ハーフの子供の教育、どうすべきか。

11月になり、やっと気持ちの良い秋らしい陽気になり、とても心躍る今日この頃です。

確かに朝晩の空気はキーンと冷え込んで来たし、夕方5時過ぎには辺りは真っ暗という時期になり、もう冬がそこまでであることが節々に感じられたりもするのですが、それでも青空の毎日はとても気持ちが良く、気分が上がってしまうのです。

こんな爽やかなお天気のお蔭でジョギングのモチベーションが高く保てており助かっています。

さて、先週末は、小さなぼくちんのクラスメートのお友達宅にお招きいただき、日仏家庭4家族が集まってホームパーティーをしました。

3家族は子供が同じフランス学校に通っていて、一家族の子供ちゃんは、今のところ地元の保育園に通っている。

フランスから駐在員として日本に3年の決められた期間滞在している家族もあれば、旦那様が現地採用で仕事を見つけ、日本には長期的に(半永久的?!)に滞在予定の、我が家のような家族もある。

けれども、みな同じく旦那様がフランス人で奥様は日本人。

ちなみに奥様はそれぞれかなりのキャリアウーマン。

ホームパーティーはテラスでのアペロから始まります。

ワインと美味しい手作りパテを楽しみながら、パパはパパ同士、ママはママ同士の会話が始まりました。

ママたちの会話はもっぱら子供の教育について。

現在、地元の保育園に子供ちゃんを通わせているママは、小学校に上がるタイミングで子供をフランス学校に入れるか、そのまま日本のシステムでいくか迷っているとのこと。

我が家が3年前に日本に越してきた頃、まさに同じことで大分悩んだので、とてもよくわかる~!と当時を振り返りながら、我が家の体験談と子供の様子、そして他のママさんたちの体験談や懸念点、意見等をみんなでシェアしました。

結論から言うと、どの子供にも当てはまる正解というのはないのですが、やはり子供の適正や将来どこに住むのか、大学等の高等教育はどこで受けさせたいのか、性格的に心地よく感じるのはどちらの文化なのか、そんな要因によるのではとのことで意見が一致しました。

我が家に関しては、お兄ちんが8歳までフランスとイギリスで育ったため、性格や考え方、行動様式が完全に欧州人寄りであったので、やはりフランス学校の方がしっくる来るようで、ありがたいことに今でも毎日ハッピーに学校に通っています。

日本に来てからというもの、日本の学校にも時々通っていたり、日本の子供たちと習い事をしたり、日本のテレビを見たりしながら、言葉を覚えたのと同時に、性格的にも日本的要素が増えて来ているように感じます。だからなのか、学校ではフランス人の子、ハーフの子、日本人の子、それ以外の国籍の子ともバランスよく仲良くできているように見えます。

弟君はというと、3歳半でロンドンから日本に来て、始めは英語ばかり話していたものの、日本の幼稚園に通っていたのであっという間に、ザ・日本男児になりました(笑)。

昨年の9月(年長)からフランス学校に通っているのですが、性格は日本的要素の方が今のところは優性であると感じています。ただ、今後、例えば高校卒業までフランス学校に行ったとしたら、やはり、少し日本的なフランス少年になるのではと思います。

自分の体験や周りの子供たちを見ていても感じるのは、子供はまさに学校という場を通じて、”日本人”とか”フランス人”とか、○○人になっていく、ということ。

なので、ハーフの子供の教育で迷いがある方は、自分の子供にどちらの国の人のようになって欲しいか、というのを考えてみてもいいのかもしれません。

後は、同じ教育を受けていても、子供の素質によって、向き不向きや、合う合わないというのも一つの検討要素であると感じています。

実際、フランス学校に子供を通わせている親御さんと話した時に、”我が家は長男はフランス学校だけど、次男は地元の日本の学校に通っているんだよね”、なんて言っている方もいて、当初は驚きましたが、確かに向き不向きがあるという仮説が正しいとすると、むしろそれが正解?!と思えて来たりもするわけです。

確かに例えばフランス学校では、基本授業はフランス語なので、普通にフランスで学校に通っているのと同レベルでフランス語ができるようになるはずではあります。

一方で、日本語はというと、日本の高校生と同レベルを目指すコースもありますが、それは一部で(その他英語のオプションもあり)、多くの子供たちは高校卒業時点で日本語レベルは小学校卒業レベル程になるのではと想像します。

となると、将来子供がずっと日本に住みたい、日本で就職したい、となった場合に苦労したり、もしくは中途半端な自分の立ち位置に、アイデンティティークライシスを起こすこともあるかもしれない、と懸念したりもするわけです。

日本に住んでいて、日本の学校に通う場合は、日本語以外の言語が少しでもできれば、それは付加価値になるわけだけど、ほぼほぼ日本人として育つので、見た目や考え方、性格等が若干”普通の”日本人と異なる部分があるかもしれないけれど、結局は、普通の”日本人”として自己が形成されていくわけです。

学校教育を加工工場と例えると、加工コンベアに乗せたスタート地点では、単なる”ヒト”であった子供たちが、加工の工程を終えて出て来る頃には、○○人の大人として完成されるのであります。

その時、住んでいる国という環境と学校教育が一貫していれば特に違和感はないのですが、周りの環境と学校教育が違ったもの(例えば日本でフランス学校など)となると、そこに不協和音が生じてしまうわけです。

それが吉と出るか凶と出るか。

メリットとしては、複数言語を操ることができ、複数文化に精通していること。西洋諸国の教育システムの場合は、グローバルスタンダートに比較的近い教育環境を与えられること。

デメリットとしては、全てが中途半端になってしまう可能性があることと、思考や言語、行動様式に一貫性がなくなるかもしれないこと。自分という確固たる軸ができにくいかもしれないこと。

そんな感じなのではと思います。

どう出るかはその子次第というのが結局は大きいかと。

ちなみに私自身は日本育ち、日本の学校育ちの日本オーストリアのハーフ。

残念ながらドイツ語はほとんどできません。

けれども”日本人”としてどっぷり日本の中で育って来たので、幸運なことにアイデンティティークライシスのようなものはありませんでした。

また、確かにドイツ語はあまりできませんが、英語は大好きだったので、よく勉強し得意科目でもありました。大学ではドイツ語、フランス語、スペイン語の勉強もしていました(取得単位上限のギリギリまで単位をとっていました)。それほど、外国語を習得すること自体にはとても興味がありました(子供の頃、きちんと覚えなかったことに対する自身のリベンジなのかもしれません)。

なので、バイリンガルかと聞かれると、残念ながらそうではありませんが、英仏語は仕事や日常生活で普通に使いこなせるレベルです。

というわけで、自分自身の経験も含め、ハーフの子供の教育について書いてみました。

もっともっと掘り下げたい方はご連絡ください💛


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