ふと出会った、私の神様

2020-10-04 2020-10-04

秋は、五感を楽しませてくれる季節だと改めて感じる今日この頃。

皆様はどのような秋を堪能していますでしょうか。

前年ながら中秋の名月にお月様を拝むことをすっかり逃してしまったのですが、その翌日、大きな黄金色に輝くお月様を拝むことができました。

昔はよく、何で時々お月様がこんなに大きくなるんだろう？！って不思議でたまりませんでしたが、あまりに大きくて一瞬沈んだ太陽がまた一周周って登って来た？！と真剣に勘ぐってしまっていたほど（笑）。

近くの遊歩道には彼岸花が咲き乱れ、ふと通りすがりに金木犀の香りがふわっと体を包み、何とも涼しく心地良いそよ風を肌に感じ、チリチリと鳴く鈴虫の音色が耳にささやく。

何ともポエティックでどこか寂し気で、人のぬくもりやあたたかな家が恋しく感じられる季節。

昔から大好きな季節です。

そんな秋の週末、土曜日は、朝青空が広がっていたので、久々にジョギングをしよう！と思い立ち、5キロ弱走って来ました。

時々夫と走るのですが、その日は一人で走ったので、時には秋風を心地良いと感じながら、そしてまた時には金木犀の香りがふわっと体の横をすり抜けていくのを感じながら、頭の中はあらゆる雑念や考えが巡っていました。

日陰の道から日向に出た瞬間、ふと、私にとっての神様はこれだ！と強く感じたのでした。

そもそも私にとって「神様」とは、日々健康で幸せに暮らせることを感謝しご加護を乞う存在であり、かつ、私のエネルギー源でもある。

何か特定の宗教を信仰しているわけでもなく、超越した何かであることは確かだけど、そこに形はなく、自分の中にあるもの的な、まさに曖昧な”何か”であったのだ。

けれども、そう、ジョギングをしながら、まるで答えを見つけ、やっと出会えた、そんなような感覚に襲われたのでした。

それは、お日様であり、木であり、水であり、土である、ということ。

ある意味、神道に近いのかな。

私にとっての生きる源、エネルギー源、心に明るさとポジティブな気持ちを与えてくれる太陽、力強さと優しさ、地に深くて丈夫な根を張り、ぐんぐん手（葉）を広げて上に伸びていくことを教えてくれる木、流れに身を任せ、滑らかにそして透明でいること（柔軟にっかつ正直でいること）を教えてくれ、心を浄化してくれる水、それから、あたたかさと確固たる土台を築くことを教えてくれ、安心感を与えてくれる土、それらがまさに生きるエネルギーを与えてくれ、私たちを守ってくれる存在である、つまり、私にとっての神様ではないか！

そんなことをふと強烈に感じ、何だかすごく軽やかな気持ちになったのでした。

太陽を感じると心がぱっと明るくなり、未来への希望に満ち、心と体が良いエネルギーに満ち溢れる。

木は昔から傍にあるものであり、憧れ（どこかで書いたかもしれないけれど、大きな木は強くたくましく、そして包んでくれる優しさを感じられ、かつての私の憧れの男性像でした笑）でもありました。住む場所を決める時も、できる限る木の傍、緑が見えるもしくは感じられるところ、と決めていました。木から多大なる良いエネルギーを感じるし、日々感じていたいからです。

そして水。水のある街が好きでした。

一般的に、川や港、海の傍の街は開放的で活気づいているように感じます。水辺が好きなのは、しし座の特徴の一つであると昔聞いたことがあったので、まあ、しし座はエネルギーに満ち得ていると言われているので、少し冷ましバランスをとるのに必要不可欠であり、それを欲しているのかなーなんて思っていましたが、まさに心と体が”水”を欲するのです。

そして土。これもまた、住む家はなるべく土の近くが良いと、土との触れ合いを欲する自分がいました。土を感じられると地球という母なる大地（おっかさん）とハグをしているような、あたたかさに常に触れていられるような、そんな安心感があるのです。