時々、人生って本当に不思議だな、というか、何か神のような超越的存在もしくは力にガイドされているんじゃないか、って感じることがある。

これまで大人になってからの人生で(二十歳から、としておこう)、自分が選んで進んで来た道、力を入れてやってきたこと、仕事など、全てが繋がっていたかのように、まるで今ここにたどり着くまでに、全てが用意されていたかのように感じることがある。

道を選び必死に歩いて(時には走って)いたその瞬間は、果たして自分の選択が本当に正しかったのか、どこに辿り着くのかもわからずに、とにかく必死にその時を楽しみながら、時には苦労しながら、進んで来た。

でも今振り返ってみると、到着地点が決まっていて、そこに来るまでの道が全て用意されていた、まるで運命だったかのような感覚に陥ったりもする。

様々な体験をすること。

これほど五感が研ぎ澄まされ、視野が広がり、人生が豊かになることはない。

学生の頃、よく父に言われていたのは、”物を買うためにあげるお金はないけど、何か勉強したり、体験(旅行、留学など)するためのお金なら出来る範囲でサポートしたい”、と。

”物は持っていても古くなるだけだし、無くしたり盗まれたりすることもあるかもしれないけれど、知識や体験から得たこと(思い出)というのは、自分を豊かにするばかりか、誰からも取られることはない”、と。

当時、高めの素敵な洋服やブランドのバッグ、化粧品、美容院代など欲しかった私としては、ある意味がっかりな発言であったけれども、何だかんだ言って、自分で貯めたバイト代も、結局は毎回プチ留学や貧乏旅行代に消えていた。

でも、今思えば、この父の発言、そしてお金の使い方は本当にママンの人生を豊かにしてくれたと思っている。

大学時代はプチ留学や貧乏旅行を通して、世界の様々な美しい場所や異なる人々の生活に触れたり、面白い人々に出会ったり、これまでにない価値観を垣間見ることにより、よい刺激、そしてインスピレーションをもらっていた。また、語学の勉強のモチベーションが上がったり、次なる冒険の夢が広がったりもした。

こんなに色んな色や味のある世界、美しいこの世界を隅から隅まで見てみたい!と強烈に思っていた。

実際、こうした体験を通して、人生が豊かになったし、結果的に語学も習得でき、仕事も見つかり、仕事を通して様々なスキルを習得することができた。

また、これまでの体験を通して、たくさんのinspiringで素晴らしい人々に出会った。

と思うと、やはり”体験”こそ、何にも代え難い貴重な財産なんだなあ、とつくづく思うのです。

そして必ずその財産がまた新たな”財産”を生み出す。

と考えると、体験への投資、というのは即席のリターンは見込めないものの、長期的にみると、とんでもなく大きなリターンとなって返って来る(人生が豊かになることも含めて)んじゃないか、という気がする。

特に、若くて身軽に動ける間は、尚更様々な体験にどんどん自己投資したらいいんじゃないか、って思う。

どちらにしろ、結婚したら、これまで一人で決められていたことが、二人の賛同がないと動けなくなったり、子供が生まれたら、体験にかけるお金も時間もなかなか捻出できなくなったりするのだから。

今日は体験と投資と財産について書いてみました!

おやすみなさ〜い⭐️

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