私の夫はご存知の通り、イタリアの血が半分入ったフランス人。なので、まさに、マンマ・ミーアが大好きなザ・ラテン男。

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私自身はもともと恋話も恋することも大好きな生粋なロマンチスト(笑)なので恋愛と結婚は同じ!と信じていた口。

というのもかなり影響したのだろう。

夫と出会って、付き合いだして半年後には一緒に生活を共にし、その1年後に結婚をした。

今思えば、割とテンポよく、自然に物事が進んでいたように思う。若いっていうのは勢いがあってよろしい!とも言えるけど、何とも綱渡りのような危なっかしさもある。

とはいえ、元々は国際結婚をするつもりはなかった(もちろんそのつもりの人の方が少数派だとは思うけど)。

 

 

というのは、私はずっと将来的には日本に住みたいと思っていた人なので(実は今でも思っている。フランスへ旅立ったのはそもそも日本で仕事・結婚・子供と落ち着くまでに、違う世界を見て冒険をしたかったから。でも欧州滞在は最大3年間でその後は日本に帰ると決めていた)、外国人と付き合ったとしても結婚には至らない、というか至ってはいけない、だから、あまり深い関係になってはいけない、と思っていた。

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その点に関して言えば、妙に現実的で、どんなに情熱や愛情があっても、やっぱり住みたいところに住みたい!という思いが強かったのだ。なので、実は夫と出会って、何だか最初の段階から妙にしっくり来てしまい、じょじょに関係が深くなり出した頃、”いやいやだめ!私のゴールは日本に帰って日本人と落ち着くこと” という思いと、でもやっぱりこの仏人彼氏ともうちょっとトライしてみようか、という思いが毎日のように交差し、いっとき、深い溝にはまってしまったようなブルーでグレーな日々が続いていた。私の中では日本へ対する愛情と彼へ対する愛情、国をとるか彼をとるか、の戦いだった。

今思えば、せっかく彼との関係がよい感じに深まっていった段階であったから、純粋に心から幸せを感じ楽しめたらよかったのに、って思うけど、当時日本に帰ることを想定していた私にとっては、彼との関係が深まれば深まるほど、日本という当時まだ私の居場所と認識していた場所が、遠ざかっていくようでさみしいような辛いような不安な気持ちだったのだと思う。

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あれから約10年。彼とはその後比較的早い段階で結婚し夫となり、二人の子供を産み、家族でイギリスに引っ越し。。。未だに生活拠点を移すというためには日本に帰れていないけど、実はまだ心の中から希望は捨てていない。

さて、では本題に戻り、国際結婚で知っておいた方がよいこと!

その1:故郷(慣れ親しんだ文化)、家族、友達(安全圏)から出なければならない可能性

そう、まずはいつも通りの長い前置き(笑)にもあるように、彼の国・文化という新しい世界を知れるという刺激を味わえるのと当時に、慣れ親しんだ文化、家族、そして友人たちから離れなければならない可能性が高い、ということ。

これは若い頃はお互いフレキシブルだし、刺激が楽しい!と思え、情熱的な生活を送れるかもしれない。けれどもおじいちゃんおばあちゃんになるまで(なっても)ずっと異国で暮らして、異国で骨を埋めるかと思うと、何とも言えない孤独な気持ちや切ない気持ちに苛まれたりもする。こればっかりは、特に自国や家族、友達に愛着がある人ほど、確固たる覚悟が必要だ!

もっとも、きっとその間、3、40年の間におそらく自分もその国の人のようになってしまい、逆に日本に帰った時に、異国と感じてしまうのかもしれない。でも、今の状態からそのような未来を想像してみると、それはそれで何だか悲しい。

また、これが何を意味するかって、異国で外国人として暮らしていかなければならない、ということ。これもある意味、刺激的ではある。でも実際問題、普通に生活していく上で、ハンディキャップとなることも多い。異国で外国人として生きていけるのか。もしくは自国で様々な場面で手助けを必要とする外国人の夫と一緒に暮らしていけるのか。

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ん〜、やはり国際結婚とは”楽”な選択肢ではないようだ。

 

その2:家族観・結婚観は共感できるか。

今日はハッピーフライデー!でも同時に、1週間の疲れがドッと出る日でもある。もう瞼が閉じてしまいそうなので、ここからはまた次回?

皆様、素敵な週末を??

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