行で行った以来です!

別名、野外美術館(Open-air Museum)とも呼ばれているだけあり、ほとんどの彫刻作品は野外に展示されていました。

見覚えのあるような彫刻から、とてもオリジナルな作品まで、どれも見ていて愉快なものばかり。

また、子供が楽しめるような遊具や仕掛けも満載でした。

そして、何より、山の上なので、空気がきれいで、景色が美しい!

子供たちは、屋内の美術館だと、すぐに、”つまんない、早く帰ろう!”となるところが、ここはまるで、不可思議な公園なので飽きることもなく、敷地内、ほぼ全てを回ることができました(ちなみに彫刻の森の敷地内にあるピカソの展示室に関しては、子供たちは入った瞬間、”つまんない!”と言って、建物から出てしまいました(涙)。ママンはじっくり鑑賞♡

温泉地だからか、足湯ができる場所もあり、気分は最高♪

癒しと刺激(インスピレーション)を同時に得られる場所。本当に素晴らしかったです。気になる義母もご満悦♡

さて、彫刻の森美術館を堪能した後は、強羅にある宿まで、歩くこと約15分。

16時頃、素敵な宿に到着しました(宿の詳細は前回記載した通り!)。

宿に着いてからは、即、温泉へ!!

前回綴ったように温泉三昧な滞在を終え、翌日の朝。

和朝食を平らげた後(義母は、”申し訳ないけど、さすがに朝から魚は食べられないわ”、と言って半分くらいしか手を付けていませんでした)、9時半頃にチェックアウトをし、ケーブルカーとロープウェイを乗り継ぎ、途中、大涌谷で下車し、桃源台へ向かいました(ちなみに宿のチェックアウトは12時でした)。

大涌谷の硫黄の匂いに、義母は衝撃を受けていましたが(笑)、やはり、ケーブルカーやロープウェイという様々な乗り物を乗ることは、子供たちにとっては大興奮のタネ。

ロープウェイで登山途中、パッと美しく雪化粧をまとった富士山が突如現れ、ワゴンの中では中国人観光客が拍手喝采!

確かに富士山、美しい!

そんな日本一に3776(みななろう!)の富士山にうっとりしながらしばし沈黙。気づけば、ワゴンが下り始め、緑の森に囲まれた芦ノ湖を眺めながら、桃源台に到着。

個人的には、桃源台で少しばかり森の中をお散歩したかったのですが、子供たちは早く海賊船に乗りたい!とのことだったので、結局すぐに海賊船に乗ることに。

11時半頃の海賊船に乗り、元箱根町へは12時過ぎの到着。

元箱根に着いてからは、子供たちのお腹を満たすため、たまたま通りかかった昔ながらの喫茶店に入ることに。

さすがにまた和食!というのは義母が耐えられないだろうと見かね、”洋食”の食べられるお店を選びました。

とは言え、喫茶店なので、お料理というお料理はなく、ボンカレーのようなカレーか、パスタソースをかけたスパゲッティか、ピザトーストかサンドウィッチ、という選択肢。子供たちは迷いもせずミートソーススパゲッティを、義母はカルボナーラを選んでいました。ちなみにママンは”レンジでチン”のものはあまり食べたくなかったので、この時ばかりは泣く泣くグルテンフリーを忘れ(やはりゆるい笑)、ピザトーストを頼むことに。

義母は、そんな簡素なカルボナーラでしたが、水を得た魚のように喜んでおいしそうに食べていました。

やはり”食”という習慣は根強い!

食後は旧街道の杉並木を少しばかり歩き、子供たちがマミー(おばあちゃん)と公園で遊んでいる間に、ママン夫婦は速足で箱根神社の鳥居を見に行き、14時過ぎ、元箱根発湯本行きのバスに乗り、帰路につきました。

15時20分頃のロマンスカーにのり、17時前に新宿に到着しました。

子供たちにとっても、新しい発見がたくさんあり、楽しく心満たされる旅となったようです。メインゲストである義母からは、”とってもwell-organizedで素敵な旅をありがとう♡”とお礼のお言葉をいただきました。喜んでくれて何よりです!

というわけでみんながそれぞれ楽しめた箱根の旅、1泊2日で東京から行ける週末旅行に、気分転換に、そして癒しを求めて、とってもおススメです♪

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